どうよこれ、葉っぱも色付いてホンワカと秋の風情である。
ホテルのベットが寝苦しいのは日本と同じだけど、こちらは朝はかなり涼しい。
前夜、同室の娘たちがなかなか寝てくれず、消灯したときの時間は12時を回っていた。
で、今日の朝は5時にはチェックアウトしたかったので、初めてスマホのアラームなるものを使って起きた。周りを気遣いながら部屋を出るにはちょっとしたコツがあるのだが、それはまたの話として…
カナダへ向かう列車「アムトラック社」のカスケード号に乗車するため、KING STREET 駅に着いたのが5時半頃、Tシャツでは寒く、腰に巻いていた長袖シャツを普通に着なおして駅舎の扉が開くのを待った。
いや、まじ寒い!列車が発車するのが 7時45分、その前にプリントしてあるeチケットを搭乗券に替えにいく。ここでやはり大きいと言われ、スーツケースを預けた。
いや、まじ寒い!列車が発車するのが 7時45分、その前にプリントしてあるeチケットを搭乗券に替えにいく。ここでやはり大きいと言われ、スーツケースを預けた。
これで終わりかと思ってボーッとしていたら、何やら列ができているのを確認!
列の先には「SEAT ASSIGNMENTS」の文字…そっか、座席指定してもらうんだ…
ワタシは7号車、ということは7車両あり?日曜日ということもあってか、気がつくとかなりの人が後ろについていた。
そんなこんなをしていたら、あっという間に7時である。出発の2時間まえには駅に…と何かで読んだが、しかりであった。
列の先には「SEAT ASSIGNMENTS」の文字…そっか、座席指定してもらうんだ…
ワタシは7号車、ということは7車両あり?日曜日ということもあってか、気がつくとかなりの人が後ろについていた。
そんなこんなをしていたら、あっという間に7時である。出発の2時間まえには駅に…と何かで読んだが、しかりであった。
シアトルで最後の人ウォッチング。ホントに見てて飽きない人々の多様性…皆自由だし、ファッション見てるだけでも思い思いのこだわりが伝わってきてオモロイ!
パツパツパンツでも贅肉なんて気にしてないし、ヘソ出しも被り物も勝手にやる、でも何かしら統一感があるなーと思っていたら、必要以上のものを抱えてないことに気付いた!
日本を出るときあれもこれもと詰め込んできた自分が妙に可笑しい。
昨日も書いたが、コンビニがない、ペーパーレス、バーコード、英語翻訳機…で、必要なら人を頼めばいい、みたいな軽さを感じる。
独り武装して重量過多になるのは、人に頼めないアタシの性格のせい…じつは 100均を自慢してやろうと思っていたのに、細かく持ちすぎて逆に使えてなかったりする。
居並ぶ色んなカラーを持った人たちは潔く見えた。日本はやたらと “ありすぎ” なんでないの?そして笑顔から始まるコミュニケーション、外側から見ているだけなら飽きない、むしろもっと知りたい!興味をかき立てられる人、そして街だった。
パツパツパンツでも贅肉なんて気にしてないし、ヘソ出しも被り物も勝手にやる、でも何かしら統一感があるなーと思っていたら、必要以上のものを抱えてないことに気付いた!
日本を出るときあれもこれもと詰め込んできた自分が妙に可笑しい。
昨日も書いたが、コンビニがない、ペーパーレス、バーコード、英語翻訳機…で、必要なら人を頼めばいい、みたいな軽さを感じる。
独り武装して重量過多になるのは、人に頼めないアタシの性格のせい…じつは 100均を自慢してやろうと思っていたのに、細かく持ちすぎて逆に使えてなかったりする。
居並ぶ色んなカラーを持った人たちは潔く見えた。日本はやたらと “ありすぎ” なんでないの?そして笑顔から始まるコミュニケーション、外側から見ているだけなら飽きない、むしろもっと知りたい!興味をかき立てられる人、そして街だった。
7時20分にゲートの扉が開いた!
皆振り分けられた車両に乗り込む。このとき窓側か通路側か、はたまた進行方向に向かって右か左かは乗り込まないとわからない(何回も乗り慣れてる人は置いといて)何でバンクーバーへ行くのに、カスケード号をチョイスしたのかといえば、列車の旅をしたかった、景色を堪能しながら移動したかったからである。
車窓からの眺めはホントいい。天気にも恵まれ、徐々に日差しが車内にも差し込んできた。
皆振り分けられた車両に乗り込む。このとき窓側か通路側か、はたまた進行方向に向かって右か左かは乗り込まないとわからない(何回も乗り慣れてる人は置いといて)何でバンクーバーへ行くのに、カスケード号をチョイスしたのかといえば、列車の旅をしたかった、景色を堪能しながら移動したかったからである。
車窓からの眺めはホントいい。天気にも恵まれ、徐々に日差しが車内にも差し込んできた。
ワタシのように旅を楽しみたい乗客を乗せ、鈍行列車は4時間かけて走る。
しばらくすると、珈琲が飲みたい衝動が抑えられなくなった。お腹も空いてきたが、車内販売が現れてくれそうにはなかった。
見ると人の流れが後部車両からドリンク類を運んでくる。聞くより動けってことで後ろへ移動。
どんどん行く。どんだけ行くんだと不安になったころ、開放感全開の FOOD&DRINK の販売車両に行き着いた。
この先を行くと2階の展望スペースにも上がれるようだったが、珈琲飲みたさで頭がいっぱいで忘れてしまった!
カウンターの中にいるのは、綺麗なオネーサンじゃなくて、いい歳したおじさまである。男女格差のなさをここでも感じる。
この列車、唯一の不満が冷房の効き過ぎだった。出発してしばらくすると寒さを感じ始めた。外気も高くない時間だというのに作動させているのが信じられなかった!
ホント、長袖シャツは夏でも必携である。
しばらくすると、珈琲が飲みたい衝動が抑えられなくなった。お腹も空いてきたが、車内販売が現れてくれそうにはなかった。
見ると人の流れが後部車両からドリンク類を運んでくる。聞くより動けってことで後ろへ移動。
どんどん行く。どんだけ行くんだと不安になったころ、開放感全開の FOOD&DRINK の販売車両に行き着いた。
この先を行くと2階の展望スペースにも上がれるようだったが、珈琲飲みたさで頭がいっぱいで忘れてしまった!
カウンターの中にいるのは、綺麗なオネーサンじゃなくて、いい歳したおじさまである。男女格差のなさをここでも感じる。
この列車、唯一の不満が冷房の効き過ぎだった。出発してしばらくすると寒さを感じ始めた。外気も高くない時間だというのに作動させているのが信じられなかった!
ホント、長袖シャツは夏でも必携である。
相席した女性は、オーストラリアから仕事で来ているのだという。
一見するとインド系の顔立ち、片言の英語でしばし話をした。
それから忘れちゃいけないのが、税関申告書と入国カードの記入である。車掌が配りに来た用紙にペンを揺らしながら書き込む。
一見するとインド系の顔立ち、片言の英語でしばし話をした。
それから忘れちゃいけないのが、税関申告書と入国カードの記入である。車掌が配りに来た用紙にペンを揺らしながら書き込む。
やがて終点の「パシフィック セントラル駅」に着いたら待っていたのが審査するお役人たち…どこに泊まるの?何日泊まるの?泊まるところはどこ?日本へはどこから出国するの?…アメリカ入国時ほどではないが、結構しつこく聞いてきた女性係官が印象的だった。
入国は無事出来たが、市内に出る前にしとかないといけないのが「両替」である。
日本から用意してきた米ドルがかなり残っている。考えてみれば大したもん食べてないし、買い物はカードだし、減らないのもうなづける。
余ったものをカナダドルに替えてもらうが、窓口のネーサン、何も言わないと、50$と20$しかくれない。
ップ払うのに当然必要だし、少額の買い物に高額紙幣は拒否されると聞いていたので、 1ドルと5ドルが欲しいというと、なんか面倒そうに替えてくれた。
日本人なら最初から気を利かせて混ぜてくれるに違いない。ここでは効率重視?悪意とまでは云わないが、何かしら意図的なものを感じる…
日本から用意してきた米ドルがかなり残っている。考えてみれば大したもん食べてないし、買い物はカードだし、減らないのもうなづける。
余ったものをカナダドルに替えてもらうが、窓口のネーサン、何も言わないと、50$と20$しかくれない。
ップ払うのに当然必要だし、少額の買い物に高額紙幣は拒否されると聞いていたので、 1ドルと5ドルが欲しいというと、なんか面倒そうに替えてくれた。
日本人なら最初から気を利かせて混ぜてくれるに違いない。ここでは効率重視?悪意とまでは云わないが、何かしら意図的なものを感じる…
駅からはタクシーを拾い、ダウンタウンにある「バークレーホテル」に向かった。
早目に到着したので荷物を置いて出ようかと思ったら、入室OKがでた!
やった!103号室のキーを受け取り、重い鉄の扉を押し開けたそこには!個室がーーーー❗️*・'(*゚▽゚*)'・
早目に到着したので荷物を置いて出ようかと思ったら、入室OKがでた!
やった!103号室のキーを受け取り、重い鉄の扉を押し開けたそこには!個室がーーーー❗️*・'(*゚▽゚*)'・
大理石の天板カウンター!
感動ものである!この4日間、相部屋を移り住んだり、やはり気を使いーーので少々お疲れモードだった。
これは想定済みだったので、カナダに入ったら最初のホテルは個室にしようと思い、このホテルを選んだ。
ホステルの倍の値段はするが、周辺のホテルに比べたら全然安い!(¥7000ほど)バンクーバーは日本人に人気のある観光地である。
予約を取りに行ったとき、このホテルも2日分しか空きがなかった。
ダウンタウンの中心にあって移動も楽、清潔だし、あ、でもドライヤーは部屋にはなかった…
明日までの極楽…ダブルベット!おひとり様で贅沢に使ってやるわい!
これは想定済みだったので、カナダに入ったら最初のホテルは個室にしようと思い、このホテルを選んだ。
ホステルの倍の値段はするが、周辺のホテルに比べたら全然安い!(¥7000ほど)バンクーバーは日本人に人気のある観光地である。
予約を取りに行ったとき、このホテルも2日分しか空きがなかった。
ダウンタウンの中心にあって移動も楽、清潔だし、あ、でもドライヤーは部屋にはなかった…
明日までの極楽…ダブルベット!おひとり様で贅沢に使ってやるわい!
寝不足だったので少し休んでから、かつて住んでいたアパート周辺に向けて歩いた。
ホテルからはとても近いはずだった。
目印は「BUTE(ビュート)」ストリートという標識…程なく見つかり右折して坂道(こんなんやったかなーと疑問)を上がったところに記憶に残る番地を発見した!「845」そうだ!「BUTE ストリート845番地」でも…でもここは…
ホテルからはとても近いはずだった。
目印は「BUTE(ビュート)」ストリートという標識…程なく見つかり右折して坂道(こんなんやったかなーと疑問)を上がったところに記憶に残る番地を発見した!「845」そうだ!「BUTE ストリート845番地」でも…でもここは…
そこに記憶の中の玄関先はなかった。見上げると建物の形も変わっている…どうやら以前のアパートは存在していないようだった。
予想はしていたが、なんかやっぱり寂しいな…オリンピックもあったし、街を挙げての大改造が行われたに違いない。メインストリートのロブソン!ここまで沢山のショップで埋め尽くされてはいなかった。ここまで多くの人が溢れているなんてなかった…
予想はしていたが、なんかやっぱり寂しいな…オリンピックもあったし、街を挙げての大改造が行われたに違いない。メインストリートのロブソン!ここまで沢山のショップで埋め尽くされてはいなかった。ここまで多くの人が溢れているなんてなかった…
イングリッシュベイまで歩いた。
下り坂だったけどゆっくり歩いた。樹々が大きく枝を伸ばしているのを見て、思わず触って歩いた。
この樹はアタシがバンクーバーにいた時から絶対あった樹だ!そー思いたかった。イングリッシュベイも人が溢れていた。海に入る人、ビーチバレーをする人、BBQをする人、サイクリングをする人、人の少なかった時しか思い出せず…やはり四半世紀の時の流れは大きいと感じる…
下り坂だったけどゆっくり歩いた。樹々が大きく枝を伸ばしているのを見て、思わず触って歩いた。
この樹はアタシがバンクーバーにいた時から絶対あった樹だ!そー思いたかった。イングリッシュベイも人が溢れていた。海に入る人、ビーチバレーをする人、BBQをする人、サイクリングをする人、人の少なかった時しか思い出せず…やはり四半世紀の時の流れは大きいと感じる…
少し空腹を感じ始めていた頃、時間は18時になろうとしていた。
ダウンタウンの中心に戻っていくと、見覚えのある建物が目に飛び込んできた。
昔はシェラトンホテルだったはず…のホテルが今は違う名前になっていた。
今度カナダに来るときはここに泊まりたい、と思っていたが現実は違ったな…^^;
最上階に回転する展望レストランがあったことを思い出した。夜景が見たい!と思ったら、足が勝手に向いており、エレベーターに乗り、42階のボタンを押していた。
扉が開いたとき、目の前の受付に品のいい白髪のオジさまが微笑んでいた…一瞬汗…チラとみえる後ろのテーブルには白い布クロスが上品に掛けられていた!
ここはレストランだけか!と焦る!空腹は大したことない、ハナからこんな高いとこで食べようとは思ってない。
ダメ元でドリンクだけでもいいかと訊くとOKが出た!
案内されたスペースはドリンクのみのお客用らしく、私以外に他のお客は居なかった。
が、そんなことはどーでもいい。
思った通り素晴らしい眺めである。ダウンタウンの高層ビル群とアパートメント、緑が散らばったその中に人の生活がある。
かつて自分がいたように…対岸のノースバンクーバーの小さな住宅の屋根が思いの外多いのに驚く。
夕陽は今さっき観てきたイングリッシュベイに落ちようとしている。
ここは神様に近い場所?ワタシはここに居るに相応しい人間なのだろうか…
すすめられた碧いスパークリングワインを飲みながら、しばしボーッと心を開放していた。
ダウンタウンの中心に戻っていくと、見覚えのある建物が目に飛び込んできた。
昔はシェラトンホテルだったはず…のホテルが今は違う名前になっていた。
今度カナダに来るときはここに泊まりたい、と思っていたが現実は違ったな…^^;
最上階に回転する展望レストランがあったことを思い出した。夜景が見たい!と思ったら、足が勝手に向いており、エレベーターに乗り、42階のボタンを押していた。
扉が開いたとき、目の前の受付に品のいい白髪のオジさまが微笑んでいた…一瞬汗…チラとみえる後ろのテーブルには白い布クロスが上品に掛けられていた!
ここはレストランだけか!と焦る!空腹は大したことない、ハナからこんな高いとこで食べようとは思ってない。
ダメ元でドリンクだけでもいいかと訊くとOKが出た!
案内されたスペースはドリンクのみのお客用らしく、私以外に他のお客は居なかった。
が、そんなことはどーでもいい。
思った通り素晴らしい眺めである。ダウンタウンの高層ビル群とアパートメント、緑が散らばったその中に人の生活がある。
かつて自分がいたように…対岸のノースバンクーバーの小さな住宅の屋根が思いの外多いのに驚く。
夕陽は今さっき観てきたイングリッシュベイに落ちようとしている。
ここは神様に近い場所?ワタシはここに居るに相応しい人間なのだろうか…
すすめられた碧いスパークリングワインを飲みながら、しばしボーッと心を開放していた。
結局、夜景まで時間を引っ張りたかったのもあり、食事を注文した。
だいぶ高くついたけど、想いは成就した。見れば、バークレーホテルが直ぐ真下に見える。
なぁんだ、そーなんだ…ワインも飲み、ホロホロ状態でホテルに帰った。
部屋でやりたいことが色々ある!軽く洗濯したり、シャワーじゃなく湯に浸かりたい…疲れてるのに眠れないかも…そうしてカナダの1日目が終了…
⑪ 『ピンチのあとの「神対応」に泣けた日!』 へ続く
-◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇-
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懲りない日々
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だいぶ高くついたけど、想いは成就した。見れば、バークレーホテルが直ぐ真下に見える。
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