「たま山歩/未踏の山道をもとめて~」
高落場山山頂から望む白山
【高落場山(たかおちばやま)】標高 1,122m
数日前から約束されていた極上の天気
こんな日に家にいるのはもったいない
と思っていたら山友Kさんからお誘いが…💓
先週 チェーンアイゼンを試してみたくて
獅子吼を歩いてきた
3km歩くのにえらく時間がかかり
ようするに―しんどくて折り返した💦
運動不足を実感…
それがあって飛びつきたい衝動と
制動が同時に湧き上がり迷った…
モジモジ言い訳ばかりしてたら Kさん
それじゃとこの山をチョイス♪
高…落ち葉?いや…落場…山?
(聞いたことない)
Google mapでみるとわりと近いじゃん
(富山県 南砺市 梨谷)
で…決まり♪
7時30分 山環のいつもの場所で待ちあわせ
Kさんの車で現地へ向かう
ここが登山口
YAMAPみると皆この写真をアップしてて
すぐわかった♪
わかりやすいといえばこれも
登山口のすぐ横は五箇山トンネル
(国道304号)
そして広々とした駐車場が建物の反対側にある
(建物のある敷地には止めちゃいけない)
Kさん曰く
-冬でも除雪がしてあってありがたい-
取立山のようだと思った
登る前から愛され山なのがわかる♪
ここをスタート地点として山頂を目指す
通称「唐木峠ルート」
8時40分 スタート
建物の横からとりつく
カンジキ/チェーンアイゼンは使わず
つぼ足で しばらく様子見
雪が波打ってるのは
樹枝から雨水が滴るせいだろうか
緩そうに見えるけど意外と歩きやすい
たくさんの人に踏まれているのを感じる
直登だけど斜度はまぁまぁ
しばらく脚に優しい斜面がつづき
稜線上にでると
おおー 絶景ー♪
最初に目についたのは左から延びる林道?
凄い場所に通ってるなー⁈
そして正面に見える 吊り尾根
吊り尾根とは
2つのピークを結んで
吊橋のような美しい弧を描く稜線
のこと
この意味をまじまじと実感♪
(だってホントに美しいーのだから)
ここにずっと居たい気分なんですけど…💦
と Kさんに呼ばれる
-ここ 人喰谷 っていうんよー
⁈
この谷は雪崩が多くて 流されると
雪が解けても人も荷物も出てこなくなる
ことからついた名らしい
確かに こんな
雪がすぐ剥がれそうな厳しい法面みてると
昔の(五箇山の)人が
命がけでこの山域を通ったことが想像できて
ぞっとする
この難所を避けるため明治20年にできたという
道谷新道 は今も現存しているのだろうか
あとここは
月長石(ムーンストーン)という
青白い結晶を含む希少な石が採れるらしい
これは 白山市にある鷲走ケ岳から
産出するものに近いらしく
妙な共通項をみつけて得した気分♪
Kさんカッコえーです🎵
(ついていきます!w)
高落場山へ向かう
今日の気温は下界で18℃と聞いている
稜線上は立ち木も少ない
怖いのは雪原が跳ね返す紫外線だ
これには夏山以上の警戒を要する
全身黒で覆いつくした今日の服装をみて
Kさんはコンビニ強盗のようだと笑う
そして
-峠を越えたらちょっときつくなるよ-
とも
斜面を一旦下り
登り返す
斜面には
雪で作ったアリ地獄もどきが出現⁈
ツリーホール♪
樹々の根元の雪がまぁ~るく消えていて
これぞ春の訪れを感じる風景
これわりと深いんで気を付けて
スマホでもうっかり落とそうものなら
ご愁傷さまーってなる💦
宿り木
朽ち木をつついた鳥は何なのだろう
縦にえぐられた傷はやっぱ…熊かな
灰褐色の表皮が特徴の ウダイカンバ
モノトーンの世界だから小さな発見が嬉しい♪
10:40 2時間で山頂到着
医王山方向♪
アローザスキー場がハッキリ見える♪
白山方向♪ 白山はモヤってるけど
笈ヶ岳-大笠山はくっきり♪
まん中に たいらスキー場
その向こう「ひとかた」が見えるという人形山♪
たいらスキー場 どアップ♪
ここは白山の北東側
いつもとは逆サイドからの白山を観ている
だから剣ヶ峰がバッチリ♪
高落場山の標高は 1,122m
「いい夫婦」って覚えるんですって♪
たしかに…忘れないなー♪
西からの風が強かったので
レインジャケットを着ました
Kさんが
持参したモンベルのスノーショベルで
足を置くスペースを作ってくれたので
座って白山を観ながらの雪上ランチ💓
あとから登ってきた人たち(4人)とも
山の話で盛り上がった
その中のおひとり 75歳だという男性は
私たちとは逆の方向から上ってこられた
(通称「梨谷ルート」)
Kさんがこのルートを下りてみたいと言うと
車で駐車場まで送ってくれるという♪
Kさん歓喜!
私も(よくわからんけど💦)嬉しいー♪
-こんな縦走めったにできんよー♪-
と ウキウキのKさんについて
梨谷ルートを下りるとする
おっとそのまえに
忘れちゃいけない 立山かんじき♪
このときこの場にいたほとんどの人が
使っていた!
富山では当たり前なのか⁈
嬉しかった!
今日はスノーブーツ
でもフィット感は登山靴と変わんない♪
12時スタート
頼もしいお二人の後について歩きます♪
チラリと見えた たいらスキー場
登山口(出口)はこの近くらしい
途中みえた白山!
これが今日一番美しいかも…♪
ピーカンだし雪も緩んで
かんじきでも歩きにくい時間になっていた
雪庇があるところで注意喚起してくれたり
雪崩れそうな斜面の下を歩くのを避けたり
Kさん曰く おっちゃんは
-ルート取りがうまい!- そうで
なかなかの名ガイドでした
石川に住んでるっていってたけど
富山弁だったよなー♪
親身さが伝わってきてねー♪
おっちゃん なんていいひとねん🎵
横に倒したら封水できるw
なにがあったらこんなんなるんやろ⁈
必ず まとまって落ちている なんで?
ヒップそりしたい♪
立岩というらしい
全層雪崩があったあとのようです
斜面ごと どっと落ちてるのが衝撃的!
川⁈ これは 梨谷川⁈
見えない橋の上に被さる雪の厚みが凄っ!
締まってるけどね 慎重に通過
橋の中ほどから上流をみると
きらきらと水が煌めく堰堤発見♪
最後の登り返し
目の前の杉林を抜けたら
たいらスキー場へ向かう道路に出ました♪
13:15 終了!
山頂から一時間ちょっとで着いた!
おっちゃん ここから車で
今朝私たちが止めた駐車場に向かってくれました
みてると 五箇山トンネルに入っていく⁈
-私たちこのトンネルの上を歩いてきたんよー
とKさん
なるほど長い 全長 3kmちょっと
ここを歩いて戻るのはやだな
Kさんが喜ぶのわかる
おっちゃん ありがとう♪
私たちを下ろした車は
石川に向かって走り去って行きました
いやー愉しかったなー♪
今日も引っ張り出してくれたKさんに感謝💓
今回後追いで調べていくと高落場山周辺は
地形と豪雪が五箇山の人々の生活や文化に
大きく関わってきたらしいことがわかる
山に峠に谷に歴史あり
夏道を歩いてみたいかもw
あと 唐木峠 朴峠 高清水山 梨谷
そして人喰谷♪(ドキドキ)
気温も上がってきたことだし
エンジンかけてどんどん動いて行こ―🎵
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