2014/09/12

『2011.3.11 あの日・あの時』


☆ Dream Night in 我楽 vol.10 ☆



【イベント詳細】

東日本大震災から、三年半。
命や人間の尊厳。
地域を守る防災についても、考える日としたいです

【セミナー概要】

福島県いわき市。取材のために訪れた小名浜港で津波に流された
奇跡が重なり、力強い手で助けられたこの命
「なぜあの時助かったのだろうか」と自問自答しながら今も生きている
実際に体験した津波の威力、そして翌日からの取材で目にした壮絶な状況

あの場に生きた者にしかわからない本当の被災地の姿をお話しします。

【講師プロフィール】

 高橋智裕氏

写真家・フォトジャーナリスト。福島県いわき市出身・金沢市在住。41歳。
3月11日当日から被災地各地の取材を続け、テレビ・ラジオ・新聞等を通じて被災地の「今」を発信し続けている。
その他、学校・地域等において震災経験や防災意識に関する講演を行い、
心と身体で経験した自然災害の事実を様々な視点からとらえ、参加者の心に響く発信をしている。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

《 イベント後記 》

昨夜の「Dream Night In 我楽」のテーマはあの「東日本大震災」

・・自分を試されているかのような1時間・・

朝目覚めたら・・

自分の周りの風景が、昨日までのそれと変わっていたら・・

太陽はいつも通りそこにあって、眩しい光に満ちているはずなのに

見るものすべてに色がなかったとしたら・・

太陽が沈んだら・・

あたりまえに溢れていた街灯が消え

星がキレイに見えすぎて涙が止まらなくなるとか・・

体験を聴く機会に恵まれたのなら・・

自分の想像力の全てを使って心に思い描いてみること・・

今回の講師の「高橋智裕」さんは、フォトジャーナリスト

自らが撮った映像を使って私たちに「事実」を伝えに来てくれた

福島県いわき市での惨状・・

津波が残していったものは・・

虚無・悲嘆・怒り・盗難・焼野原・流された思い出・消し去りたい事実

消せない現実・救い・感謝・・

一枚一枚の写真が放つ強力なメッセージを目の当たりにしました

正直にいうと、私は「悲惨な出来事」が苦手です

災害だけではなく、人の営みの中で起こるネガティブな事件・事故

自分がそこにフォーカスすると、心がとても重たくなって

しんどくて、いたたまれなくなる

ニュースが流れると、チャンネルを切り替えたり・・

被災者へのインタビューは見ないようにしたり・・

でも・・

高橋さんのような伝道師がいることで意識が変わる!

向き合うことを畏れてはいけないな・・

こみあげてくるものを素直に受け入れることも、ひとらしさ

どんな感情も無視するものではないし、むしろ歓迎しよう!

事実を事実としてありのままに伝えたいという高橋さん

その活動に終わりはないのだろうけれど、

堅い信念を持ち続ける姿を見守りつづけたいと思いました

そして「あの日・あの時」を忘れない・・

3年半という時間の経過がもたらす心の変化を自分に問うてみませんか

忘れないでいること・・せめて今の自分にできるささやかな貢献・・

でもやっぱり・・かの地に立ってその場の空気を感じたい・・


高橋さんありがとうございました!

奥様、美奈子さんもありがとう!

0 件のコメント:

コメントを投稿