2016/09/21

ワンピースは似合わない…脱スカート宣言!ありでしょ?

昨日、FB友達が近々サロンをオープンするというので…
開店間近の」にエールを送りたくて強引に押しかけました

金沢中心市街地の一角にあるアパートの一室ではイベントの真っ最中

部屋に入ると、ハンガーラックに掛けられ、何十着もの鮮やかなワンピースが目に飛び込んできました。お客様と思しき女性が何人かいて…

まさに今試着の真っ最中だったセミロングの麗しい女性は、鏡の前でひざ丈の裾部分をひらひらさせ、軽やかにご自分をチェックしておられました

綺麗でした。よく似合いでした
似合うというのは、服に選ばれている、のだと思います

着る人の趣向が決めるモノだと思いがちですが、実は両想いになって初めて「お似合い」にまで行きつくのだと思います。

そういう意味で言うと、ハナから思い切り「場違い」な場所にいる自分…

カラフルなプリントを施されたワンピたちは、それはそれは美しい表情をしてそこにいるのだけど、残念ながら相思相愛にはなれません

見る!見返す!しまいには…
彼らから聞こえてくるのは、「あなたはどうしてここにいるの?」でした

センナさんも着てみたら?」
城の女主人からは、親切にお声をかけていただきましたが頑なにお断りしました
売上に貢献できないのは申し訳なかったけど…着る以前の問題なのです

用意されていた椅子に偉そうに腰かけ、たまたま居合わせた友人のファッションショーをあれはいい、それはダメ…なんて批評家気取りで楽しませてもらうだけもらって終わり

「そう、ワタシはこれでいい

何とも愛らしく品よく着こなすレディたちを眺めながら思いました
いつからだろう、スカートを履かなくなったのは…



いつのころからかタシの部屋のワードローブからは、オシャレなスカートが消えていました
記憶を辿ると所持していたこと思い出せるのは20代まで

茶色の大柄チェックが入っ黄色地のタイトスカートひざ上5センチ、綿100%の夏物素材

なんでこんなに鮮明に覚えているかというと写真が残っているからで
若かりし日、Boyfriendと京都帰り旅行に行って、たしか郊外の池でボートを漕いでるところを撮られました

ウェストが思い切りシェイプされてるデザインのそれは、コンプレックスのケツデカを強調する以外の何者でもなく、買ってしまった後悔と、ボーイフレンドに見せたい自分とのギャップを埋めることができなかったことに落ち込みました。

スマホどころかガラケーも存在しない昔々、旅行といえばカメラ!何だかこそばゆい記憶とともに黄色いミニスカのアタシが赤面とともに思いだされます。

それ以降ひざ下を見せたスカート姿の自分を撮られた記憶もなし、喪服でさえ30代に置いてきました

子育て時代を経るにあたって益々必要がなくなり(スカート履きで日常の家事ができるほど器用ではない)、真夏の海で塩まみれの体を一時的に救済する目的で覆うサマードレス以外は、人前でオシャレの一部としての生足を晒したことはついぞありません。



あ、タイムスリップしていました(ふいに現実に立ち戻るワタシ)

それにしてもここにいるお姉さまたち、皆色っぽくてらっしゃる
胸から腰へのラインがキレイ…(殿方がそそられそーな

手の中に納まりそうなくらいしなやかな素材に特徴があるらしく、体型に関係なく大概のご婦人にフィットするそうな…

前で繰り広げられる華やかなショーにしばし見惚れておりました。
オーディションのスカウトさながら、目利きをする映画か舞台の監督にでもなったつもりで



素朴な疑問…

女性が美しくありたいというのは何の(誰の)ためだろう。
なんで「女」はスカートを履くのだろう?

女の象徴が、あの非機能的なひらひらワンピなら、ワタシは間違いなく「オンナ」失格です。

ムダ毛の一本もない美しい生足で闊歩する女性たちで溢れかえる巷を見ていると、もしや重要なのは脚線美のほうか…とも思えたりして…

永遠の謎です。

履きたい心理だけを過去の自分に当てはめて言うなら、そこに「男」がいるから…としか言えませんあくまで自分だけの尺度ですが

女性らしさって何?
男が地上から消えたら彼女たちは、脱スカート宣言をするだろうか?



普段は気にも留めてなかったのに、久々に非日常的な空間にお邪魔したせいで、いろんな妄想に耽ってしまいました

スカートが履けない本当の理由はまたいつか書くことになるでしょう
そーいえば思いだしました!

決めゴトに縛られるのが嫌いなワタシですが、「スカート着用」を絶対強制されていた時代がありました。

飲み屋の接客をしていたころです。Bar・ラウンジ・スナック…いくつか転々としましたが、経営者の絶対命令は「スカート着用」でした!

これが意味するコトはわかります。

抵抗はありましたが、ズボン履いてたら商売にならないことわかってたので、深くは考えず、武装するつもりで着倒していましたっけ…

今は毎日、RockTシャツにブラックパンツでお店に立っているワタシ…それが制服です。

水商売の「不文律」を破って商売をしているワタシはお客様をひたすら裏切り続けているのでしょうか?

店が暇なのはそのせいかしら…と時折思ってみたり

あ、これ決して「脱オトコ宣言」ではないですから…ね(苦笑)

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