「たま山歩/未踏の山道をもとめて」
【弥陀ヶ原】
(標高約1,600m〜2,000m)
富山県立山町の立山黒部アルペンルート上にある
国内有数の高層湿原および火砕流台地
ラムサール条約登録湿地で
国際的に貴重な湿原として保護されており
約3,000個もの「池塘」と呼ばれる
小さな池や水たまりが点在している
という言い伝えから「餓鬼田(ガキの田)」と呼ばれている
ワタスゲやチングルマなどの高山植物が見られるほか
秋には美しい草紅葉を楽しめる
薬師岳や立山カルデラを一望できる展望台があり
侵食カルデラの荒々しい自然を眺めることができる
整備された木道を歩く「内回りコース(約40分)」や
「外回りコース(約1時間20分)」が人気
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
8/26 4:00 目覚める
前日に荷詰は終わっており
まだ暗い403号室からザックと衣類を廊下に移動し
顔を洗い 水を補充し
雑穀おにぎりをゆっくり食べ 階下の休憩室へ
まだ外は暗い ヘッデンを付け
アプリを立ち上げようとスマホの画面を見たとき
一瞬 凍り付いた
バッテリー残量 48パー・・? ???
なんで? 昨日の夜 100% 充電したのに???
慌てて Mバッテリーに接続する
歩きながら補充するしかない
同室の彼女とは 外の分岐で別れ
室堂方向へと石の階段を上り始めた
5:00 スタート
男性側だけ灯りがついていた
気持ちいいだろうなー朝風呂w
一夜の宿をふりかえる
この一見くたびれた外壁をもつ建物は
毎年すっぽりと屋根まで雪に埋まり
春にまた姿を現すというサイクルを
50年も続けてきたのだと思うと
なんだか キュンとしてしまった
見てくれはどうあれ立派に機能を果たしている
老舗の温泉宿に幸あれ また来たい!
今どき ¥1,000で使えるキャンプ場なんてあり得ない
と テン泊男性が言ってたのを思い出す
まっこと 有り難いエリアです 立山 次はテントで
硫黄臭が満ちるなか 粛々と歩く
圏谷(カール)美しい🎵
ずっと観ていたい🎵
まもなく別山方向から日の出
待っていたかった💦
8/31で宿泊営業が終了する ホテル立山
その手前が 下山口 登山装備ありの人のみ入れる
5:50
彼方に小さく見える建物をめざしてスタート
なんだか果てしないけど ステキ🎵
空気も乾いた感じで 暑くも寒くもなく
静かで柔らかな光が揺らぐ
とても気持ちのいい山歩
沢を渡る 登山道はよく整備されてると思う
ベンチがあるので座ってみる
立山三山と浄土山!
なるほど 気持ちイー景色🎵
あの水平道は今は歩けない地獄谷への道だろうか
朝日に輝くチングルマ♪
大日三山は頭が雲の中
剱岳も ついに見納めか⁈
道路に出た 渡ったら
お地蔵さま 合掌
6:30 天狗平山荘 が見えてきた
そして道路の向こう側にあるのは
立山高原ホテル
「立山」と名のつく宿が多くて
混乱するのは私だけではないと思いたい💦
ガラス窓越しに食事中の人びとの顔が見える
視線を合わせぬように通り過ぎ
建物正面にくると
登山道入口
ここ ちょっとハードな道らしい
もう一本の道は
たぶん・・ここより “楽しい” 道だと思う(苦笑)
きのう歩いた大日連山🎵
再び道路に出る!
「鏡石」表示のあるカーブミラー
その横の道を入っていくと 再び 木道
くまもんのおとしもの?
湿原なので木道があるのは当然だけど
室堂でたときのそれより明らかに劣化がみてとれる
歩く人が少ないのが如実にわかる
(一般観光客向けではないと思う)
それでもありがたい
池塘はあるし
この辺では池塘のことを「ガキ田」という
立山信仰のストーリーがもとになってる
まだまだ使える?ベンチ
彼方に見える鍬崎山に向かって歩くのも一興
ただ ちょっと休んでいこうかな
という気分ではなかった
なぜってこのときのわたし
全身 びしょ濡れだったから💦
天狗平山荘からこっち
狭い登山道におっ被さる草木は成長著しく
けど それを刈る人もおらぬようで
侵入者の私を朝露が容赦なく濡らし続けた
甘く見てたようで ひと藪漕いだら
下半身は水に浸かったみたいになっており
アンダーシャツの袖は皮膚に貼りついてた
シューズの中はぐちょぐちょ音立ててた
もっと早くレインウェアの上下 着とけばよかった
と思ったけど あとのまつり
こんなとこ ☝
が 湿原のあちらこちらに出現する
この道も きっと悪夢の道だー!
あっ!でも 建物が見えてきた!
7:30 さて・・
いつのまにやら 崖っぷち 鎖? もしやここは
とにかく下りてみる おー急峻な崖!
あ やっぱり! ここが 獅子ヶ鼻岩
景勝地らしいが周りを見てる余裕はない
どうみても スリッピー!
つま先しか乗らん!
沢から上がってきたら再び谷が広がる
川の合流地点 ここが 一の谷?
またまた谷底に下り 架けられた木道を渡り
うっそうとした灌木の茂みを上昇する
(またまた 濡れる)
で
8:00 やっと地上に戻ってきたー!
ここで一回目の靴下絞り
靴が吸った水はどうしようもない
暫し休憩
上級者向け?たしかにスリリングだった
ここから約2時間 写真がない
じつは
獅子ヶ鼻岩よりずっと不安なことがあって
それは 異常なほど消耗の早いスマホのバッテリー
朝 繋いだ 10,000mAh のM-バッテリーは
とうに死んでいた
手元の表示は20%を切っていた
これは写真を撮ってなどいられない
由々しき問題だ
下山までまだ4時間以上はあるだろう
行く手はまだまだ未踏の道ばかり
アプリに先導してもらわなければ
道迷いは必至だ
撮るのを自粛し今最低限やるべきことをする
アプリを見ながら「分岐」を追い
ほどなく 遊歩道 とされる木道に入った
ここまでくれば 道は明瞭
8:40 弥陀ヶ原ホテル に着いた
敷地内に入ると バス待ちの人たちの姿がみえた
けっこうな人数だ
皆 こぎれいな靴を履いてる
そーいやここ
一泊/3万ほどするんじゃなかったっけ
んなことはどうでもいい!
もーなりふり構ってられない
全身湿った体のままでホテルに入り
フロアにいた男性に声を掛けた
“充電してもらえませんか⁈ もちろん有料で!”
若いお兄さん 快く引き受けてくれた
現状10%台の残量を「安心」まで持って行くには
どれくらい時間がかかるのか
途中経過を見ながら結局 10時までお願いした
この間 館内の展示を見たり
蔵書を読ませてもらったり
思いがけず
ゆったりした時間を過ごすこととなった
外でひなたぼっこしていたら
黒い蝶が濡れたズボンのすそに止まって
チューチューやりはじめた!
(それ 汗じゃないと思うけど・・💦)
キベリタテハ というらしい
10時になり90%を超えていたのでありがたく終了
無償でフル充電してくれたことに気がおさまらず
立山連峰(連山)が描かれた手ぬぐいを購入
お兄さん曰く(宿泊者であろうとなかろうと)
この地を訪れる全ての方がお客さま
として接しているから(無償デイイ)とのこと
神対応やー!
ありがとうございました!<(_ _)>
安心と同時に やる気(見る気)も漲ってくる
さぁ カルデラを観に行かなくっちゃ♪
ナビに従って行くと
弥陀ヶ原ホテルの向かいにある
こちらの敷地へ誘導される
立山荘 (外壁の修繕中)
そこに
展望台への入り口発見!
ここもまた鬱蒼としてるけど めげないw
ただ 今年もガスガスだったら辛いなー
折れない心の準備しとこー
来て損したとは思わないでいよう と
気持ちを落ち着け 歩くことおよそ10分
前方に光が差しこみ
樹々に囲まれた平坦地が現われた
立山カルデラ展望台
鼓動が高鳴った♪(*'▽')
中央に置かれた案内板に駆け寄る
目の前には
視界を邪魔するものもない
穏やかなカルデラの絶景♪
憧れの稜線♪と 薬師岳 そして崩れ
2024年に歩いた稜線と崩壊斜面
竜王岳-鬼岳-獅子岳-ザラ峠-鷲岳-鳶山
今 見ているのは東側の斜面
立山カルデラを展望できる場所は幾つかあって
ここもそのひとつ
鳶崩れ跡が正面にみえる
見ていると緑が多くてホント穏やか
長年 土砂の流出を食い止めてきた
関係者の努力が感じられる
※ 奇しくもこの日
ネパールの山岳地帯で
大規模な土石流災害が発生した
崩落した氷河が
川をせき止め“天然ダム”を造り-決壊
死者行方不明者が
3,000人(8/30現在)を越える大惨事となっている
白山でも立山でもアルプスでもアンデスでも
世界中どこででも起こりえること
地震/永久凍土の融解 止まらない地球の悲鳴
それとも 怒りか
人類がおごり続ける限り
大地からの報復はこの先も続くに違いない
砂防はもちろん意義のある事業だけど
対処するだけではなく根本原因をつぶす努力を
なぜ人類はできないのだろうか と
悲しくなった
なぜ崩壊地に惹かれるのか
自分でもわからないけど
無性に 覗いてみたくなる衝動には
これからも付き合っていくつもり
来てよかった
昨日からいろいろあったけど💦
神さまがやっと 御褒美をくれたんだ♪
さて 登山道に戻ろう
スマホが復活したとはいえ
のんびりする気分じゃない
ナビを見ると弥陀ヶ原ホテルに戻って
新しい道を行くらしい
が 戻りすぎて 遊歩道に突入
稼がんでいい歩数を積んでしまった💦
来るときも通った道 きれいに整備されてる
スニーカーでも十分歩ける
ここだ 分岐 まっすぐ行けばいいはず
そうして再び道路にでる
手前にあった 痛みの激しい案内板
この先 松尾峠 でも行ってはいけない
ここで2度目の 靴下絞り
気温も高くなってきて草木も乾いている
もう藪道でも濡らされることはないだろう
侵入してすぐ(11:20)
右に折れると おー歩きやすそな木道♪
そして道路がすぐとなり これいいね
なんか安心する(笑)
朝イチの弥陀ヶ原山歩に次いで気持ちいい時間
ここでも鍬崎山を見ながら歩ける
ただひとつ
わりと頻繁に通る 高原バスからの視線が
ちょっと気になったりしたw
イワショウブ?
ワタスゲは見れんけど
この子はいっぱい咲いてた♪
木道は道路から付かず離れずの距離を保ちつつ
続いており アプリをチェックするのも忙しい
今現在の目的地は 弘法 というところ
で 来たのだけどここでも道なりに行ってしまい
20mほど戻る羽目に
ここで止まればよかったのだけどね💦
11:50 向かい正面に 登山道入口
下ってすぐ今回初めての転倒
板状ではなく丸太を縦に切っただけの歩道に
足を置いた瞬間
木目に沿ってつるんといってしまい
尻持ちをついた 危ない 危ない💦
側道の気配を感じつつ灌木の中を進んでいき
抜けたところで 2人組の若者と遭遇
ここに居るということは“あれ”しかない
思わず声がでた!
“八郎坂上がって来られたんですか⁈”
肌も露わなニーさんたち 頷くとシンドカッタと吐露
登山道は特に問題ないようなのでホッ
暑くなってきて日差しが気になる時間帯
伝えて健闘を祈った
12:00 その 八郎坂 下山口に着く
急カーブの曲がり部分にあり
道路際に立つと黒い森に吸い込まれそうだ
この坂のことをAIに訊いてみた
大正13年 (1924年) 立山黒部アルペンルートの
称名滝から弘法へとつながる登山道が開かれた
とても険しく急な坂(胸突き八丁)だったので
元々は「八丁坂(ハッチョウザカ)」と呼ばれていた
その後 この険しいルートで
多くの登山客を安全に案内し
多大な貢献をしたのが
地元の名山岳ガイド「佐伯八郎」氏だった
彼の死後/偉大な功績を語り継ぎ 哀悼の意をこめ
「八丁坂」から「八郎坂」へと改名された
とのこと
胸突き八丁坂と聞くだけで緊張が走る
そんなルートを歩きたいときは
まず「下り」から は わたしの常套手段
格の違いがどこからくるのか
試させてもらいます( ̄ー ̄)
注意喚起
少し下りたところに案内板
どれどれ
所要時間:上り/2時間半 下り/1時間半
標高差 600mかー
因みにここの標高は 1,580mとのこと
大日岳と称名滝の展望が楽しめる♪
これだけで十分(苦笑)
始めは 平坦な道 そこから
分岐
左へ行くと美女平へ行けるらしい
わたしはまっすぐ
滝が見えた! たぶん一段目🎵
そしてここからは足元が見るからに急峻になった
ストックをしまう
背後に昨日上った大日岳
写真がへたで緊迫感が伝わらないのはご勘弁
(これ☝ましな道ね)
たしかにドSな坂である
どうとひと言では言えない
昨日歩いた牛ノ首付近にあるような
苔むした石が連続していたり
段差が極端に大きかったり
フラットな足がかりがなかったり
上るときのように崖に向き合うシーンも多い
垂直とまではいわないが
それに近いところも多々あり
ロープは必ずしもあるわけではなく
むしろ枝葉を掴んでることが多いような
狭小トラバースが谷側に斜めってるとこも恐怖
嫌らしいのは背中のザックだ
身体を捻るとき重心がブレてひっぱられる
振られまいとするが
リカバリーが思うようにいかない
テント 担がんでホントよかったと思う💦
思うに同じような坂は他にはあっても
長時間この緊張に晒されるという点で
八郎坂の「格」が上がっているのだろう
そしてもうひとつ 不快だったのが湿度の高さ
下り始めてからかく汗の量がハンパない
風もなく 聞こえるのは滝の水音だけ
Wet なのはこの滝のせいかもしれない!
上りは2時間半とあったなー
こんなんで上るなんて嫌だ!嫌だ!
昔は軍用に使われてたこともあるそうな・・
信じられない 日本人 凄すぎる!
ジタバタしながらも ドS道を“こなして”いると
コンクリートで固められたフラットな
トラバースが ふいに出現!
自然と身体が起き 水音のする方をみると
12:35 称名滝 絶景point
嬉しい景色が飛び込んできた!
迫力の4段滝 落差350mの大名瀑!
滝つぼからだと見えない最上段の滝も目の前
そしてそのすぐ先に
称名滝展望台(滝見台)1250m
が 造られていた
だいたい半分くらい降りたろうか
計算してみると 330mほど消化したらしい
一般観光客が見上げる滝見台付近は 標高約1,000m
下りる方より上る方がきついに決まってる
250mをえっちら登ってきてここで
滝を観て心と身体を癒す(ひと休み)
登山道製作者の愛情が感じられる💓
15:50 茂みの向こうに道路が見えた⁈
舞上がるのはまだ早い 気を抜いてはダメ
わぉー!右に砂防堰堤⁈
滝の見え方も変わってきた
もう 完全に 見上げてる
そして 目線と同レベルに 称名道路🎵
あと少し?
最後は メチャ歩き易い道に変わり
13:15 八郎坂 登山口に到着\(^o^)/
称名滝はもう見えないけれど
その源流(称名廊下も称名渓谷も)を
しっかと見てきた嬉しさがこみ上げる♪
ひりゅうはし?
飛龍橋かー!かっこいい名前♪
落差350mを飛翔する龍を心に描きつつ
橋を渡り
大日岳登山口を通り過ぎ
くまもん防御の秘密兵器⁈
「高周波発生装置」の奇妙な音に耳を奪われつつ
無事 称名平駐車場に帰ってきました!
今回も 歩きごたえのある山旅でした♪
一日で 2,000mの上りも
そういえば・・スタート前に懸念したあのこと
アミノバイタル抜きで大丈夫なのか⁈
特にトラブルもなかったので忘れてたくらい
攣りもなく 芍薬甘草湯も飲んでない
これは 何がよくてこの結果に?
もしかしたら前夜に食べた “おこわ(もち米)?”
アクエリ100%+Mg 入りドリンク?
これからも試してみる価値ありです
温泉/生ビール
立山エリアの愉しみ方を広げられたこと
道まちがいに凹んだこと
あと スマホのバッテリー不足事件
iPhoneのバッテリー最大容量が75%ってのは
知ってたけど 今回の実害で動く気になった
交換しよ
収穫アリアリです
これだから山は止められない(笑)🎵
―おまけ―
帰る途中立山駅周辺に寄ったら平日なのに
駐車場①②③④は満車!
スゴいね! 立山人気!
〆の温泉は
【立山 吉峰温泉 /グリーンパーク吉峰】
露天が最高!
ありがとうございました<(_ _)>
-◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇-























































































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