「たま山歩／未踏の山道をもとめて～」
赤い屋根がかわいい「小桜平避難小屋♪」
楽々新道 途中 小桜平にある
収容人数10名／水ナシ／トイレあり
新岩間温泉Ｐからの距離 約4.2ｋｍ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
８月の雷鳥荘パーティに絡めた
加賀禅定道踏破
まだ決定ではないけど仮に
ここを往路とするなら
復路はどこって話
考えてるのが 楽々新道
気になるジオスポットもあるし
ここを往路（上り）にするのもありだと思う
でもちょっと怖さもある
初めは誰かと行きたい 一人じゃ心細い
と思っていたら この声 天に届いたか
ホントにチャンスがやってきた！
先週の チブリ尾根避難小屋 に続く第２弾！
小桜平避難小屋 の外装塗装作業！
行きたい！
だけど…
そこへ行きつくためには
楽々新道 を歩かねばならない
名にそぐわぬハードな道だと聞いていた
距離もチブリより長い
“（皆に）ついて行けるか心配です”
と リーダーのＫさんに伝えたところ
“チブリ歩けるんなら大丈夫ですよ♪”
と あっさり回答💓 …迷いは消えた♪
スタート場所はここ
（写真は２年前 山崎旅館を訪れたときのもの）
一里野温泉スキー場を過ぎて
岩間一里野線（県道53号）に入って
5ｋｍほど走った
山崎旅館さんの前にある駐車場
初めてのゲートに どきどきわくわく
集合した11人が赤い鉄扉の端をすり抜けていく
今日も暑い日になりそう💦
工事用に使用されてる丸石谷林道
（約1.4ｋｍ）を30分ほど歩くと
楽々新道登山口に到着
工事資材を運搬するモノレールの横に登山道があり
登り始めます
樹林帯によくあるフカフカの土です
ブナがいっぱいでチブリと似た匂いがします
右見ても左見ても 樹・樹・樹
でも 周り見てる余裕ないです
７０代とお見受けする女性がデカザックを背負って
下から 私に迫ってきました
一息つくタイミングだと感じ道を譲ります
“どうぞ♪”
軽く会釈して後姿を見送った…
“凄いなー”
どこぞの山岳会に入ってらっしゃるのは間違いない
その健脚ぶりをまざまざと見せられ
ショックと同時に嬉しくもなりました
毎年歩く いっぱい歩く
続けることが力になるのだろうと信じて
さぁ ガンバ！
歩く人が少ない道は荒れやすいと聞くけど
草も刈ってあってわかりやすい道です
杉やヒノキの大木が現われだす
似てる…と 思ったのが 鳴谷山
沢水がないぶん歩きやすかったりする？
この辺りは 保安林内で 保護地域
大きな樹は破壊と再生を夢想させる
自分を離れた落ち葉をバクテリアが分解して
土に還って 土を肥やし
吸収して 光合成して 成長して
また葉を落とす
何百年も 何千年も
それの繰り返し
地球の自転と太陽の公転に
人のように迷いはない
いち抜けたもない
くり返しつづかないと地球も人類も不安だ
人の手なんか要らない
命の循環を目の前にして
人間だけが異質に思えてくる
空が見えてきた
右に 見えそで見えん 加賀禅定道
ひとやすみは登山道上で
塩飴 クエン酸 必携の蒸し暑さ！
私は今日も水２㍑ 仕込んだザックがズシリ
でも私なんて絶対軽いから💦
それにしても皆さん 元気すぎるー♪
だんだんと柔らかい土に変わってきました
キツイのは想定の範囲内だったけど
参ったのが ストーカー！
ブーーーーーーーーーーン
不快な羽音を立ててどこまでもついてくる虫
なんだろ 今でもわからない
視界に入ったとき 大きいと思ったから ハチ？
あとは羽音を感じるだけ
一匹でどこまでもついてくる
防虫ネットを被り 虫よけスプレーもかけまくる
信じられん まだついてくる
イラつきと恐怖
ゲームの標的になった気分だった
（このショーは３０分ほど続いたように思う）
虫が消え 今度は足元の
ぬかるみに神経を使いながら歩いていたら
ふっと 空が広くなり
待望の標識 現る！
池塘
誘うように配置された板橋 その向こうに
小桜平避難小屋
時間は11時
うーん 確かにお肌ボロボロ
治療が必要な外観ですね
でも かわいくて塗り甲斐ありそうー♪
ハイ！
ここでまたまた想定外の出来事
iPhone バッテリーがピンチ！
持ってきたつもりの充電ケーブルが見当たらない
撮影に支障がでそうなので
作業中のショットはこれ一枚で終わり
貴重な 進行中写真
やはり軒下軒裏でてこずる
人数も前回より少なかったのですが
チブリよりも造形的には単純で
曇天で暑さが和らいだこと
（実際 チブリのときより涼しかった♪）
で 14時
記念写真を撮って終了です
みんなよくガンバリマシタ♪
これでここも２年は持ちます
次は３年後です
あとは帰るだけ
すると リーダーのＫさんが
“いいところがあるよ”
というもんでついていくと
ハクサンコザクラのお花畑でしたー♪
場所は 小屋から200ｍほど歩いたところ
（一枚目の写真を撮った高台です）
そういえばここは
“コザクラダイラ じゃないか！”
と気づき
一斉に撮影会が始まる（笑）
みんな楽しそう♪
と ここでマジに電池切れ
不安定な大気の匂いに
山岳会メンバーさんたちの
敏感な鼻がぴくぴく
自然と早足になり
凄い勢いでの下りとなりました
案の定 一時間もすると
ポツポツときはじめ
着替えるのも面倒だと無視していたら
本降りとなり（すぐ止むとおもってた）
登山口に着くまでしっかり降り続いた雨に
とうぜん全員ずぶぬれ
ストーカーアブと
土砂降りの雨に降られた記憶は絶対に
忘れられない思い出になりました♪
足攣りは 小桜平に着く前辺りで
おきかけましたが何とかやり過ごせました
距離だけみれば 往復8～9ｋｍ
楽ではない楽々新道を歩けた経験値がなにより大！
さぁさぁどうする加賀禅定道！
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