2022/03/19

TAMA-SANPO-52~五箇山で逢えた至福の絶景♪ 春まだ浅い「高落場山」~2022.3.16

 たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


高落場山山頂から望む白山

【高落場山(たかおちばやま)標高 1,122m

富山県南砺市にあり

庄川と砺波平野を区切っている
高清水(タカショウズ)山系の山

北側尾根にはブナ原生林が広がっていて
自然豊かな山を楽しめる富山の百山の一つ


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


数日前から約束されていた極上の天気
こんな日に家にいるのはもったいない

と思っていたら山友Kさんからお誘いが…💓

先週 チェーンアイゼンを試してみたくて
獅子吼を歩いてきた

3km歩くのにえらく時間がかかり
ようするに―しんどくて折り返した💦

運動不足を実感…

それがあって飛びつきたい衝動と
制動が同時に湧き上がり迷った…

モジモジ言い訳ばかりしてたら Kさん
それじゃとこの山をチョイス♪

高…落ち葉?いや…落場…山?
(聞いたことない)

Google mapでみるとわりと近いじゃん
(富山県 南砺市 梨谷)


で…決まり♪


7時30分 山環のいつもの場所で待ちあわせ
Kさんの車で現地へ向かう



ここが登山口

YAMAPみると皆この写真をアップしてて
すぐわかった♪

わかりやすいといえばこれも


登山口のすぐ横は五箇山トンネル
(国道304号)

そして広々とした駐車場が建物の反対側にある
(建物のある敷地には止めちゃいけない)

Kさん曰く
-冬でも除雪がしてあってありがたい-

取立山のようだと思った
登る前から愛され山なのがわかる♪

ここをスタート地点として山頂を目指す
通称「唐木峠ルート」

8時40分 スタート


建物の横からとりつく


カンジキ/チェーンアイゼンは使わず
つぼ足で しばらく様子見

雪が波打ってるのは
樹枝から雨水が滴るせいだろうか

緩そうに見えるけど意外と歩きやすい
たくさんの人に踏まれているのを感じる

直登だけど斜度はまぁまぁ
しばらく脚に優しい斜面がつづき

稜線上にでると




 おおー 絶景ー♪

最初に目についたのは左から延びる林道?
凄い場所に通ってるなー⁈

そして正面に見える 吊り尾根

吊り尾根とは 

2つのピークを結んで
吊橋のような美しい弧を描く稜線

のこと

この意味をまじまじと実感♪
(だってホントに美しいーのだから)

ここにずっと居たい気分なんですけど…💦


と Kさんに呼ばれる

-ここ 人喰谷 っていうんよー


この谷は雪崩が多くて 流されると

 雪が解けても人も荷物も出てこなくなる

ことからついた名らしい

確かに こんな



雪がすぐ剥がれそうな厳しい法面みてると

昔の(五箇山の)人が
命がけでこの山域を通ったことが想像できて

ぞっとする

この難所を避けるため明治20年にできたという
道谷新道 は今も現存しているのだろうか


あとここは

月長石(ムーンストーン)という
青白い結晶を含む希少な石が採れるらしい

これは 白山市にある鷲走ケ岳から
産出するものに近いらしく

妙な共通項をみつけて得した気分♪



Kさんカッコえーです🎵
(ついていきます!w)



高落場山へ向かう


今日の気温は下界で18℃と聞いている

稜線上は立ち木も少ない
怖いのは雪原が跳ね返す紫外線だ

これには夏山以上の警戒を要する
全身黒で覆いつくした今日の服装をみて

Kさんはコンビニ強盗のようだと笑う

そして

-峠を越えたらちょっときつくなるよ-

とも



斜面を一旦下り


登り返す


斜面には
雪で作ったアリ地獄もどきが出現⁈

ツリーホール♪

樹々の根元の雪がまぁ~るく消えていて
これぞ春の訪れを感じる風景



これわりと深いんで気を付けて

スマホでもうっかり落とそうものなら
ご愁傷さまーってなる💦



宿り木


朽ち木をつついた鳥は何なのだろう


縦にえぐられた傷はやっぱ…熊かな

灰褐色の表皮が特徴の ウダイカンバ



モノトーンの世界だから小さな発見が嬉しい♪

10:40 2時間で山頂到着


医王山方向♪
アローザスキー場がハッキリ見える♪


白山方向♪ 白山はモヤってるけど
笈ヶ岳-大笠山はくっきり♪


まん中に たいらスキー場
その向こう「ひとかた」が見えるという人形山♪


たいらスキー場 どアップ♪


ここは白山の北東側
いつもとは逆サイドからの白山を観ている

だから剣ヶ峰がバッチリ♪

高落場山の標高は 1,122m
「いい夫婦」って覚えるんですって♪

たしかに…忘れないなー♪


西からの風が強かったので
レインジャケットを着ました

Kさんが

持参したモンベルのスノーショベルで
足を置くスペースを作ってくれたので

座って白山を観ながらの雪上ランチ💓

あとから登ってきた人たち(4人)とも
山の話で盛り上がった

その中のおひとり 75歳だという男性は

私たちとは逆の方向から上ってこられた
(通称「梨谷ルート」)

Kさんがこのルートを下りてみたいと言うと
車で駐車場まで送ってくれるという♪

Kさん歓喜!
私も(よくわからんけど💦)嬉しいー♪

-こんな縦走めったにできんよー♪-

と ウキウキのKさんについて
梨谷ルートを下りるとする


おっとそのまえに
忘れちゃいけない 立山かんじき♪

このときこの場にいたほとんどの人が
使っていた!

富山では当たり前なのか⁈
嬉しかった!



今日はスノーブーツ
でもフィット感は登山靴と変わんない♪


12時スタート


頼もしいお二人の後について歩きます♪


チラリと見えた たいらスキー場
登山口(出口)はこの近くらしい



途中みえた白山!
これが今日一番美しいかも…♪


ピーカンだし雪も緩んで
かんじきでも歩きにくい時間になっていた

雪庇があるところで注意喚起してくれたり
雪崩れそうな斜面の下を歩くのを避けたり

Kさん曰く おっちゃんは

-ルート取りがうまい!- そうで

なかなかの名ガイドでした

石川に住んでるっていってたけど
富山弁だったよなー♪

親身さが伝わってきてねー♪
おっちゃん なんていいひとねん🎵



横に倒したら封水できるw
なにがあったらこんなんなるんやろ⁈



必ず まとまって落ちている なんで?


ヒップそりしたい♪


立岩というらしい


全層雪崩があったあとのようです
斜面ごと どっと落ちてるのが衝撃的!



川⁈ これは 梨谷川⁈


見えない橋の上に被さる雪の厚みが凄っ!
締まってるけどね 慎重に通過



橋の中ほどから上流をみると
きらきらと水が煌めく堰堤発見♪



最後の登り返し
目の前の杉林を抜けたら



たいらスキー場へ向かう道路に出ました♪

13:15 終了!
山頂から一時間ちょっとで着いた!


おっちゃん ここから車で
今朝私たちが止めた駐車場に向かってくれました

みてると 五箇山トンネルに入っていく⁈

-私たちこのトンネルの上を歩いてきたんよー

とKさん

なるほど長い 全長 3kmちょっと
ここを歩いて戻るのはやだな

Kさんが喜ぶのわかる
おっちゃん ありがとう♪

私たちを下ろした車は
石川に向かって走り去って行きました


いやー愉しかったなー♪
今日も引っ張り出してくれたKさんに感謝💓


今回後追いで調べていくと高落場山周辺は

地形と豪雪が五箇山の人々の生活や文化に
大きく関わってきたらしいことがわかる

山に峠に谷に歴史あり

夏道を歩いてみたいかもw

あと 唐木峠 朴峠 高清水山 梨谷
そして人喰谷♪(ドキドキ)


気温も上がってきたことだし
エンジンかけてどんどん動いて行こ―🎵


















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