2022/02/08

TAMA-SANPO-51~準備万端!登山本格装備で歩いた雪の「取立山」~2022.2.7

 たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


同行してくれた山友さんが撮った一枚
主役は彼方の峰々 …わかってる💦

すばらしい写真🎵
の 一部にしてくれたことに感謝ー💓


2年ぶり 雪の取立山に来ました♪
前に来たときは12月

道路が凍ってて登山口そばの駐車場まで行けず
スタート地点は林道だった



あれが私の
雪山デビューだと思っていたら

とんでもない!

今じゃちょくちょく
山歩に付き合ってもらってる山友Kさん

初めて出会ったのは
このときこの山の山頂だった!

Kさんに云わせたら

-あんなのは雪山とは云わない-

と 一笑に付された💦

それが11日前

このあとマジに冬山道具を選び
少しずつ買い足し

今日の山歩となった

果たして購入した道具たちは
期待通りの仕事をしてくれるだろうか

マンタテックは温かいだろうか


装備選びを
急いでいたのもこの日のためだった

予報は初め悪天候を伝えていたが
2~3日前から風向きが変わってきていた

朝起きがけの空は曇天だったけど
悪い予感はしない

今日デビューする装備品を車に積み込み
期待を胸に家を出た♪


道の駅 しらやまさんで
アスリート系山女🚺Hチャンと乗り合わせ

157号線を福井方向へひた走る

谷峠を越えたら
暫くして 右側に駐車場が見えた



おっと…
ちょっと通り過ぎたけど…セーフ💦

ここで もうひとりの同行者Iさん(🚹)と合流

しかし こんなところに
冬用の駐車場があるなんて知らなかった

けっこう広い
除雪もしっかりされていて楽にとめられた

登山口?は道路の向こう
かんじき以外の準備を済ませ凍った路面を渡った



そこには2m以上の雪の壁が立ち上がっていた
立山かんじきを装着したら

遅めの 9時40分 スタート!



人気の御山だけあって先行者ありの模様
トレースしっかりついててアリガタイ!

アークテリクスに身を包んだHチャンが
似合い過ぎてて見惚れる♪

私はとりあえず
足の下のカンジキに慣れようと必死



キノコの傘のような図に目がテン(笑)

どういう吹付け方をしたら
あんなふうになるんやろか



見覚えのある大看板は

東山いこいの森

そうか ここはキャンプ場だ
いつもなら車で通りすぎる道を行く

が…



どうもこの辺りから不安要素がでてきたみたい

Iさんは気づいていたようだけど
勝手知ったるお庭のような山

ときどきGPS確認をしながら
敢えてトレースをなぞっていった



ホント昨日まで降りつづいた
ドカ雪がウソのような明るさ

針山のような杉林に差し込む光が美しい♪

ときどき柔らかい雪があって
バランスがくずれる

カンジキも踏みそうになるし

ストックも頼りにし過ぎると
身体ごと雪に持ってかれる

因みにストックはスキー用のを持参



傾斜がきついところで樹々は雪に試される
しなやかに受け止める姿が美しいと思う

トレースに誘われるまま
右に左に直登にと雪中を行く3人



樹間を抜けたと思ったのは
空の青さを感じたとき♪

11時頃



青空 気持ち良すぎ♪




雲の変化が愉しくて…♪



アイスクリームみたいな雪面に感動したり♪



ここがいちばんの絶景ポイントかも♪

トレースをつけてくれた先行者
体力ありそうな若い男性2人組と遭遇

雪を掘って壁をつくり休憩されてました

時間は11時半をまわっていたので
ランチタイムかな

お兄さんたち

-じつはルート間違っちゃってー💦-
と 苦笑い

あっ やっぱり と心の中でつぶやく

いえいえ 遠回りしたけど
気持ちよく歩かせてもらってます♪


彼らは

もう少し先まで行ってチカラ尽き
下山するのだと言ってました

チカラ尽きた雪道ってどんなところだろ
まぁ 行けばわかるか♪



斜度はあるけどまだ歩きやすい
トレースついてるし



立山かんじきもちゃんと仕事してくれてる




ここで行き止まり?!
彼らがチカラ尽きた場所?

かなりの急坂だし雪も柔らかくて深そう



Iさん 行くようです
チャレンジャーやなー💦💦

腰まである雪を体ごとぶつけて進む!進む!




そのあとをHチャンがつづく
しかし…

Hチャン苦戦!
カンジキが効かないのか

前(上?)に進めず
試せど上れない状態

なので私が2番手になる

頼もしや 立山カンジキの爪はしっかりと
雪に食い込んでくれる

その爪が届く範囲なら



そういえば今日のIサン
確か スノーシュー!

それでこの斜面を上る…それも凄いと思った💦



Hチャン まだコツがつかめないか…
こちらまでハラハラする💦

つま先を蹴り込んだ状態のまま
下方を伺っていたときだった

踏ん張りつづけていた脚に異変が起きた

身に覚えのある嫌ーな感覚
それは大腿四頭筋が痙攣する前兆

やばっ!
と 思う間に脚はいうことをきかなくなり

前を向いて両膝を雪の壁に打ち込んだ

筋肉を休ませたくて
いろんな姿勢をとろうとしたけど

この斜度と狭小地で思うように動けず

-どこまでつづくのだろう-

急に弱気の虫が目覚めてしまい
上を行くIサンをすがるように見上げた

的確な進路を見定めることがむずかしいようで
Iサンも小休止したいようだった

Hチャンは いつのまにか追い付いていて
身体を入れ違えて先に行ってもらった

-大丈夫?-

と Hチャンの優しい言葉

大丈夫かと云われれば大丈夫ではない
そうだ ここは山なのだ

自分の替わりは誰もいない

救いの早道は一刻も早く
平地に降り立つことに思えた

残りのチカラを振り絞って雪の坂を這い上がり

やっと一息ついた



距離にして50mはきただろうか…
見れば見るほど凄いとこ歩いとる 私たち

(痙攣もやむなし?んなーこたーない)

Iサン 凄いわ💦
まだラッセル続けたそうだったけど(笑)

今日はここまで ね



記念撮影🎵

よくガンバリマシタ♪

13時 下山



さぁ 下山もスリル満点(苦笑)


しばらくは足を使って下りていたけど
まだ脚の制御がおぼつかない私はやはり



諦めた これしかない💦

尻滑りしても雪は入ってこなかった

安心のゲーター♪
安心のレインパンツ♪


けど この後 またしても痙攣がぶり返し
久しぶりに「芍薬甘草湯」のお世話になった

5分ほど 放心状態


-お腹が空いたな-

今日はゼリーしか口にしていなかった

信頼の山歩用朝ごはん
(納豆梅干し丸一個入り卵かけご飯)は

今日は食べれず
パンをかじっただけだった

ポカリとクエン酸を調合したドリンクは
ほとんど減ってない

でも汗はかいてるしお腹もすいてる
雪山を甘く見てた

これじゃ 攣るわけだ

不覚 そして深く 反省した


再始動してすぐ
さっき若者たちがいた場所についた

2m四方ほどを圧雪してある
せっかくなので使わせてもらおー

-寒い-

歩みを止めたとたん寒さがじわっと身に沁みた

風も少しあるようだ



愛用のモンベルサーモボトルから
いつものようにカップ麺に湯を注ぐ

熱湯を入れてきたはずなのに
出来上がりがいつもより冷めている

雪の中に置いたせい…だけじゃない気がする

医王山で食べたときも思った
あの時は晴れてたけど気温は氷点下近かった

雪山にいるということは
冷蔵庫や冷凍庫の中に居つづけるということ

冷気はすっぽりと私を包み込み
絶えず熱を奪いつづける

次回は
ポタージュスープか味噌汁を試してみよう

と思った

ぬるい麺でも腹はふくれた



Iサンのランチ 美味しそう♪



それぞれ違うギア ユニークだね🎵

その足で再び歩き出す


右に延びているのがさっき来た道
また遠回りはゴメンなので今度はまっすぐ行く



さよなら 取立山

リベンジしに
近いうちにまたくるから



樹林の中へ 戻ってきた
ホッとした🎵



ここを抜ければもうあと少し



正面に見える御山の神々しさに目を奪われる

2人とも早いなー

ちょっとiPhoneカメラをいじってるだけで
あっという間に引き離される

一人でも来れたらいいのになー
でも 一人は怖すぎる

道なき道を行くのが愉しいという人は
かなりの熟練者だと思う

まだ雪山をほんの少しかじったばかり

寒いのは嫌いだし
日焼けも最悪
面倒くさいのもゴメンだ

それを軽視できるくらいの
ご褒美が貰えることを期待して

ボチボチ歩いてみよう

購入した装備を無駄にしないためにも



あっ 装備品は
どれも申し分のない使い心地でした🎵



左に膨れているところがミスルート💦



帰りに寄った西山から見た白山
でかーい♪


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