2016/08/14

人生最高のステージを観た日! 「 Guns N' Roses Concert at Seattle 」8/12/2016

Travel to North America 2016-⑨



8月12日  この日を何度自分にインプットしただろう。

前の2日間で、シアトルの市内散策も十分愉しんだ。12日、この日はガンズDAY!
コンサートが終わる深夜まで、一日中振り回されて終わる1日に敢えてしたかった。


そのまえに、折角慣れてきたここ「Seattle at the American Hotel」をチェックアウトしなければならなかった。
そう、スタジアムから目と鼻の先という好立地なのに、ここを12日だけ予約できなかったのだ。(その辺りの顛末は前に書いたので…)

なのでまずは引っ越しである。散乱した荷物をまとめてスーツケースに押し込み、11時にチェックアウトを済ませた。
前日の下調べで、バス停までの距離と高低差のある道路がキツそうだったのでタクシーを呼んでもらい乗り込んだ。

ドライバーに行き先を伝えると、住所をナビに入力しながら「$20 OK?」ときた!
瞬間的に、この運ちゃんが「ボッてる」のはわかった。
前夜に郊外の飲み屋から移動した時の金額は $10を切っていた。移動距離は今の1.5倍はあった。

でもまぁ…交渉する言葉も持たず、運ちゃんの人の良さと、$20 というのが許容範囲だったのとで了承した。(これがいかんのよね〜日本人…)
BGMに聞き憶えがあったのでなんだと聞くと、コーランだという。

やっぱし…なんか癒されると言うと、運ちゃん喜んでいきなりボリューム上げた!毎日こうしてほぼ一日中車内で聴いているらしい…
ガンズが飽きないのと同じか…いやちょっとちがうかな…^^;


1DAYのみの宿は「City Hostel Seattle」という。
スーツケースを預けてから、ロビーのソファーに腰を下ろして Wi-Fi のパスコードを入力する。

ホステルの何がいいってこいつが無料で使えるってことだ。寝て、シャワー使えて、Wi-Fi 使えて $35.59 なら万々歳!軽くFacebookとメールをチェックして12時過ぎに出た。やはり歩く!




センチュリーリンクフィールドに着くと昨日は無かった柵が巡らされていた。

公演開始は 7:30pm 長い1日になることを覚悟する。
で、こんな日に限ってメチャ暑い!雲ひとつない!日焼け止めを何度塗りなおしても首周りの熱が冷めない。

お腹もすいてきた。目に付いた屋台carで、pepper beef burger を頼むと、とんでもなく分厚い肉の塊が挟み込まれたバンズがでてきた。胃に収まるのかと心配したが食べれるもんである。

そーこのバンズがイケる。日本ではあまり口にしない食感である。もっちりしっとり、でも量もあり安い。日陰でじっくりゆっくり味わった。旨かった!^^





ガンズのグッズを販売する移動車が会場に横ずけされていた。

気になるが、まだ時間待ち。周囲には同じように下見に来たらしい人たちが集まってきていた。でもまだ少し、もう少し…

あまりの暑さに人間ウォッチングも疲れてきたので、少し歩いたところにある緑が一杯の公園で休んだ。
目に飛び込んできた超カッコいー消防車!なぜここに停まっているのか不明だが、行き交う人の視線を釘づけにしていた。ホント、ピカピカでナイスガイなボディでしたわ❤️
(そーいえばこの街、毎日のようにこの FIRE CAR が頑固なサイレン鳴らして走ってる…)





3時になっていた。会場に戻ると移動車の前に列が出来ていた。
10人ほどだったが、どんどん増えてくる。
30分ほど経った頃、販売が開始された。Tシャツ2枚とリストバンドを購入した。





このときやらた喉が渇いていたので、涼を求めがてら「宇和島屋」へ向かう。
少し歩くが時間なんか気にする必要もない。甘いドリンクなんか要らない!

何でこの街には「お茶」がないんだ!水でもいい!いやそれより「コンビニ」がないーーーー!
ちょっと気軽に寄れそーな店舗に、そう言えばお目にかからない。
glossary はあるがそれも稀…ダウンタウンだからか…とにかく渇いた!





水が並べられている棚に手を伸ばして、ふと思った。BEER 呑んでもいいんじゃない?

車運転しないし…と思い路線変更!ビールの棚を見るとこれがまた大雑把というか何というか…いわゆる350ml程度のモノは、瓶も缶もダブル売り(2個)1個で売られているのはビッグサイズばかり

一番搾りとスーパードライに手を伸ばしたいが 500ml以上、こんなんすぐに飲めんしー!
他はほぼパック売りが普通のようだ。

おーおー!水で上等じゃぁーないか!実際旨かったけど…で、フードコートで時間潰してたら、なんだかんだで5時の鐘がなる。





3たび会場に戻ると、そろそろの気配がそこかしこにいっぱい…
確か 5:30 開場、ジリジリ照りつけるお陽さんをシャツで遮りながら待つ。

このとき、列を2つに分けられた。イベント告知にもあったが、こんなところにも、持ち込める荷物の大きさがある。やはりテロ対策か、セキュリティチェックは念入りである。

列を分けられたのは、決まりを守って軽めにしてきた人と、私みたいにどーしてもそれなりのBAGを持ちこむ輩を区別しておくためであった。

“検問”^^;は数秒で済んだ。続いて eチケットを見せる。
バーコードを読み取り、一瞬の間をおいて読み取り機が反応し、無事会場内に入ることができた!

やった!

それにしてもここの警備員、女性も多いのだが、やたら笑顔を見せる。「いいわねぇ〜、あなたたち 楽しんでらっしゃい!」と言われているように見えた。こういうところから勝手にだが、ホスピタリティを感じる不思議。







さて、会場内では、さっそく売店がお出迎え!いやその前に座席を確認したい!
“109エリア L列 通路から3番目”の席を見つけて心は踊った!

周辺の席にはまだ誰もいない。アリーナとステージの方向を見渡すと、思った通りいい感じの視界が飛び込んできた。
“この席にしてよかった…” 考えに考え抜いて決めたこのたった一つのシートが王様の玉座に見える。これから始まるショーの期待がドンドン増していくのを感じた。




で、安心したら何はともあれビールである。“マイクロビール”とやらが、暑かった1日を労うように胃に吸い込まれる。
値段はもちろん割高である。ビールは$10以上するし、匂いにつられて購入したポテトフライはバカ旨!

$8 ガーリックとバジルがふわりと効いて量も多いがビールがあれば、飽きずに喉を通っていく。
ビールは2種類のクラフトビールをシッカリ飲み干した。

後部座席のファミリーが陽気で、自撮りをしようと構えたら勝手に入ってきた!愛すべし!
ガンズフリークス!かと思うと演奏中に、堂々と座席を移動する(ドリンク&フードを買いにいくのを)輩には、いい加減こっちが言いたかった!

 “エクスキューズミー❗️” と…野球観戦してるのと同じ感覚?ガンズだよね⁉️ 今あんたたち何観にきてんのーー!と…出たり入ったりがアンビリバボー‼️













開演は7:30だが、オンタイムでガンズが出てくるということはない、一組ないし二組の前座が本命が登場する迄の温め役をしてくれる。
今回のツアーでは、前座の殆どを ALICE IN CHAINS というバンドが務めている。

90年代にオルタナティブムーブメントの担い手として注目を集めたシアトル出身のロックバンドで、ガンズとも親交が深い。

このオープニングアクトを誰が務めるかは結構重要で…既に終わった   ニュージャージー他の公演ではレニー クラビッツが4公演に出演するなど、コトによると一度で2度美味しい思いができる可能性があるのである。

レニーが来てくれたら…と微かな希望を持ってはいたが、ご当地出身のバンドを外すことはやはりなかった。ま、いいけど…




で、やっと、やっと薄暗闇が降りてきたかな〜という頃、彼らはステージ上に小さく登場した!
そして大きくスクリーンに映し出される!
オープニング曲は恒例になった“イッツ ソー イージー”からの〜“Mr.ブラウンストーン”〜〜〜と続く。

6曲めの“Estranged” がかかった時である。自分でも訳がわからなかったが、涙が込み上げてきて止まらなくなった。
今、目の前で、念願だった3人のオリジナルメンバーが演奏を繰り広げている。

“ありがとう!ありがとう!”が胸の奥で鳴った。夜風が涼やかに通り過ぎたが、直ぐに涙を乾かすほどではなかった。















SLASHはもちろんいい!

文句なくいい!
職人です!
表情を変えることなく、口をいつものように一文字に結んで、キッチリと自分の仕事をこなしていた。
相変わらずクールな男だこと、ちょっと物足りなく感じるくらいい(ファンサービスという意味で)

ダフは体型的には一番変わらないな…

52歳になってもちゃんと身体作ってる、さらふわの金髪と両腕にビッシリ彫られたタットゥー!
ベースを低く構えてプレイする姿がこれまためちゃクールなのだ!(理想を言えば、ロッカーにはいつまでもこうあってほしいという見本のような男である)

でもって アクセルはどうだ!

頑張ってた!とにかく頑張ってた!
声は後半やはりキツそうだったが、それでもきっちり歌い上げた。それも“中3日”くらいでこなす強行ツアー、北米ツアーは25都市を巡るハードさ!
以前から、痩せろ!だの、デブだの、色々言ってきたけど、そんなこたー関係ない。

やはりアクセルはアクセルなのだ!

カリスマだけど人間味がこんなにも溢れる男だったかと今更ながら思う。
時々くすっと笑いたくなるくらい滑稽にも見える…だって息急き切って歌っている…アタシたちのために…バラード曲でもステージ上を駆けてくれてる姿を見るとホント、心が揺さぶられる。

赤が似合う男、チェック柄が好きな男、光り物が好きで、ピアノ叩く指が重そう、イヤラシイほど指輪いっぱいして…っていう顔しか、アクセルはアタシたちに見せていない。

だから本当の彼は今でも謎が多いけどそれで結構!ハナから現実の世界の人間だとは思っていない。ガンズというバンドが、形になっていてくれるならそれでいい、それで幸せだから…そういつまでも夢みさせて欲しい。

現役でいてちょうだい!それから日本に絶対来て!!

エンディングはこれまたお約束の“パラダイス シティ” 花火があがる!紙吹雪が噴きあがる!ステージが白く浮き上がる光景もまた、SNS上で知ってずっと見たかった、夢見てきた情景だった。

そうして2時間半の夢の舞台があっと言う間に終わってしまう…ほんと夢とは儚いものである。アリーナ席もスタンド席も一瞬のうちに光の渦の中に落ちた。

これもまた、美しい景色だけど、“白ける”とはよく言ったものだと…余韻に浸っていると脱出できない気がして慌てて人の波に乗る。

さよーなら、アクセル
さよーなら、スラッシュ
さよーなら、ダフ  & 他のメンバー&スタッフにも

今まで生きてきた中で最高のステージでした。
心からありがとう!

ほんとに!絶対、また日本で会うんだからねーー!(次は絶対アリーナだわ!)











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