2023/05/05

TAMA-SANPO-60~医王山山塊の最高峰♪ 春の「奥医王山♪(栃尾コース)」~2023.4.28

 たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


 【奥医王山(おくいおうぜん)標高 939m

医王山山塊の最高峰


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今回のお誘いは 奥医王山♪
おととし 初めての医王山山行で

白兀山-蛇尾山-夕霧峠
 まで行き その先を断念した御山

Kさん覚えててくれた♪

メンバーは4人
朝7時半 湯涌温泉バス停に集合

そこで乗り合わせて「栃尾登山口」へと向かう
登り2時間弱 下り1時間半とのこと

軽くコースチェックしたけど
一本道を行く感じかな

詳しいことはわからない(けど安心してる)
見どころは春の花と山菜らしいけど…♪

10分ほど車を走らせると
広い駐車場のある敷地に着いた



何件か家が建ってて人も住んでるという

“栃尾集落地跡” というくらいだから
昔はたくさんの家があったんだろうなー

この季節は山菜が採れるしねー♪



この先が登山道入口 行ってみる



案内看板あり

中央の…
何かを隠したような銀プレートが気になる

ここでしょ これから歩くとこ
…で

なになに?
沢や水辺を歩くことが多い道?

“そうやー沢歩くよー”

おー!やっぱり…
お気楽な花詣でであるはずがなかった💦

“まだ雪があるかもしれないよー”

そーなんだー(緊張)
とにかく ついてくのみ

7:50 スタート



歩きだしてすぐ 湿った登山道と
Oさんの足元見てしまったーと思う

この時期は要るよね “ゲーター”
“沢” が頭から離れない

しゃーない最悪
ズブズブになることを覚悟しよう



“難路” の文字


歩きながらKさんは山菜を物色

登山道沿いはすでに採りつくされたか
目につくものは少ない

でも 育ち過ぎたコゴミが
そこら中で伸びきってるのをみると

けっこう採り損ねってありそうって思った

あと…

気のせいならいいなと思いつつ
くまさんの気配を若干感じた私

同じことを感じたか最後尾のWさんが
軽く頷き 思いきり笛を吹いた

こちらは4人
ドキドキしながらも足は止めない


15分ほど歩いたところで


尋常でない爪痕を発見
よほど好かれてたのねー💦

これ “朴の木” ?

この木の葉っぱ(ホウバ)に あったかご飯乗せて
包んでおくと 蒸されて香りが移って

メチャ美味らしい♪

持って帰りたいけど葉っぱは高い位置に
残念がる Oさん 

薄緑色の柔らかそうな葉は
どんな香りがするんだろう

わたしもちょっと残念だった♪


30分経過


映える巨木-栃の木?



反対側から見上げる
メチャメチャ生命力を感じさせる枝ぶり



足元には エンレイソウとスミレ



視界が開ける

正面に見えるのは キゴ山?戸室山?
どっちだっけ?

あの山へもまだ行けてないなー



1時間経過
山頂まであと60分の表示

平坦になってきたと思ったら “ささやぶ” 
とくれば “ネマガリタケ(別名-スス竹)”

がちょこちょこ顔を出してるらしい

煮しめや炒め物にしたら美味しいよね♪

戦闘モードに入ったKさんは
ふつうに歩きながら 突然藪に手を延ばす

そうしてポキポキ

そこにあることがどうしてわかるのか
がわからない💦

Oさん たまにいい塩梅のを見つけても
“ダメだし” くらう

“それは 20点” なんて💦

むずい

これはもう経験積むしかない



ときおり絶景

右最奥のまっ白いのが白山
の 手前左のとんがったのが

 “大門山” だったかな

あとで調べたら
奥医王山-大門山-白山

って ほぼ南北に並んでるのね
なるほどこう見えるんだー

わかるとやっぱ嬉しー♪

その先に分岐出現



右に行けば “沢” コース
左に行けば “尾根” コース



右に行く



で ここからが “沢” に向かってまっしぐら
とにかく どんどん下る



下ばかり見てた顔を上げると
こんなにもキラッキラのブナの森



Baby leaf♪💓



炭焼小屋跡があるということは
メチャメチャ活かされてたことがわかる



今年はもう見れないと思っていた
サンカヨウ♪ 

沢沿いには “蕾” もたくさん!



沢 到着



奥医王山山頂まで 600mかー

これが れっきとした登山道なんだよね

そして現れたる要注意スポット
まだ雪が残ってた



ここは 雪渓を避けて巻きにかかる
一度 崖上に上がって



再び下りる

足を掛けられそうなところがなく
草を手掛かりにして



ヘリが持ちそうなところはこんなふう
(全て Kさんの判断による)



ちょっと愉し気な岩壁もある

でもこのロープは信用しちゃダメ
まっすぐ行く



Wさん撮影(絵画みたい-♪)

下りたら上る💦



Wさん撮影(芸術的-♪)

奥医王山山頂まで 200m♪
(って まだー⁈💦)

沢からは解放されたけど
この最後の上りがやけにキツカッタ



ここかー⁈ と思ったらT字路!
まだ100mある 右に進んだら



今度こそ 着いた!

<奥医王山山頂>(939m)

おなじみのチャムラン標識の他にも
石塚やら標柱やら賑やかな山頂だこと♪

中央にはお決まりの



展望台
(足元に一等三角点の印)

に上がったけどやっぱり木々が邪魔して
眺望はあまりよくなかった

それでも



チラリと見えた白山♪満足♪


見渡すと3つのコースを示す標柱あり

山頂からだと
地図みてるだけより体感しやすい



夕霧峠へ下りる道(30分)



横谷峠登山口へ下りる道(100分)



栃尾集落・菱池小原方面へ下りる道
(今 来た道)

多彩だー♪
それぞれ バランスよくつくられている


“ご神木 見に行く?ここからすぐだから”

と Kさんが言うのでついていく

横谷登山口への下り口へ進入

20~30m? 歩くと空気が変わった(気がした)

これが



ご神木?

鳥居のように
頂を護るように


そびえ立つ2本の杉の巨木

背景のブナ林が明るすぎるせいだろうか
深緑の枝葉が目に優しい♪

しめ縄が切れていたのは雪のせい?
少々痛ましくも見えるが…

手を合わせ 山の神さまに一礼

山頂に戻る途中にあった簡易的な小屋



これも雪でやられたか なかには



小さな仏さまがいた
なんだか切なかった

医王山の名は

薬師如来が祀られていたからとか
薬草が多いからとかいわれている

「白山医王大権現」

見てはいけなかったか
(見たくはなかったかな)


さて 気温も上がって暑くなってきた
ここはさえぎるものがなにもない

ところで ランチは?というと

“ここより良い場所があるから移動”

とのこと

滞在時間20分
今の時刻は10時40分 下山

登山者のランチは早いw

下りだすと目につくのが雪解けの妖精たち

低山でも雪が残っているところは
開花も遅いから

今頃 あちこちで咲き始める

ショウジョウバカマ
イワウチワ
スミレ類



栃尾・尾根コースをひた下る
2人はサクサク軽快に下りていくのだけど

わたしは



最近 朝ドラ “らんまん” の影響か
植物を接写して見るのが好きになった(笑)

見て!この ショウジョウバカマ(左)

線香花火のように放射状に広げてるのは雄しべ?
先っぽの白いところがメチャかわいい

イワウチワも儚げでそそられる♪

撮影しながらなんとか追いつくと
そこはもうブナの森

見れば Kさんが名づけた



 “筋肉ブナ⁈💦” 

胸直筋をイメージしたらしいけど
シックスパックどころじゃないやん(笑)

それにしてもきれいな縞々♪

更に先には



“栃尾ラウンジ”

なんて粋なネーミングなんでしょ♪

その全貌は…



こんな感じ! きもちいー♪

ランチはここ?

NO!まだここじゃない



チラリ白山 💓

そしてついに!


着いたー!(11:00)

Kさん “いち推し” の癒しポイント♪

“イワウチワの丘”

写真では見にくいけど
薄ピンク色の花弁でびっしり覆われてる

ゆるーい起伏があってまさに “丘” 



家具まで揃ってる
(だいぶ斜めってたけどw)



十分なスペースです

いつものようにカップ麺持参のわたし
Kさんは さっき手折った “すす竹” で

即席みそ汁を作ってくれた!(スゴッ)

ふわっと青い春の香りが
身体中に沁みわたって最高!


ここにはときどき来るというKさん

歩くのは今日のコースじゃなく

夕霧峠まで車できて
奥医王山山頂へ(30分)

そこからここまで下りてくれば
片道1時間もかからない

と さらりと言ってのけるのだが

動くのにはエネルギーがいる

Kさんみたいな行動力があれば
もっと人生変わってるんかなー

今は動けなくても
今まで教えてもらったことが

活きてくる日がきっとくる!
と 思うことにしよう うん



背後にはこれまた曰くありげな巨木
これもなんか チカラもらえる

自然って理屈じゃないよな―

まだある


“エルク広場”

樹形がエルク(ヘラジカ)の角っぽいから?
なるほどー


5分後 分岐に到着



ここからは 来たときと同じ道を戻る



椿もスミレもかわいい♪
あとはサクサク下りるだけ



登山口到着(12:55)



(☝ 朝撮った写真)

駐車場に戻ってくると 住民の方がおられて
少し話したあと 水を勧められた

奥に見える白い流し台の蛇口から
ペットボトル1本分いただきました

この山のお水だよね
美味しかった♪


山行は 見ごたえ足ごたえ満点だったけど
沢歩きは一人だったらきっと道迷いに遭ってる💦

危なっかしい雪渓を何ごともなく
進めたのはKさんの適切なアドバイスのおかげ

ネマガリタケの良し悪しが
ちょっとだけわかったのも

収穫としよう♪

あ あと 登山靴…

ズブズブにならなくてよかった(笑)

山行距離 約7km
時間はよそ見(山菜取り)しっぱなし

で 4時間と少しか

<7:50-12:55>


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

『〆の温泉』


「湯涌温泉 総湯/白鷺の湯」

養老二年(718年)
泉に身を癒す白鷺をみて発見された温泉といわれる

常用していたのが加賀藩の歴代藩主や一族

他に “竹久夢二” が
愛する女性 “彦乃” と至福の日々を過ごした
「ロマンの湯」としても知られている


感想:露天がまっこと気持ちよかった♪





0 件のコメント:

コメントを投稿