①パスポート
②航空券
③ESTA
④ホテル予約 まできた。
20世紀、としておこう。
アタシが随分若かったころ、コンサートチケットというのは、プレイガイドと呼ばれる「売り場」に赴いて、店頭で広げられた座席配置図を確認し、自分の好きな(空いている)席を選んで、お金を払い、手に入れるものだった。
アタシの記憶が正しければ、香林坊109のグランドフロアに“それ”があって、年に一度くらいはお世話になってたように思う。(今もあるのかな…)
21世紀、になってチケットの入手方法は劇的に変わった!いまや殆どが、インターネットを通して予約をし、チケットそのものはコンビニで受けとる、などという形が一般化している。
我楽での生活を始めるまで、アタシは別次元の世界に居た(勝手に引いた線だけど)ので、コンサートを観ること自体から心が遠ざかっていた。
そのチケットを、ネットを介して購入するなんてのは、わりと最近になってからはじめたことなのである。
でも人間“慣らし”ってのは必要で、そうやって何回かチケットセンターのお世話になっていたからこそ、海外でのイベントチケットを自分で取りに行こうって気になったのだと思う。
思うが、そこはやはり日本じゃない!言葉の壁はもとより予期せぬトラブルも発生し、一筋縄ではいかなかったチケット取り合戦!
GUNS N’ROSES(ガンズアンドローゼス)は、1985年に結成されたアメリカのハードロックバンドである。ハードロックなんて嫌い、っていう方には申し訳ないが勝手に話させてもらおう。
1990年前後に世に出した3枚のアルバムが爆発的に売れまくりその名が世界中に知れ渡った。聞いたことないと言う人にはこの曲を捧げる。映画ターミネーター2の主題歌といえば思い出す人もいるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=vygQZ9hYqyE
そう!液体金属でできたボディをもつ「T-1000」とシュワちゃん扮する「T-800」が死闘を繰り広げるSF大作!オフィシャルPVにはそのシュワちゃんも登場して映画と音楽を同時に売りまくろーという商魂が見て取れる。あ、いやいや、イイ相乗効果がでていると思うわ♫^^;
1989年、アタシはバンクーバーのダウンタウンにあるアパートで暮らしていた。
古道具屋から集めた最小限の家財道具のなかには当然のようにテレビがあった。
24時間、電波垂れ流しのMTVから繰り出される映像のなかに一際光り輝くロックバンドいて、それがガンズだった。
ハードロックなのに男臭さのない中性的な青年が歌っている、それも人間離れしたハイトーンボイスで…サウンドもいい!
一度聴いたら忘れられなくなる圧巻のギター!全盛期の彼らは日に何度もTV画面に登場し、アタシをしっかり洗脳していったのだ!それから月日は流れ…
バンドの隆盛も長くは続かず、結成時のオリジナルメンバーはボーカルのアクセルローズを除いて脱退。アクセルはそれからメンバーを次々に入れ替えては活動を続けてきたが、かつての勢いが再燃することはなかった。
そのオリジナルメンバー5人のうちの3人が戻って来た!足りないパーツは現メンバーから補充する形での再結成コンサートが、この春実現したのだ!ガンズのファンは長いことこの瞬間を待っていた!だから世界中から集まってくる!
と、長い前置きはこの辺にしてチケット取りの話に戻そう…
5月初旬にして、アリーナとステージに近いスタンド席は、早々に埋まっていた。
このVIP席、完売されていたわけではないが、かなり高額なため、購入に躊躇いもあって様子見していた。
ステージ正面(アリーナの後方)から3階以上の席はまだまだ余裕があるから、最悪ここでもいいや、と焦ることはしなかった。
といいつつ、じつは「ESTA」申請の前にも購入を試みている。
「GUNS N’ROSES」のオフィシャルサイト
http://www.gunsnroses.com/tour
ここにコンサートツアー情報が載っている。シアトル公演を選んだのは、バンクーバーに一番近い都市だからであることは以前書いた。
ここを選ぶと、会場である「センチュリーリンクフィールド」の座席配置図が現われる。(68,000人収容可)
販売を手掛けている「チケットマスター」は、1976年に設立されたアメリカに本拠地を置くチケット販売会社である。アメリカ国内では、チケット総売上の約半分のシェアを誇るらしい。
考え抜いた末、アリーナではなく1階のスタンド席に決めた!値段も手ごろ(といっても高いことにかわりないが…)だったし、アリーナだと目の前に大男でも立たれた日には、泣くに泣けない。
ステージ前のピットがとれるならいざ知らず、少し遠巻きに俯瞰するくらいが丁度いいと思った。(因みにピットスペースは US$1,746 ダフ屋が吊り上げてるわけでもなんでもない^^;)
ギタリストのスラッシュの立ち位置が基本、ステージ向かって右、だから右サイド。
マウスのカーソルを合わせるとシートの詳細が表示される。
同じような場所でも微妙に値段が違う、ことの謎解きは置いといて…
青色表示がまだ売れていない席、その一つを触ると黒く変わった。
(わかるかな~^^; 画面真ん中あたりの黒丸がマイシート)
「Buy Ticket」ボタンをクリックすると
見たことのないポップアップウィンドウが表示された!
「I’m not a robot」????何だこれは?
「私はロボットじゃない」当たり前だ!
セキュリティ・チェックポイントとあったので何やら一抹の不安が…。「ESTA」申請の時のように画面が震えだすんじゃあなかろうか?!でもまぁ、どーみてもアタシが触るべきところはひとつしかない!チェックBOXをクリックしたら…。
ひぇーー!「Sorry」ときたもんだ!当然これは先へは進めませんということなので、この日は断念する。
そして前に書いた「ESTA」申請のあと、続けざまにチケットを取りに行ったらPCの不具合でまたまた断念させられ…
3度目の正直で取りにいった日、今度はすんなり進むことができた!
と思ったら、そこから脳みそのシワが増えそうな緊張を強いられることになる!
わかるだろうか、画面右下に(入力)時間制限があるのだ!
日本語ならまだしも慣れない英語を読み解きながら、本来はゆっくり時間をかけてやりたかった作業が駆け足を余儀なくされる!
「5:00」から始まったカウントダウンが、かえって集中力をそぎ落とす。
案の定ほら、ひとつ失敗した!
チケットって手元に持っていたいよね、不安だもんね!だから本当は郵送して欲しかったし、その選択肢も画面にでているのに、「現地渡し」用のボタンを押してしまっていた!(T_T)
2週間かかってもStandard Mail で送って欲しかったのにーー!みればまだ2分半も残っているじゃあないか、何過剰に焦ってるんだか…つくづく自分の気の小ささに呆れた。
このあと、支払い方法やら住所やら個人情報を入力する場面が次々と現れ、そのたびにリスタートするタイマー!
あーーいじっかしいーー!
そしてようやくのーー!Finish――――!ヽ(^。^)ノ
補足だが、先の「I’m not a robot」
これはまさしく、操作してるのが機械ではなく人間であることを確認するために立ち上がるものらしく…うまく言えないが、以前は「変形文字」やら「動物選び」やらだったのがこれに変わってきた…「認証」のひとつだったらしい。
知ってる人は知ってるのだろうね、アタシは初めてのことで驚いたわ~
とまぁこんな感じで、またひとつ安堵を増やした。現地で大ボケがないことを祈る!
センチュリーリンクフィールドの写真に目を移す。何とも開けっぴろげで、グリーンの芝生が眩しい。
そんな豊かなエネルギーを感じさせてくれるこの場所が、8月の一夜、ガンズ一色に染まる!
「はぁ~、あの辺りがアタシの席かなぁ~」 なんて想像を巡らせていたらまた幽体離脱しそ~や~♫
⑥ 『スマホ/タブレット/デジカメはマイ3種の神器?!』 へ続く
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