2016/03/11

『石川の野生動物問題!と「白山ふもと会」の野獣肉事業!』

☆ Dream Night in 我楽 vol.77☆


里山保全が注目される中、生態系の乱れなどから、熊、鹿、猪、猿 などの人里や畑への侵入、人身事故などの問題に関心が寄せられています。

頻繁に報道される「野生鳥獣」による畑地被害への理解とともに、ジビエ料理への有効活用を図っていくことも重要です。


白山麓の「里山保全」「獣害対策」「白山ふもと会の野獣肉事業」などに焦点を当て、地元で実践的な活動を続けている「有本 勲」さんに、わかりやすくお話しして頂きます。

当日は、白山ふもと会より取り寄せた「いのしし肉」を使った我楽特製カレーを召し上がっていただく予定です。

お誘い合わせの上ご参加下さいませ。


◎セミナー概要

・ 石川県における哺乳類の生息状況
・ 白山ふもと会の野獣肉事業
・ ふもと会の食肉処理について
・ 狩猟への誘い


◎講師プロフィール
 有本 勲さん

出身地:京都府 福知山市、白山市在住
東京農工大学で7年間にわたりツキノワグマの生態を研究
(2011年東京農工大学連合農学研究科修了(農学博士)
2008年 北海道環境科学研究センター臨時職員(ヒグマの調査研究)
2012.4~2014.7 石川県白山自然保護センター嘱託職員
(大型哺乳類の生態調査、保護管理)
2014.8~ 白山ふもと会にて野獣肉の食肉処理、地域活性化に取り組む。

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《 イベント後記 》




日本が亜熱帯化してるから?

修正が効かない保護政策のせい?

開発等による棲み分け崩壊もあるかな…?


石川県の「野獣」が急速に増えてきています。

この現状を、詳細なデータと共に説明してくれたのが「白山ふもと会」に勤務する「有本 勲」さん



さて問題なのは、そこで発生する「獣害」です。

農業被害が顕著なのは、猿・猪

鹿は林業被害を生み出し

熊は既に里山で冬眠するまでになっています。


何とかしなければ…!

コトは急務、でも行政の対応は遅い、ならば民間で!と「白山ふもと会」が2008年に結成されました。

解決しなければいけない「問題」から、地域振興に繋がるニュービジネスが生まれたのです。

→増えすぎた猪などを捕獲し

→食肉処理したものを、「いしかわジビエ」としてブランド化し

→白山麓を中心とした飲食店や旅館で販売していく


しかし今はまだ、安定しているとは言えません。

個体数は増えているのに、ほんの一部しか捕獲できていないのです。


狩猟者を育成しなければいけません!

生業として成り立つようにすることが大切です。


そこで「狩猟へのお誘い」なんですが…

昔は生活の一部として狩猟は当たり前にありました。

現在、狩猟者は高齢化が進み、担い手にも事欠きます。

野生動物保護管理のスペシャリストとして、森の番人として動いてくれる方を増やしたいのです。



山が好き・狩猟や里山に関心があるかたがた

まずは、こんなイベントに参加してみませんか?
       ↓
『 白山の猟師と行く春グマ猟体験 』

https://www.facebook.com/events/1201666529857478/


「白山ふもと会」の詳しい活動の様子などはこちらで…
       ↓
https://www.facebook.com/fumotokai/?fref=ts



マジメでまっすぐで、何故かほっとけないキャラの持ち主、有本さん!^^;

時に皮肉も交えつつ、本音トーク満載の1時間はあっというま!

リアルハンターの参加者もいらして、大いに盛り上がった一夜。

皆さん、お疲れさまでした~!^^

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