☆Dream Night in 我楽 Vol297☆
白山手取川ジオパークのシンボル「白山」
気高く美しく、古来よりたくさんの人が訪れた信仰の山
何度も崩れ、旅人の歩みを脅かす存在でもありました。
そんな白山の山懐にあって
旅人を迎え入れ、見送ってきた安らぎの温泉宿
「永井旅館」と
白山の砂防工事と登山道整備に取り組んできた
「建設土木」のカオを持つ「永井家」
白山との関りのなかで刻まれた歴史
（市ノ瀬、白山温泉、洪水、歩荷、など）
を語っていただきます。
いつも歩いていた登山道、その
見え方、感じ方が変わること、まちがいなし！
聞きたいこと、教えてください！
永井さんとお話しましょう🎵
※10月21日～23日にかけて、白山市内で
日本ジオパーク全国大会／白山手取川大会が開催されます♪
https://taikai.geopark.jp/2022/
我楽は、白山手取川大会を応援しています！
◎講師プロフィール
永井 隆一 さん
白山市観光協会
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《 イベント後記 》
ジオパーク公認ガイドとしては、我楽として大会を盛り上げたい！
ならばドリーム講師でしょう♪
ということで、お招きしたのが、白山観光協会で活動されている「永井隆一」さん
おじいさまは、永井喜一郎さん そう…
白山登山の玄関口“市ノ瀬”で、あの「永井旅館」の看板を掲げ
白山にその生涯を捧げて来られたかたです。
そのおじいさまとお父さまと隆一さん
三代にわたる白山との深―い関わりは、たぶん運命づけられたもの?!
東京の大学を卒業された隆一さんが、白峰に戻ろうと決めたとき
白山の御世話をしてきた喜一郎さんとお父さまは他界していました。
「白山の世話をせぃ、ということかな」と、思ったといいます。
まさに永井家のDNAがひきよせたか、白山の魔力か
市ノ瀬の歴史といえば、昭和9年７月11日に起きた大洪水ですが…
白山の別当谷で起きた大崩落で土石流が発生し、
市ノ瀬にあった集落と白山温泉が、押し寄せた土砂の下に埋まりました。
集落の死者は42名となりました。
永井家の方々も大勢犠牲になりましたが、喜一郎さんは助かりました。
洪水のあと、今の永井旅館のあるところに建物が建ちましたが
経営はうまくいかず、喜一郎さんが買い取ります。
三棟だった建屋はひとつになり、登山者や砂防現場の作業員等を受け入れながら
温泉の管理、歩荷をしたり、登山道整備や砂防工事と
市ノ瀬を復活させるためには何でもやってこられたようです。
事業家としての才もあったのでしょうね
こうして永井家の人びとと白山との関りは現在に至ります。
参加者のほとんどが、白山登山経験者ということもあり
市ノ瀬の話（永井旅館話含む）が、白山の話にまで及びます。
テキストは、「白山観光協会創立70周年記念誌」
白山の情報満載！（編集されたのは永井さん）
とくに白黒「写真で見る過去の白山」は、驚きの連続でした。
わらじで荷を担ぐ歩荷しかり、登山道周辺の風景しかり
十分な装備と情報を持ち、もしものときのケアも行き届いた
今の自分の登山スタイルがどれだけ恵まれているか
白山施設の整備や運営に関わったひとたちの熱意と苦労がわかりました。
静かに、でも流ちょうに、言葉を尽くされる永井さんは、やはり白山の世話人だなーと感じます。
白山はこれからも変わり続けるでしょうけど、永井家の人びとはこれからも
白山のいちばん近くで、見守り続けてくれると思える。
（あ、これ、単なる願望ですけど💦）
私も、伝えつづけていきたいので、永井さん
これからも白山のいいところ、どんどん広めていきましょう
白山手取川ジオパーク大会に寄せて♪
参加者の皆さん、永井さん、ありがとうございました♪
“歩荷みそ”として、長年、永井旅館で使われてきた特製ダレ
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