2020/03/10

TAMA-SANPO㉚~「丈競山」温もり溢れる山頂小屋♪熱々ランチで大満足♪ ~2020.3.1

たま山歩/未踏の山道をもとめて~」



【丈競山(たけくらべやま)標高 1,045m)

福井県坂井市にある山塊で 北南2つのピークを持つ双耳峰
北峰(964.3m)と南峰(1,045m)の2峰からなる

南峰には白山大権現の祠があり白山信仰の山でもあった
山頂からの展望が素晴らしい


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今年は
異常も異常ー超ーまれにみる暖冬-で雪がない

濁りのない100% 純白の白山はどこ行った⁈
ねー どこいった⁈


異常気象は人智の及ぶところじゃない
北陸の冬らしからぬ晴天がつづいたら

低山にくり出したくなる気持ちもわかる
じっとしていられないよね~🎵

この 1、2月は SNSが 例年になく
 友人たちの山行報告でにぎわってた感じ♪ 

自分はというと
3/1の白山検定が終わるまでは動かんとこ

と決め 例年通りの「家籠り」

あと10日ほどでガマンから解放されるー
と ひたすら暗記に没頭していた夜 通達はきた!


新型コロナウィルス感染拡大防止措置として

2020年度の「白山検定」中止!

ぉー

このとき 自分に自制を強いていたタガが外れた♪

よし! 山行こ!

そこへ タイミングよく山行のお誘い♪
どこいくかも知らんまま OK!快諾!


ホント「丈競山」って…知りませーん

福井の山? 調べてみる

ルートは
浄法寺山というのを経由する周回軌道




ざっと11km以上かー

パーティの皆さん
山岳会にも入ってらしてかなりの健脚らしい

ここは気を抜けないと
前日に軽く獅子吼を歩いてきたけど

休止中に増えた3kgの体重は…
あーもうどーでもいい💦

そうして パツンパツンのズボンを気にしつつ
当日の朝を迎えた



朝7時 ロードパーク中海で待ち合わせ

山中温泉の街中を通って国道364号線を南下
一時間ほど車を走らせたら登山道の入り口近く

龍ヶ鼻(リュウガバナ)ダムに到着

冬季通行止め中の林道を迂回してダムを渡り
トンネルを抜け着いたスタート地点

じょんころ広場 とな?(200m)



BBQしたり水遊びができたり 要は
ファミリーに人気の市民憩いの広場らしい


ここを尻目に私らは御山を目指す!


計画はこの通り

登山口(8:30)→ 北丈競山(11:00)→ 丈競山(11:30)→ ランチ(~12:30)→ 浄法寺山(13:00)→ 分岐(13:40)→ 林道終点(14:20)→ 登山口(15:10)



仲良く♪準備体操を済ませたあと
バリケードの横をすり抜けて登山口へ



山頂まで2時間30分か…



見慣れた登山届BOX(電話BOX仕様)

さぁてどんな山道なんでしょ🎵



と ドキドキしつつ取り付いた先は
思った通りの急登から始まった!

それも斜面をかなりガンバッて削いだような道で細く狭い
前を見る余裕もなく足元に一点集中して歩いた




30分ほど歩くと分岐の標識がある原っぱにでた

まだ1/5しか来てないよ~と云われ一同苦笑い
軽く休憩ののち歩みを進める



ここからは比較的緩めのロード



よくわからなかった夫婦岩💦 どこ?



稜線にでれば彼方に 富士写ヶ岳が見えた
敢えて木立越しに…


30分後



美しい双耳峰があらわれた!


リーダーから
あれが「丈競山」だと云われしばし足を止める

左が最初に登る北丈競山 右がその先にある丈競山

上がって~下りるんだ~(苦笑)



その先に「浄法寺山」が連なる




なるほど似たような高さと形の御山が目の前に♪
双耳峰は各地にいろいろあれど

「丈を競う山」なんて
そのものズバリの名を持つのは他にないらしい

緩い下り坂♪
ルンルン気分でいられたのはここまで



北丈競山の山腹に一筋の白い道が見て取れる

雪 しっかりついてるなー💦



鞍部の底から本格的な雪道
この先に待ってるのはなんだろう♪

期待と不安が入り混じる
でも歩き始めたら頭ん中は「無」

晴れてるし 気温も上がってるし 雪も緩むよね

上がれど上がれど単調な坂がつづいて
足休めできる場所もない 真っ直ぐな一本道

堅く締まった雪面かと思ったら
ぶすりと30cmほど ゴボる

疲れる~この道メチャ疲れる~💦

杉林を抜けたと思ったら
骨だけになった灌木の鞭打ちが始まる

ビシバシ!ビシバシ!

足元に気をとられて俯いてばかりいたら
オデコをぶつけるし

今 目の前の危機を乗り越えることに真剣になってたら

いつのまにか着いてました♪



山頂だぁ—🎵

遥か彼方の白山は雲がかかってたけど
メチャメチャ気持いーい眺め♪



先頭をひっぱっていたチーム一の猛者Nさんが
次なる目的地「(南)丈競山」を見つめます

なんか メチャメチャ遠い気がして
いちどは下がりかけたテンションですが

てっぺんに山小屋らしき突起物を見とめたとたん
急にやる気がでてきました!

だって…室内でゴハンが食べれる♪



あと1.1km! ガンバ!



まずは下る
雪に足をとられるのも慣れた💦

とにかく
下りないと双耳峰にはなりません



無我の境地です

北丈競山のときのように上り坂をこなし
灌木の茂みを抜けると見えてきました♪



小屋だー! 神さまありがとうございます♪(ホッ)



振り返ると いま来た稜線の道がハッキリとみえます

それにしても雪面の照り返しがハンパないですね
気持ちいいけど怖い(笑)



浄法寺山までは あと1.3km
ん? 北丈競山まで 0.5km?



まぁいいです

こちら 「丈競山小屋」正面
丸太で組まれたログハウスです♪

最近山歩きを始めた 静岡出身のYくんが
嬉しそうに 雪だるまをつくり始めました♪

26歳 彼女募集中
わんこみたいで可愛い♪



白山は 青空の割には雲が多いみたい



Yくん 楽しそう♪



小屋に入るといきなり目に入ったのがこのストーブ

びっくり!無人の小屋にストーブ⁈
傍には灯油缶が置かれていました

有志の方たちが歩荷でここまで運んできたものです



となりには竹筒
100円でいいの?と思いましたが

チャリンと一枚入れて
ありがたくご好意を受けさせてもらいました


ひねどりを焼いて炒めてうどんを絡める
う~んたまりません!

各々持ち寄ったお菓子やビール
シェアしてゴチになって超ー満足!

重たい食材を担いできてくれた先輩諸氏に感謝♪



焼き鳥も コーヒーもあり♪


もーねー水分摂り放題です(笑)

小屋にはトイレが2つ 安心して飲んじゃった💦


このトイレ もちろん落とし式ですが
かなりきれいに使われてました

トイレカバーがかけてあるのが嬉しかったですね

意外とないとこ多くないですか?
小屋ストーブといい

ここを訪れるハイカーは自主性があって
モラルが高いんじゃないかな~と感じました


さて 気が付けば2時間近くも経っていました
居心地良すぎです

大丈夫? 浄土山は?

じつは周回を予定していたコース後半の道ですが

コンディションが悪いという情報を
たまたま居合わせたハイカーさんから聞き

リーダーの判断で今回は
行かないことにしたんだそうです


リーダーは地元の山岳会に長く入ってる方で
今回の山行発起人です(頼もしい♪)


でもって山小屋での宴会♪を
いちばん楽しみにされてた方でもあります(笑)


そろそろ時間も押してきたので下山準備です

そのまえに小屋裏にあがってみました



梯子を上がると



縦長窓



明るいです



装備を整えてたとき
思わず目が留まったのがこの「長靴」

Nさんと歩調を合わせてぐいぐい歩かれてた
山岳会所属の女性が履いておられました

じつに歩きやすそう
ソールはもちろんスパイク付き

一万円以上するもので
一般には売りに出てないものらしいです

そんなん聞くと益々欲しくなるなぁ~(笑)



私はというと
軽アイゼン6本爪 かわいいでしょ

じつは初めて使います!



片づけてすっきりした室内
火の始末もしっかりチェックして小屋をでます



おっ 白山見えた♪



さぁ 下りるぞー!
アイゼンのチカラ 見せてくれー!



アイゼンはスピードをセーブするにはいいかも

多少 重心が後ろにいっても
コケそうという恐怖感がない

でもねー気温が上がって きたとき以上に
シャーベット状になってる登山道

ここは「ワカン」が欲しいところかな
(つけたことないけど…)



山路はつづくよ~ど~こまでも~♬
なんか笑うしかない気分(笑)



トシちゃんショット!
(あんがと♪)



なんとか 北丈競山に辿り着き



あらためて 仕切り直します

ここからは撮影もなし
ただひたすらに下りるのみ!

しんどかったですが

行き 3時間15分
(昼食 1時間50分)
帰り 2時間15分


登山口まで残り数百メートル
狭小な坂道に神経を使いながらも

なんとか登山口に戻ってきました
林道に出たときの安堵感ったらなかったなぁ♪



果たして
周回してたらどんな景色が見えていたのか

それは次の愉しみにとっておこう
雪のないときにね♪




帰りは 谷口屋さんに寄り道

なんと 364号線にでた交差点からわずか
200mほどのところにあります

寄らない理由がない!




だってここの「お揚げ」
メチャメチャ美味しいんで有名ですもん♪

帰ってさっそくオーブントースターで
軽くあぶって食べました

油っこくなくてサクサクしてて
一枚をペロリと食べてしまいました♪


『〆の温泉』☟



「丸岡温泉 たけくらべ」☝
http://takekurabe.co.jp/hotspring/index.html


帰りの道すがら寄れるお手軽温泉

少しヌルメに感じました
ゆっくり浸かるにはいいお風呂


そーなんだ ここ丸岡なのね

と まだ地理的な把握ができていない
福井初心者のわたし

リーダーをはじめ
今回の主力メンバーさんは
この辺りはかなり慣れているみたいでした

低山は甘くないです むしろ怖い

状況を的確に判断できる人がいると安心です

山岳会に入るとたぶんそういった知恵も
学べるんだろうな

またいつかご一緒出来たら嬉しい
期待しよ♪

ということで 今回の山歩はここまで♪


◆その他の TAMA-SANPO はこちら


-◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇-

0 件のコメント:

コメントを投稿