昨夜の“片町BAR巡り”で訪問した「舶来酒場ふたがみ」
二上義春さん、通称“よっちゃん”は、バーテンダー一筋40年
金沢市片町にあるこの店のマスターだ。
アタシが、片町のBARで働き始めたのは、二十歳そこそこの小娘だったころ
マスターとはそこで一緒に働いていた、いわば同僚(上司?)だ。
仕事が終わってからよく飲みに連れて行ってもらったし
お酒のこともたくさん教わった師匠でありかけがえのない友人
起業前、何十年ぶりかで、その「ふたがみ」を訪問した。
初めて店(我楽)の相談に行ったとき、マスターは否定的なことは一切言わなかった。
それどころか、沢山の助言をくれた。
お酒の品ぞろえ、グラスの個数、料金設定、提供する食事のことなど
迷いは尽きなかったアタシにくれたとどめの一言が
「たまちゃんのできることをやればいい
だってできることしかできないやろ」
そーいって、細い目でふふっと笑った。
余りにも自然な調子で云われたので、肩の力が抜けた。
そして吹っ切れた!
あれから丸4年が経っていた。
「そうか…“よっちゃんさん”がおらんかったら
俺ら我楽との出会いもなかったんやなぁ…」
一緒に飲んでいた、我楽の常連さんのT君が、ぽそっと云った
あぁそうだ
よっちゃんとの出会いがなかったら…
あの片町で過ごした日々がなかったら…
BARをやろうとは思わなかったろうし
絶対違う道へと進んでいただろう
そう、縁とは数奇なモノ
今、こうして自分が「BAR」の看板を揚げて商売をしているなんて
少し後ろ向きで立っていたあの頃からみたら
信じられない場所に自分はいる…
若い人に伝えたいな
どんな経験も無駄なことなんてない
何が身を助け、何が自分を支える糧になるかわからない
今、嫌々やってることも、理不尽に思えることも
そこが自分の居場所じゃないと思っても
それは、ながぁ~い人生のシナリオの中のほんのワンシーンでしかない
来年の目標が立てられない
何を目指せばいいかもわからない
わからなくて当然
アタシだって5年後10年後のことはわからない
頭だけで考えてることが現実化しにくいのは
理詰めで考え過ぎてるからじゃないかな
得とか損とか
どーみられたいとか、自己保身とか
自分が気持ちのいいもの
心が欲するものに素直に順応してみたら?
ひさしぶりにマスターがシェイクした「ホワイトレディ」を味わった。
ネーミングが好きで、昔好んで飲んだジンベースのスタンダードカクテル
レモンの酸味が程よくて切れがいい
やっぱりよっちゃんの作ったものは美味い!
オーセンティック(本格派)なBARなど、ハナから目指してはいない
でも、この目の前の一杯に歓喜するゲストの気持ちはよくわかる
来年からの我楽、原点回帰も含めて色々感じさせてくれた夜だった。
片町― この県下一の繁華街から生まれた
4半世紀にも渡る長編ドラマは、まだまだつづくみたい♪
さしずめ今って…第2章か…第3章?(笑)
ともあれ今年の我楽はここで〆
皆さん、よいお年をお迎えください♬
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