2022/12/05

TAMA-SANPO-57~「白抜山~鷲走ヶ岳」手取川ダム湖と白山の展望に癒された日🎵~2022.11.25

 たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


山頂より白山遥拝

【鷲走ヶ岳(わっそうがたけ)標高 1,097m

鷲が羽を広げた雪形が
残雪期に山肌に現れることから
この名がつけられたといわれる

手取湖の上に白山が重なる展望がすばらしい

林道は 東二口/鴇ヶ谷(とがたに)
三ッ屋野/左礫(ひだりつぶて)からある

林道を利用すれば徒歩20分ほどで頂上に着く

 歩道は 東二口/鴇ガ谷/釜谷からある

最短コースは東二口からのBコース
林道をたどるCコースは展望がいい

鴇ガ谷/釜谷からは 山頂まで約2時間30分


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

この山には思い入れがあって

ひとつは
学術的にとても貴重な石が存在するから

もうひとつは
手取湖(ダム)を見下ろせる
絶好のロケーションであるから

石はこう呼ばれる

鷲走ヶ岳月長石流紋岩質溶結凝灰岩” 

およそ2,500万年前~2,000万年前

大陸を割り 日本列島を大陸から引き離して
日本海をつくりだした マグマ活動の産物とされる

もともと一つの場所にあったものが
地殻変動で引き裂かれる

大陸のこちら(日本)とあちらで
今は お互いを呼び合ってるのじゃないか

…なんて夢想もこの

月長石
 別名 ムーンストーン(moon stone)

という甘い響きのせいかもしれない


手取川ダムの西にあって
登山道からは湖が一望できると聞けば

ときめかずにはいられない♪

ひとりでも
行こうと思えば行けるチャンスはあった

が その気になると「熊注意」が喚起され
行きたい気持ちにブレーキがかかる

誰か一緒に行ってくれないかしら…
なんて思ってたら

Kさんから嬉しいお誘い🎵

“雪が降る前に冠雪の白山を観に行きましょう”

“ハイッ!💓”


東二口歴史民俗資料館そばの駐車場に
車を止め 登山口へと歩みを進める



鷲走ヶ岳へ至るコースはいくつもある


大抵の人はこの Aコース(赤線)を行くらしい

ちなみにこの案内板写真
今年の6月に下見に来たときに撮ったもの

今回来てみるとどこにも見当たらない
なぜに⁈

でもまぁ Kさんがいるので心配はしてない
いつもありがとうございます

登山口はこちら


民家脇のこの細道へ(7:50)
熊よけの鈴も持ったし さぁ Let’s Go!




今日はKさんと二人きり♪

Kさんのバックスタイルを
ストーカーのように追いかける回になりそう💦

表示は 白抜山・鷲走ヶ岳
A・Bコースへ

急なのは最初だけ



目印になりそうな 杉の巨木



Aコース・Bコースの分岐
右(Aコース)へ


沢のような 湿った上り坂
A・B分岐から約30分後



林道に出た


標識に従い 左の側道に入る


ここがちょっと 道が壊れてたところ


開けた道と朝の光が心地いい


いますね~(苦笑)


左手に 手取湖 ♪
と思ったら


<白抜山山頂>に到着(891m)



これが反射板⁈
手取川ダムのために設置されている⁈



ダム湖がきれいに見える


ふかふか落ち葉の鞍部へ下り


登り返す
岩盤が見えてきた ロープ有り

月長石流紋岩を含んだ石はどこにあるのだろう
つれづれに思いを巡らせつつ



ん? 堂珍山?


またまた💦


熊だな
ホント 至る所に熊さんの痕跡



そろそろかなー と 思ったら


2等三角点 現わる!


<鷲走ヶ岳山頂>に到着(10:30)



おー! 白山💓 方位盤もある


笈ヶ岳・大笠山
瀬女高原スキー場あともくっきり

手取川ダムも見えた!
なるほど 白山の真下に手取湖って

こういうことかと納得♪

心地いい光を浴びてゆるりとしてたら

“この先がもっといいのよー♪”

と 促されたほうへ足を運ぶと


わぉーなんという絶景ー!
冬の冠をかぶった白山が見える

揺れるススキがまたなんともいい感じで
じつにのどかな白山遥拝

今年 この時期 このタイミングで
連れてきてくれたKさんに特大の感謝🎵



雪が降る前にあと一度くらい
どこか歩けたらいいな と思ってる図

2週続けての山行で
身体が御山を欲しだしたみたい(笑)


長いコーヒーブレイクを終えて下山です(11:20)



気になる岩盤



そして さっきとは違う道を下りてる



ここは近道らしいが…
(見上げる)

ここを降りる


よっこら よっこら


ロープだけじゃおぼつかない

草木が足場で手がかり💦
アクロバティックなコース
(見下ろす)



でも嫌いじゃない(笑)
何でこんなとこ通るかというと

上りでここを使うと
とんでもなくしんどいので避けたらしい

下りでもかなりタフな道
身体が柔らかいから足は延ばせるけど

なんとそこへ下から
年配の紳士がひとり上がってこられた!

この登山道に縁のある方で
かなり精通しているようだったけど

マジ 驚いた


暫く行くと視界が開けて


手取湖とKさん 最高の構図🎵



落葉していなければこの景色はありえなかった
晩秋と手取湖 ホント絵になる♪



ズーム♪

だいぶ水位も下がってるなー
なんてとこまでわかる



白抜山の反射板が見えてきた


分岐 ここからBコース突入?


下り切ると林道三差路に出た
正面に延びる道を選択


振り返りシンボルツリー ありがとう



ここまで文句なしのドピーカンだったけど
幻想的な雲がかかりだした



左折


これじゃわからん💦


ボケボケの ムラサキシキブ


小径は杉林の中へ


鉄塔が見えてきて少し急になる下り
そこを過ぎると



得も言われぬ絶景ー!
大好きな対山橋が見える🎵



振り返り A-B分岐に戻ってきた
更に下ると



手取川第一発電所周辺
これもいいー🎵

10分後


戻りました(12:55)



<今回の軌跡>




地図アプリは便利だね
上りで迂回したところがハッキリ見える

距離:約7.5km
累計高度:787m

上り2時間半
下り1時間半
頂上で1時間ほど過ごし5時間ほど

上々天気にも恵まれとても気持ちがいい山行でした

次は展望が最高にいいという
Cコースを歩いてみたい♪

期待高まる 鷲走ヶ岳です!


<おまけ>
大地溝帯の火山活動でできた月長石流紋岩


日本海を取り囲むように分布している

これら3つの流紋岩類は
日本海のもととなる地溝帯で噴出したもの
多くは海底火山による



青色に輝いているのが月長石

















































































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