2025/04/22

TAMA-SANPO-78~神が降り立つパワースポット高御位山(神社)と生石神社と竜山石♪~2025.4.16

 たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


頂上からの絶景は格別!

【高御位山(たかみくらやま)標高 304m

兵庫県加古川市と高砂市の境にあり
「播磨富士」とも呼ばれる両市最高峰の山

山全体が岩で構成されており 登山道も多く
初心者から上級者まで楽しめる

眺望がすばらしく
晴れれば 淡路・四国も見渡せる

頂上には
岩場を磐座としていた高御位神社がある

祭神は 
大己貴命(おおなむちのみこと)と
少彦名命(すくなひこなのみこと)

天津神(あまつかみ)の命を受け
国造りのために降臨した所とされている


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今日は いわゆる 山岳信仰登山ツアー

でもぶっちゃけ逢いたいのは “神さま” より
神さまが宿るという “石”!

徳光ICから高速飛ばして5時間ほど
便乗なので運転はしない

全部人任せでスイマセン
でも誰かに連れてきてもらわなきゃ

こんな遠くまで来ることはないだろう
兵庫県加古川市って どこー?!

ツアーの目的は “神社巡り”
アタシの目当ては “石と絶景”

車中で“うつらうつら”してる間に
目的地-高御位神社の駐車場に着いた

5:00 かー

まだ暗い そして寒い

こぎれいなトイレで用を足し
各々のペースでスタート

山頂のお社目指してGO!

ふもとの本殿でお詣り その先にお稲荷さん
赤い旗みたら意気上がった♪



手を合わせ そのまた隣りに進むと標がある


なんともおごそか

青空が見えるけどじっさいは真っ暗
iPhoneで撮ったらこうなった(苦笑)



成井登山口は 初心者向けコース

片道1時間30分で山頂に着くらしい
(往復1.6kmほど)

山道はよく整備されてて歩きやすい
登山というよりハイキングコースだな



ここは境内(神域)だった


さくらは少しだけ
そこかしこで目を引いたのは つつじ


標柱 なるほどここは 2/10なのだな
と 思わせておいてじつは 2/18だという不可解さ



どこまでも歩きやすい
肌寒さもいつしか消え むしろ汗ばんでいた

ご来光を意識していたので
やや速足だったせいもある



癒しのコーナー(5:18)
自然以外にも目を楽しませてくれる

見晴らしのいいところでは
ベンチを置いてくれてたり

歩く人を気持ちよくしてくれる工夫が感じられる



視界が開け 赤みが差す空が見えだした

3分後


日の出 (5:28)
山頂到達には間に合わなかった💦



瀬戸内方面を見渡す
左奥にうっすら 淡路島



いつのまにか

味のある岩盤が
登山道をいい感じに変えていた♪

16丁ということは あと2丁で山頂?!



着いた?!(5:35)


敷地から更に石の高台に駆け上がると
美しいお社「高御位神社」



東に赤い太陽


正面に加古川の市街地
溜?池がえらく目立つ

視線を右にずらすと



低い山がポコポコ散らばる

これが播磨平野?
正面奥にみえるのはおそらく小豆島

さらに右を見やると



小さな祠? もしやあれが?!


高御位山 山頂でした(304m)
すぐそばまでいって 手を合わせ



見ると更に向こうにいけそうな・・


抜けていくと 休憩スペースがあって
その先には



御柱が!

ここが 大国主命が降臨されたという
「御降臨之座址」

神さまのエネルギーがこもってる
とてもとてもありがたいところ

が 神さまとの会話はそう長くはできないわたし💦

それよりも



目の前のツンとした形が愉しい♪

(北陸で)見なれた高い山はないけど
まるで海に浮かぶ島のように存在する不思議

円錐形に尖がった姿も愛らしく♪



かと思うと
“山” 丸ごと岩だという現実が足元にひろがる

これらには 神霊が宿っているとか



まさしく 今
この眺望に心動かされてるのがその証



ちょっとズームにしてみた

ずっと気になってる正面に見える小山
あの白いのは何だろう?

東に目をやると



夕日のようなシルエットだけど(キレイ)
ここがいちばんの 絶景ポイント

太古の昔から人々は ここにこうして座って
宇宙(神々)と交信してたのかもしれない

わたしも暫く座っていたけど



寒いので 早々に下りてきた

写真の男性は
これまで 5,000回も登ってきたそうです

日に何度も登ることがあるらしい
(このあとも一度下山して登り返してきた💦)

どんだけ好きねん(笑)



あとまわしになったけど改めて手を合わせ
世界の平和を祈ってきました


神社の由緒書きにはこうある

約650万年前 金星より隕石が飛来
隕石は天空で3つに分かれ 紀州・京都

そして現在の 高御位山頂に落下した と

紀州は熊野 京都は鞍馬
どちらもパワースポットだ!

そんなことも要因のひとつなのか

こんな説明が・・



社殿は東南方向の伊勢神宮に向いていて
伊勢神宮と出雲大社のちょうど真ん中にあって

そして 地磁気水平分力 とやらは
伊勢神宮・出雲大社と同じ?!

むずかしいことはわからんけど

要はこれが “パワースポット” の科学的根拠

そしてこの石版



高御位山は 御山全体が御神体

お祀りしているのが 国造りの二神
大己貴命(おおなむちのみこと)大国主命トモイウ
少彦名命(すくなひこなのみこと)淡嶋神トモイウ

高御位大神は

静かに微笑み 下界を見下ろし
諸人をお守りくださる 広大無辺の大神さま

神人一如(しんじんいっち)
神と人が一体となって人類の理想の世界を築いていくこと

なんか メチャメチャ有り難く思えてくる



“神々しい” 
を 絵に描いたような風景がまさに目の前!



きれいだー💓

まともに寝てないにもかかわらず
思考は整っていた 頭もスッキリ 身体も動く

確かに “もらってる” な と思う



下山です つつじきれい♪(6:45)



ふと目に留まった案内図

じつは ここには周回コースがあって
(鹿嶋神社-鷹ノ巣山-高御位山-長尾登山口)

6kmほどを3時間ほどでまわれるらしい

猛烈に歩いて見たくなった!
次の機会はあるのだろうか💦



剥き出しの岩肌 佳きかな 佳きかな🎵



多くはなかったけど桜もちらほら

7:30 終了

気持ちのいい山歩でした
ありがとうございました





加古川観光協会さん作成

「高御位山登山MAP」これは嬉しーね!




と 下山はしたのだけど
もう少し山歩のつづきがしたくなった

車で30分ほど移動したところ
高砂市街地に突如 切り立った白亜の山肌現る!

その横にはこんな名前の神社

【 生石神社 】 

石が生まれると書いて “おうしこ”
と 読める人がどこにいる?!

これがまた凄いパワースポットだという



鳥居には なぜか「生石子神社」とある

まーいいけど💦

「石の宝殿」と呼ばれる
巨大な石造物をご神体としていて

これが「日本三奇」の一つであることで有名

それがこれ



三方が岩の壁で 超ー狭い
なのでこんなふうにしか撮れんかった💦

横6.4m 高さ5.7m 奥行7.2m(国指定史跡)

水面に浮かんでいるように見えることから
「浮石」ともいわれる

この石の巨大さとか存在感はもちろん凄いが
わたしが心躍ったのは外の景色だ



神社の本殿の屋根越しにさっき見た白い山肌

切り立った いや 切り崩された姿
ここは砕石場のあとだった

そしてこれは わたしが
さっきまで 高御位山から見ていたものだ!

神社は「宝殿山」という山の山腹にある

滑らかな岩肌のうえを上っていくと



播磨アルプスと呼ばれる連山がみえてきた
そしてそのまんなかに見えるのが 高御位山!

きれいな山容 さすが播磨富士!

それにしても足元に広がるこの赤っぽい岩はなんだ!


調査をした高砂市のレポートには

この石は「竜山石」といい
白亜紀末に噴出した “凝灰岩類” とのこと

ただ一般に石材として使われているものより
硬いという点で異なるらしい

種類も 青・赤・黄 とあり性質が違う





方位を変えてみると
今も採掘がおこなわれている現場が見えた

凄いなー古墳時代からだよー

これだけ長く採石され続けているのは
竜山石だけらしい



この景色 ホントお腹いっぱい!最高!


本殿に戻ってきました

またまた あとまわしになったけど
神社のことを少し

生石神社の主祭神は
大己貴命と少彦名命

高御位神社と同じ

国造りに熱心な神さまたち

地上に降り立ち
国土を鎮めるのにふさわしい石の宮殿を造ろう

としたけれど首尾よくは行かず
それでも(未完成でも)霊はこの石に籠った

(やはりこの神社の“推し”は宝殿なのね)

生石神社が創建されたのは
そののち(西暦97年)崇神天皇のとき

神のお告げによってらしい



それにしても やっぱりいい
劣化しにくい硬めの凝灰岩

 “竜山石”




随所に活かされて
ホント いい仕事してる♪


ありがとうございました♪





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