「ミツバチがこの地球上から消えてしまえば、遠からず人類も同じ道を辿る…」
受粉を担う彼らの働きがあればこそ、植物は育ち、実をつけ、私たちの口に入るのだと…
確かに…食べるものがなくなったら、人類どころか、動植物全てが生き延びることはできなくなる
そんなこともどこか頭の隅にずっとあって…知りたかった大好きな蜂蜜のルーツ
その養蜂の現場「蜂場」を見学できると知り、すぐさまツアーの参加ボタンを押した
５月下旬、金沢某所、日差しは強いけど爽やかな空気が漂う山合の“蜂場”
事前に言われた通り、黒い服は避け、長袖と帽子を着用！
ハッキリ言って私は大の「虫」嫌い
「insect〈昆虫, 羽虫〉」はもとより「worm〈毛虫〉」も…
見ただけで鼻がムズムズしてくるのだ💦
遠目で見ると巣の周りには
「数」という概念を吹き飛ばすほどの蜂たちが群れ飛んでいて…思わず引いた…
重箱のように、２段に重ねられた巣箱の上段は「蜜」を貯える場所
下段は、女王が生殖を、働き蜂たちが育児を行う場所
下の箱には蜂たちの出入り口、この奥に蜂たちの王国がある
貸し出された防護服に身を包み、
言われた通りオーバーアクションも封じて巣箱に近づいたけど…
意外にも攻撃してこない…
ここで飼われているのは「西洋みつばち」第一印象…
“ちいさい”
そして…
“せわしない”
互いの身体がぶつかるのをモノともせず、ひとときも休むことなく動き続けていた。
ほぼほぼ働き蜂（メス）
数が少なく、ちょっと色の濃いのが雄蜂
この箱には何万匹もの蜜蜂たちが暮らしている！
私は女王蜂を見るのを楽しみにしていた…
きっとメスたちに守られて、待遇宜しくお世話されてるもんだと思っていたが、違った！
「ほら、ここにいる…」というので目を凝らすと…
そこのけそこのけ…もぞもぞ動く異種（女王）を何となく確認！
わかるかなぁ～わかんないだろうなぁ～💦
「女王が通ると周りの蜂は道を開ける…」とオトさん
確かに、微妙に隙間ができてる…っていってもやっぱりこの数は尋常じゃなく…
余りの混雑ぶりに何度も見失う始末
反省…
あの蜜蝋でできた無数の巣房（六角形）のなかに、ひたすら産み続けるのが女王の務め
ハードワーク以外の何ものでもない
この養蜂場を管理しているオトさん、いろいろ話してくれた
若いころからずっと養蜂をやりたかったこと
巣箱の中の小さくて大きな社会のこと
環境のこと 蜂たちのこと
若いころからずっと養蜂をやりたかったこと
巣箱の中の小さくて大きな社会のこと
環境のこと 蜂たちのこと
にしても、蜂の巣を素手で持ちつづけるのにはたまげた！
隠れ里にひっそり住まう蜂たち、と思うなかれ
彼らにも「天敵」がいる！
「スズメバチ」！
からの攻撃をかわすために仕掛けられたトラップ
特製の高級な焼酎をいれたもの
巣箱の出入り口にもこのとおり
体の大きなスズメバチは一度入れば脱出不可能！
あと「プーさん」用かなぁ～、これ
ツアーの締めくくりに待っていたのは「採りたてはちみつ」の試食会！
これこそ蜂場でしか味わうことができない醍醐味！
これこそ蜂場でしか味わうことができない醍醐味！
オトさん、蜜蠟部分から一気に剥す！
さっきまでせっせと蜂たちが貯めてきてくれた宝石のようなしずくを皆で味わった。
ひとくち食べて…思わず「うまっ！うまうまっ！」^^
あ～何てしあわせな時間…♬
蜜蝋入りのお土産ボトルも…いと嬉し
このときいただいたのは、いつも買い求めている「アカシア」
食べなれてるはずなのに微妙に何かが違う…もちろんいい意味で…♪
誰も蜂たちを操作することはできない
人間は環境を整え、お手伝いするだけ
ウツギ
クマノミズキ
カラスザンショウ
移る季節にならって花たちも変わる
当然、蜜の味も…変わる
宇津木（うつぎ）の白さが緑に映えていた
アザミも気持ちよさげにお日様の光を浴びていた。
ここは、ほんとに気持ちいい♪
蜜蜂たちの印象は…
蜜蜂たちの印象は…
“ちいさい”
“せわしない”
そして
“かわいい”
になっていた♪
“かわいい”
になっていた♪
一匹の働き蜂が生涯（約２ヵ月）に作り出す蜂蜜の量はティースプーンに一杯ほどだそうだ。
この子たちの生態（社会）を眺めていると、何のために生きているのか不思議に思えてくる。
生まれてから死ぬまで、身を粉にして働き、その恩恵は私たちに分配される
神さまは、とても大事な役割を彼らに与えられた。
何故、彼らなのかは、わからない。
わかるのは、この子たちがいなくなったら、食卓も変わるのだろうということ
忘れないでいたい
金沢の里山がくれる自然の恵み
今日も「しずく工房」の蜂蜜が食べられるのは、養蜂をしてくれてるオトさん、オカさんのおかげ
養蜂ができるのは、この緑豊かな里山があるおかげ
どちらが欠けても手に入らない
感謝したい
そして里山の行く末を見守り続けたいと思った一日
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今回の「蜂場体験ツアー」を企画してくれた「しずく工房」さんのＨＰはこちら
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ツアーは年に一回、来年をお楽しみに！♬
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