2026/08/30

TAMA-SANPO-114~大日三山周回!後編/弥陀ヶ原-立山カルデラ-八郎坂♪~2026.8.26

 「たま山歩/未踏の山道をもとめて」


【弥陀ヶ原】
(標高約1,600m〜2,000m)

富山県立山町の立山黒部アルペンルート上にある
国内有数の高層湿原および火砕流台地

ラムサール条約登録湿地で
国際的に貴重な湿原として保護されており

約3,000個もの「池塘」と呼ばれる
小さな池や水たまりが点在している

地獄に落ちた餓鬼が飢えをしのぐために田植えをした
という言い伝えから「餓鬼田(ガキの田)」と呼ばれている

ワタスゲやチングルマなどの高山植物が見られるほか
秋には美しい草紅葉を楽しめる

薬師岳や立山カルデラを一望できる展望台があり
侵食カルデラの荒々しい自然を眺めることができる

整備された木道を歩く「内回りコース(約40分)」や
「外回りコース(約1時間20分)」が人気


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


8/26 4:00 目覚める

前日に荷詰は終わっており
まだ暗い403号室からザックと衣類を廊下に移動し

顔を洗い 水を補充し
雑穀おにぎりをゆっくり食べ 階下の休憩室へ

まだ外は暗い ヘッデンを付け
アプリを立ち上げようとスマホの画面を見たとき

一瞬 凍り付いた

バッテリー残量 48パー・・? ???

なんで? 昨日の夜 100% 充電したのに???

慌てて Mバッテリーに接続する
歩きながら補充するしかない

同室の彼女とは 外の分岐で別れ
室堂方向へと石の階段を上り始めた

5:00 スタート



男性側だけ灯りがついていた
気持ちいいだろうなー朝風呂w



一夜の宿をふりかえる
この一見くたびれた外壁をもつ建物は

毎年すっぽりと屋根まで雪に埋まり
春にまた姿を現すというサイクルを

50年も続けてきたのだと思うと
なんだか キュンとしてしまった

見てくれはどうあれ立派に機能を果たしている
老舗の温泉宿に幸あれ また来たい!



今どき ¥1,000で使えるキャンプ場なんてあり得ない

と テン泊男性が言ってたのを思い出す
まっこと 有り難いエリアです 立山 次はテントで



硫黄臭が満ちるなか 粛々と歩く


圏谷(カール)美しい🎵


ずっと観ていたい🎵


まもなく別山方向から日の出
待っていたかった💦


8/31で宿泊営業が終了する ホテル立山


その手前が 下山口 登山装備ありの人のみ入れる


5:50
彼方に小さく見える建物をめざしてスタート


なんだか果てしないけど ステキ🎵

空気も乾いた感じで 暑くも寒くもなく
静かで柔らかな光が揺らぐ

とても気持ちのいい山歩



沢を渡る 登山道はよく整備されてると思う


ベンチがあるので座ってみる


立山三山と浄土山!
なるほど 気持ちイー景色🎵


あの水平道は今は歩けない地獄谷への道だろうか


朝日に輝くチングルマ♪


大日三山は頭が雲の中


剱岳も ついに見納めか⁈


道路に出た 渡ったら


お地蔵さま 合掌


6:30 天狗平山荘 が見えてきた


そして道路の向こう側にあるのは

立山高原ホテル

「立山」と名のつく宿が多くて
混乱するのは私だけではないと思いたい💦



ガラス窓越しに食事中の人びとの顔が見える
視線を合わせぬように通り過ぎ

建物正面にくると


登山道入口
ここ ちょっとハードな道らしい

もう一本の道は
たぶん・・ここより “楽しい” 道だと思う(苦笑)



きのう歩いた大日連山🎵

再び道路に出る!
「鏡石」表示のあるカーブミラー

その横の道を入っていくと 再び 木道



くまもんのおとしもの?

湿原なので木道があるのは当然だけど
室堂でたときのそれより明らかに劣化がみてとれる

歩く人が少ないのが如実にわかる
(一般観光客向けではないと思う)



それでもありがたい


池塘はあるし

この辺では池塘のことを「ガキ田」という
立山信仰のストーリーがもとになってる




まだまだ使える?ベンチ
彼方に見える鍬崎山に向かって歩くのも一興

ただ ちょっと休んでいこうかな
という気分ではなかった

なぜってこのときのわたし
全身 びしょ濡れだったから💦

天狗平山荘からこっち
狭い登山道におっ被さる草木は成長著しく

けど それを刈る人もおらぬようで
侵入者の私を朝露が容赦なく濡らし続けた

甘く見てたようで ひと藪漕いだら
下半身は水に浸かったみたいになっており

アンダーシャツの袖は皮膚に貼りついてた
シューズの中はぐちょぐちょ音立ててた

もっと早くレインウェアの上下 着とけばよかった
と思ったけど あとのまつり



こんなとこ ☝ 
が 湿原のあちらこちらに出現する


この道も きっと悪夢の道だー!
あっ!でも 建物が見えてきた!



7:30 さて・・

いつのまにやら 崖っぷち 鎖? もしやここは


とにかく下りてみる おー急峻な崖!


あ やっぱり! ここが 獅子ヶ鼻岩

景勝地らしいが周りを見てる余裕はない



どうみても スリッピー!


つま先しか乗らん!


すったもんだして沢底に着いて


今下りてきたとこを見上げる
獅子ヶ鼻岩 モアイの横顔のようにも見えるが・・

昔の立山登山では
一番の難所と言われた鎖場らしい

無事通過できてよかった



沢から上がってきたら再び谷が広がる
川の合流地点 ここが 一の谷?


またまた谷底に下り 架けられた木道を渡り
うっそうとした灌木の茂みを上昇する
(またまた 濡れる)

で


8:00 やっと地上に戻ってきたー!

ここで一回目の靴下絞り
靴が吸った水はどうしようもない

暫し休憩


上級者向け?たしかにスリリングだった

ここから約2時間 写真がない

じつは
獅子ヶ鼻岩よりずっと不安なことがあって

それは 異常なほど消耗の早いスマホのバッテリー

朝 繋いだ 10,000mAh のM-バッテリーは
とうに死んでいた

手元の表示は20%を切っていた
これは写真を撮ってなどいられない

由々しき問題だ

下山までまだ4時間以上はあるだろう

行く手はまだまだ未踏の道ばかり
アプリに先導してもらわなければ

道迷いは必至だ

撮るのを自粛し今最低限やるべきことをする
アプリを見ながら「分岐」を追い

ほどなく 遊歩道 とされる木道に入った
ここまでくれば 道は明瞭

8:40 弥陀ヶ原ホテル に着いた

敷地内に入ると バス待ちの人たちの姿がみえた
けっこうな人数だ

皆 こぎれいな靴を履いてる

そーいやここ
一泊/3万ほどするんじゃなかったっけ

んなことはどうでもいい!
もーなりふり構ってられない

全身湿った体のままでホテルに入り
フロアにいた男性に声を掛けた

“充電してもらえませんか⁈ もちろん有料で!”

若いお兄さん 快く引き受けてくれた

現状10%台の残量を「安心」まで持って行くには
どれくらい時間がかかるのか

途中経過を見ながら結局 10時までお願いした

この間 館内の展示を見たり
蔵書を読ませてもらったり

思いがけず
ゆったりした時間を過ごすこととなった

外でひなたぼっこしていたら



黒い蝶が濡れたズボンのすそに止まって
チューチューやりはじめた!

(それ 汗じゃないと思うけど・・💦)

キベリタテハ というらしい



10時になり90%を超えていたのでありがたく終了

無償でフル充電してくれたことに気がおさまらず
立山連峰(連山)が描かれた手ぬぐいを購入

お兄さん曰く(宿泊者であろうとなかろうと)
この地を訪れる全ての方がお客さま

として接しているから(無償デイイ)とのこと

神対応やー!
ありがとうございました!<(_ _)>

安心と同時に やる気(見る気)も漲ってくる
さぁ カルデラを観に行かなくっちゃ♪

ナビに従って行くと



弥陀ヶ原ホテルの向かいにある
こちらの敷地へ誘導される

 立山荘 (外壁の修繕中)

そこに


展望台への入り口発見!

ここもまた鬱蒼としてるけど めげないw

ただ 今年もガスガスだったら辛いなー

折れない心の準備しとこー
来て損したとは思わないでいよう と

気持ちを落ち着け 歩くことおよそ10分

前方に光が差しこみ
樹々に囲まれた平坦地が現われた



立山カルデラ展望台

鼓動が高鳴った♪(*'▽')


中央に置かれた案内板に駆け寄る

目の前には


視界を邪魔するものもない
穏やかなカルデラの絶景♪


憧れの稜線♪と 薬師岳 そして崩れ


2024年に歩いた稜線と崩壊斜面

竜王岳-鬼岳-獅子岳-ザラ峠-鷲岳-鳶山


今 見ているのは東側の斜面

立山カルデラを展望できる場所は幾つかあって
ここもそのひとつ

鳶崩れ跡が正面にみえる

見ていると緑が多くてホント穏やか
長年 土砂の流出を食い止めてきた

関係者の努力が感じられる


※ 奇しくもこの日

ネパールの山岳地帯で
大規模な土石流災害が発生した

崩落した氷河が
川をせき止め“天然ダム”を造り-決壊

死者行方不明者が
3,000人(8/30現在)を越える大惨事となっている

白山でも立山でもアルプスでもアンデスでも
世界中どこででも起こりえること

地震/永久凍土の融解 止まらない地球の悲鳴
 それとも 怒りか

人類がおごり続ける限り
大地からの報復はこの先も続くに違いない

砂防はもちろん意義のある事業だけど
対処するだけではなく根本原因をつぶす努力を

なぜ人類はできないのだろうか と
悲しくなった


なぜ崩壊地に惹かれるのか
自分でもわからないけど

無性に 覗いてみたくなる衝動には
これからも付き合っていくつもり

来てよかった
昨日からいろいろあったけど💦

神さまがやっと 御褒美をくれたんだ♪


さて 登山道に戻ろう

スマホが復活したとはいえ
のんびりする気分じゃない

ナビを見ると弥陀ヶ原ホテルに戻って
新しい道を行くらしい

が 戻りすぎて 遊歩道に突入



稼がんでいい歩数を積んでしまった💦


来るときも通った道 きれいに整備されてる
スニーカーでも十分歩ける


ここだ 分岐 まっすぐ行けばいいはず
そうして再び道路にでる


手前にあった 痛みの激しい案内板


この先 松尾峠 でも行ってはいけない

ここで2度目の 靴下絞り
気温も高くなってきて草木も乾いている

もう藪道でも濡らされることはないだろう
侵入してすぐ(11:20)



右に折れると おー歩きやすそな木道♪

そして道路がすぐとなり これいいね
なんか安心する(笑)

朝イチの弥陀ヶ原山歩に次いで気持ちいい時間

ここでも鍬崎山を見ながら歩ける

ただひとつ
わりと頻繁に通る 高原バスからの視線が
ちょっと気になったりしたw



イワショウブ?

ワタスゲは見れんけど
この子はいっぱい咲いてた♪

木道は道路から付かず離れずの距離を保ちつつ
続いており アプリをチェックするのも忙しい

今現在の目的地は 弘法 というところ

で 来たのだけどここでも道なりに行ってしまい
20mほど戻る羽目に


ここで止まればよかったのだけどね💦


11:50 向かい正面に 登山道入口

下ってすぐ今回初めての転倒
板状ではなく丸太を縦に切っただけの歩道に

足を置いた瞬間
木目に沿ってつるんといってしまい

尻持ちをついた 危ない 危ない💦
側道の気配を感じつつ灌木の中を進んでいき

抜けたところで 2人組の若者と遭遇

ここに居るということは“あれ”しかない
思わず声がでた!

“八郎坂上がって来られたんですか⁈”

肌も露わなニーさんたち 頷くとシンドカッタと吐露
登山道は特に問題ないようなのでホッ

暑くなってきて日差しが気になる時間帯
伝えて健闘を祈った



12:00 その 八郎坂 下山口に着く

急カーブの曲がり部分にあり
道路際に立つと黒い森に吸い込まれそうだ


この坂のことをAIに訊いてみた

大正13年 (1924年) 立山黒部アルペンルートの
称名滝から弘法へとつながる登山道が開かれた

とても険しく急な坂(胸突き八丁)だったので
元々は「八丁坂(ハッチョウザカ)」と呼ばれていた

その後 この険しいルートで
多くの登山客を安全に案内し

多大な貢献をしたのが
地元の名山岳ガイド「佐伯八郎」氏だった

彼の死後/偉大な功績を語り継ぎ 哀悼の意をこめ

「八丁坂」から「八郎坂」へと改名された

とのこと

胸突き八丁坂と聞くだけで緊張が走る

そんなルートを歩きたいときは
まず「下り」から は わたしの常套手段

格の違いがどこからくるのか
試させてもらいます( ̄ー ̄)



注意喚起


少し下りたところに案内板

どれどれ

所要時間:上り/2時間半 下り/1時間半
標高差 600mかー

因みにここの標高は 1,580mとのこと

大日岳と称名滝の展望が楽しめる♪
これだけで十分(苦笑)

始めは 平坦な道 そこから


分岐

左へ行くと美女平へ行けるらしい
わたしはまっすぐ


滝が見えた! たぶん一段目🎵

そしてここからは足元が見るからに急峻になった
ストックをしまう



背後に昨日上った大日岳


写真がへたで緊迫感が伝わらないのはご勘弁
(これ☝ましな道ね)

たしかにドSな坂である
どうとひと言では言えない

昨日歩いた牛ノ首付近にあるような
苔むした石が連続していたり

段差が極端に大きかったり
フラットな足がかりがなかったり

上るときのように崖に向き合うシーンも多い

垂直とまではいわないが
それに近いところも多々あり

ロープは必ずしもあるわけではなく
むしろ枝葉を掴んでることが多いような

狭小トラバースが谷側に斜めってるとこも恐怖

嫌らしいのは背中のザックだ
身体を捻るとき重心がブレてひっぱられる

振られまいとするが
リカバリーが思うようにいかない

テント 担がんでホントよかったと思う💦

思うに同じような坂は他にはあっても
長時間この緊張に晒されるという点で

八郎坂の「格」が上がっているのだろう

そしてもうひとつ 不快だったのが湿度の高さ

下り始めてからかく汗の量がハンパない
風もなく 聞こえるのは滝の水音だけ

Wet なのはこの滝のせいかもしれない!
上りは2時間半とあったなー

こんなんで上るなんて嫌だ!嫌だ!

昔は軍用に使われてたこともあるそうな・・
信じられない 日本人 凄すぎる!


ジタバタしながらも ドS道を“こなして”いると

コンクリートで固められたフラットな
トラバースが ふいに出現!

自然と身体が起き 水音のする方をみると



12:35 称名滝 絶景point

嬉しい景色が飛び込んできた!

迫力の4段滝 落差350mの大名瀑!
滝つぼからだと見えない最上段の滝も目の前

そしてそのすぐ先に


称名滝展望台(滝見台)1250m

が 造られていた

だいたい半分くらい降りたろうか
計算してみると 330mほど消化したらしい

一般観光客が見上げる滝見台付近は 標高約1,000m

下りる方より上る方がきついに決まってる

250mをえっちら登ってきてここで
滝を観て心と身体を癒す(ひと休み)

登山道製作者の愛情が感じられる💓



15:50 茂みの向こうに道路が見えた⁈


舞上がるのはまだ早い 気を抜いてはダメ


わぉー!右に砂防堰堤⁈


滝の見え方も変わってきた
もう 完全に 見上げてる


そして 目線と同レベルに 称名道路🎵


あと少し?


最後は メチャ歩き易い道に変わり


13:15 八郎坂 登山口に到着\(^o^)/


称名滝はもう見えないけれど

その源流(称名廊下も称名渓谷も)を
しっかと見てきた嬉しさがこみ上げる♪



ひりゅうはし?

飛龍橋かー!かっこいい名前♪
落差350mを飛翔する龍を心に描きつつ

橋を渡り


大日岳登山口を通り過ぎ


くまもん防御の秘密兵器⁈

「高周波発生装置」の奇妙な音に耳を奪われつつ

無事 称名平駐車場に帰ってきました!





今回も 歩きごたえのある山旅でした♪

一日で 2,000mの上りも
そういえば・・スタート前に懸念したあのこと

アミノバイタル抜きで大丈夫なのか⁈

特にトラブルもなかったので忘れてたくらい
攣りもなく 芍薬甘草湯も飲んでない

これは 何がよくてこの結果に?

もしかしたら前夜に食べた “おこわ(もち米)?”
アクエリ100%+Mg 入りドリンク?

これからも試してみる価値ありです

温泉/生ビール
立山エリアの愉しみ方を広げられたこと

道まちがいに凹んだこと

あと スマホのバッテリー不足事件

iPhoneのバッテリー最大容量が75%ってのは
知ってたけど 今回の実害で動く気になった

交換しよ

収穫アリアリです
これだから山は止められない(笑)🎵


―おまけ―


帰る途中立山駅周辺に寄ったら平日なのに
駐車場①②③④は満車!

スゴいね! 立山人気!


〆の温泉は

【立山 吉峰温泉 /グリーンパーク吉峰】

露天が最高!
ありがとうございました<(_ _)>


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