2015/04/17

『行政と協働の取り組み・地域猫~殺処分ゼロをめざして~』

☆ Dream Night in 我楽 vol.39 ☆


猫が好きですか
猫を飼っていますか
わたしは一緒に暮らしています
我が子と同じくらい大好きです

だから
捨てられてしまった猫の行く末を思うと悲しくなります
悲しい現実があるんです


知ってください
そして一緒に考えてみましょう
自分たちにできること

命の大切さを心に刻む一時間です


【セミナー概要】

石川県内で初めて、行政である内灘町役場との協働での取り組み
殺処分ゼロを目指した地域猫に取り組めた経緯等の報告
その他に猫たちのお話をたくさんしていただきます

【講師プロフィール】

桐畑 陽子さん

特定非営利活動法人 猫の避妊と去勢の会 理事長
愛玩動物飼養管理士  
金沢市鞍月3丁目 在住

平成16年、殺処分数を減らし、人道的に猫の数を減らすには「避妊去勢手術」を施す事しかないことを啓発するために個人で「猫の避妊と去勢の会」を発足。

平成19年10月、命の大切さを訴えるため、紙芝居『共に生命 嫌い?ボクのこと』と題して、戸水町 あけぼの保育園を初めとして県内の保育園・幼稚園・小学校を巡回。平成26年6月現在122箇所を巡回。

平成23年6月、「特定非営利活動法人 猫の避妊と去勢の会」となり理事長に就任。「TNR」「地域猫活動」の啓発・広報活動など、飼い主のいない猫(野良猫)の避妊去勢手術費用の助成金事業もおこない現在に至る。


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《 イベント後記 》


猫には生理がない

交尾排卵のため100%妊娠する

妊娠期間は約2カ月

年に3回ずつ産みつづける

1匹 → 79匹に!


この79匹が「野良猫」(特定個人に養われていない猫)だったら・・

その末路は「アウシュビッツ」と同じです

(最期の瞬間の痛ましい写真も見せていただきました)

事情があって飼えなくなったからと、行政機関に預けたとしても結果はほぼ同じ

人間に殺されるのです



「猫の避妊と去勢の会」の桐畑陽子さんが語るビジョンは、人間と猫の共生から生まれる地域コミュニケーションの円滑化・活性化であったと思います

参加者のなかにこの現実に直面されているかたがいました

「野良猫」を町会としてどう扱っていくか・・猫嫌いな方への配慮は?

「地域猫」(飼い主がいない猫で、その猫が住みつく地域の猫好きな方たちの協力によってお世話されて、管理されている猫)にしていくことが理想ですが、そのために必ずしなければならないことがあります


「避妊と去勢」です


無秩序に増え続けることに歯止めをかけるだけで、ガス室へ送られる命が減ります

目指すところは「ゼロ」です

「トラップ・ニュータ・リターン」

「T」(トラップ)野良猫を捕獲して

「N」(ニュータ)不妊の手術を施し

「R」(リターン)元の場所へ戻す


猫一代限りの命を真っ当させ、糞の掃除、餌やりのルール作りをする

地域住民で、野良猫問題を解決し「人にも猫にも優しく住み良い地域」を「環境美化にも配慮した地域」をつくる活動です

行政・地域・猫の避妊と去勢の会、三位一体でこの活動が根付き、広く普及していくことを願います

野良猫問題でお悩みの方がおられましたら、一度相談してみて下さい

     ↓
http://www.cat-kanazawa.jp/

飼い主のいない猫への「避妊去勢手術」を目的とした「玉桜基金」も開設されています

     ↓
http://www.cat-kanazawa.jp/pdf/tamazakurakikin.pdf

不幸な命を増やさないために、わたしたち一人一人にできることを考え行動する

子や孫世代まで含めた優しい社会の実現を願ってやみません

桐畑さん、ありがとうございました。

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