ウチに帰った私がさっそくとった行動
それは…
立山カンジキ の(ネット)注文
これこれ ☝(6日後に到着)
雪山(冬山)登山に本格的に踏み出そうとか
絶対 思ってたわけないのに
なんだろう…
シンプルに 持っていたい!
と思わせる魅力があったのだ♪
思えばこの子を注文したときから
雪山への参戦は もはや
回避不能なとこまで来ていたのだとも思える
そしてもうひとつ
先輩山友さんから言われてたことがあって
それは
-Gore-Tex のレインウェアを買いなさい-
だった
今着てるのは 登山を始めた6年前に購入したもの
登山初心者が持つべき「三種の神器」ということで
登山靴・ザック・レインウェア
を 買うべくスポーツ用品量販店へ
売り場に来て初めて
万札が簡単に消える遊びであることを知り
私の脳は瞬時に財布のひもを〆た
今じゃ考えられない低予算に収めて
初めての白山に臨んだのだ
その顛末は…まぁいいとして
とにかく
登山続けるかどうかも微妙だったから
レインウェアも格安品で済ませた
幸いこれまでに問題はなかった
デザインが少し子どもっぽいのが
若干 気になってはいたけど…
それが 去年
奥獅子吼山から板尾に向かう山行中
一緒に行ったKさんに脆弱さを指摘されたのだ
も一度言う
-Gore-Tex のレインウェアを買いなさい-
防水・透湿・耐久性に優れた一枚が必要!
ただそれって
雪山登山に飛び出していくなら
って話なんですけど💦💦💦
翌週 私は 好日山荘のフロアにいた
1日目-2月某日
冬物バーゲン中とはいえ平日の昼間は
お客さんの姿もまばらで
私はといえば
レインウェアの売り場ではなく
なぜか登山靴売り場に立ち尽くしていた
手に取るのも畏れ多い冬用ブーツ
カラフルにディスプレイされた壁を
ただただ固まって見ていたら
背後から店員さんの声がした
これがウェアなら
-どうぞ 着てみてくださいねー
といえば 済む
だが 登山靴は そーはいかない
-どうぞ 履いてみて・・-
と 簡単に言えないのは
靴はデザインとか 個人の趣向だけで
選べるアイテムじゃないからだ
使用者のスキルが大きく関係するから
そして私は
何を聞けばいいのかもわからなかった
-しまった…ネットで予習しとくんだった…-
伝わったのは私が雪山初心者だということ
重要なのは
「その」靴で
どんな山に行きたいのか
どんな山行をしたいのか
スタッフさんの口から
「槍」とか「北アルプス」とか「縦走」とか
夏山でも経験したことのない山名がでるたび
ドキッとした
そしてなんだかわくわくした🎵
行ったこともない憧れの山に自分が
行く資格があるような気がしてくる
そうなるとハイスペックのブーツが必要
ってことになる
おっと…待て!待て!
夢を見つつも自分の中の冷静な私が制止する
-ホントに行きたいの?厳冬期の北アルプス?-
店員さんの話はおもしろかった
マジ聴いてるだけで楽しかった
静かな店内には
他に接客を要する人もなく
2時間余りが過ぎ
結局 今日靴を買うのはやめた
それにしても…いくら暇でも
靴・ウェアから小物に至るまで
店内中を移動しながら助言をくれた彼に
なにがしか報いたい気分になった
商売だってことはわかってる
そのうえで
何も買わないで店を出る気になれなかった
その接客術に
ちょっと感動したのだ♪
どうせ必要になる 冬用厚手ソックスと
Saleで 30%off だったノースフェイスの中厚パンツ
と 防水スプレー を買って
初日の冬用登山道具選びは終わった
★1日目の宿題★
-自分は どこの雪山を目指すのか?-
嬉しくてSNSにアップしたら
fb友だちに 他店も行ってみるべきと云われ
それもそうだと思い
2日目
翌日は mont-bell 金沢店へ
山友Kさんが付き合ってくれて心頼もしい♪
スタッフさんがKさんの友人で女性のかた
お勧めのアルパインブーツに足を入れてみる
そういえば
-好日では登山靴に触れもしなかったなー と
心の中で苦笑い
アルパインクルーザー2800 を試す
これは男女兼用
私の足は 女性専用を受け付けない
素足で 24.5cm
夏用のシリオは25.5cmを使っている
冬用はソックスも厚手だし
26.0cmもあり得る?!
アルパインクルーザー2800 は
厳冬期の登山に対応する保温性を備え
優れた軽量性を実現した モデルだそうだ
確かに温かい
足全体を包み込む感触にはホッとさせられた
値段は税込みで4万円台
同クラスの他のメーカー品と比べたら格安らしい
そのあと履いたのが
ASOLO(アゾロ)エルブルース GV
Men's用
春から秋にかけての3,000m級の岩場の縦走から
残雪期の登山まで対応可能な山岳モデル
保温性はアルパインクルーザーよりは劣るらしいけど
青色がちょっとなー💦
★2日目の自問★
-自分は 3000m級の山岳地帯を目指したいのか?-
3日目
こうなったらとことん徘徊してやるう!
と 前から行ってみたかった
富山の登山用品店に行ってみることにした
石井スポーツとまんぞくスポーツ
残念だったのはまんぞくスポーツ
金曜なのに(金曜だから?)まさかの臨時休業
石井スポーツは独立店舗ではなく
ショッピングセンターのなかにあった
そして
この日の私はさすがに 無知 ではなかった
2日間 夜中までネットサーフィンしながら
アウトドアに精通している友人とメールでやり取り
だんだん自分の気持ちが固まってきて
最後はそれを友人が文字にしてくれた
それがこれ
…私が行きたいの山は…
残雪期4月以降の2000m級
厳冬期は日帰り1000m級まで
…山行スタイルは…
テン泊とか小屋泊は考えない
天気が安定している日の日帰り山行
これを基準に絞りこんだ靴が
シリオとスカルパだった
できたらその2つともに足を通したい
石井にあるか?!
なかった…(そんなもんだ)
行きついたモデルは
スカルパ マンタテックGTX
●雪山登山初心者にオススメ
●確かな保温性(八ヶ岳もOK)
●お手頃価格
普段でも靴下2枚履きの末端冷え性女
寒さ対策は二の次にできない優先要素
にしても 石井にはなかった
あったのは リベレ
足のサイズを測り
一応 履かせてもらった
フィット感は悪くはなかった
見た目もカッコイー🎵
でもここで決めるわけにはいかなかった
まだ探す余地はある
(因みにシリオは扱ってなかったみたい)
収穫ナシかーと店内を出ようとして
ふとレジ前を見ると
棚にザックザク置いてある
ヘルメットの一群が目に留まった!
石川ではどこに行っても満足できるものがなく
第一にどこも品薄
今度こそ巡り合える予感💓
クライミングテクノロジー製 めでたくマッチング完了
ここ数日の北陸は雪と低温がつづく凍れる毎日
帰路は大方雨 そして金沢へ戻ってきた
時間は16時をまわっていた
そういえばまだ行っていなかった店がある
モルゲンロート
半年前にヘルメットを探しに来て
在庫がなさ過ぎて帰ってきた記憶がある
あるかなーまーダメもとで…と
店の扉を開けたところ なんと
あった!
それも男女とも
あったけどレディース用はどうせ
サイズがないものと諦めていた
ところが
-マンタテックは少し大きめなんですよ-
とのこと
ここでも足のサイズを測り まずは
レディース用を試す
タイコーズカラーがオシャレ♪
-うん いい感じ-
足先までホールド感あるけど指先は上下に動く
因みにここの店員さんはインソールを取り出し
足を乗せて見せて目視で確認する
これって安心感バッチリ
-メンズも25.5cmあるんですが
履いてみますか?-
メンズのマンタテックは漆黒の顔をしていた
精悍なブラックパンサーを思わせる
かっこよさにそそられた♪
試してみるとこれもぴったり!
-困った…どっちがいい?-
心はだいぶ揺れている
でもKさんの言葉を思い出す
-すぐには買わないで一晩よーく考えて
十分納得したなら 買いだよー-
私もそうさせてもらった
★3日目の宿題★
-シリオはいいのか?メンズかレディースか?-
4日目
心は決まった
モルゲンロートで スカルパを買う!
昼間の用事が延びて
店に入ったのは17時過ぎだった
登山靴を買ったら合わせ買い
グリベルのアイゼンと
ブラックダイアモンドのゲイターを買う
これで complete か?!
ホッホー!かっこえー🎵
★4日目の宿題★
-まだレインウェアとインナーが足りない-
5日目
一晩じっくり靴を愛でたら心が落ち着いた
やはり基礎固めは大事だとしみじみ思う
あと必要なのがまず アウターだ
-最上級の厳しさを求めない-
の だから
ハードシェルの上下は買わない方向でいく
一年中使える
Gore-tex レインスーツを好日山荘で購入!
マーモット(marmot)の
W's Comodo RL Jacket
を3割引きでGET!
その下に着る服を Mont-bell の
裏起毛付フリースパーカーにする
パーカー部分はバラクラバになるし
使わなくても首回りが温かいからOK
最後に 少し色気を足して
チベタンキャップ(ニット帽)を購入♪
今回 買ったもの まとめ
冬用登山靴(保温剤入り)
12本爪アイゼン
冬用ゲイター
Gore-Tex レインウェア
イア―ウォーマー付ニット帽
裏起毛付フリースパーカー
ソフトシェルパンツ
ということで
悩みまくった5日間の答えがこれです
まるで登山初心者並みに検索しまくり
情報収集に費やした時間は愉しかった♪
でも決めるのはやっぱり難しい
「今の」自分に最適な一足 最適な一枚
そこはね 人の助言を聴けばよいの
店員さんは最新の商品情報をくれるし
友人は経験値からアドバイスをくれる
自分は
どんな山に行きたいのか
どんな山歩きがしたいのか
そこに気付くこと
それがすべてだと思います
これでいつでも低山の雪山に行ける
いざ! スノー天国へ!
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