2024/09/20

TAMA-SANPO-77~黒部源流域周回!後編/三俣山荘から黒部五郎岳-赤木岳-北ノ俣岳へ♪~2024.9.4~9.6

 たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


【黒部五郎岳標高 2,840m

富山県と岐阜県にまたがる北アルプスの山で
日本有数の急流河川/黒部川の源流域を構成する

大規模な氷河地形(カール)が織りなす山岳風景が見どころ
黒部の盟主にふさわしい風格をもつ

日本百名山/花の百名山


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


◆◆ 黒部源流域 縦走登山(3日目-9/6)◆◆


といいたいところだけど一日(5日)を描き切れてない💦

鷲羽岳から三俣蓮華岳へ至る途中にある“三俣山荘”に
辿り着いたところから始まる


13時30分
<三俣山荘(2,550m)到着 


鷲羽岳から一気に
370m(2824→2550)を下ってきた

登るよりはマシ…かもしれないが

乾いた砂や砕石が入り混じったザレ斜面は
なかなかにタフな道だった

小屋前に来ると歩きやすく均された地面
見るなり張りつめていたものが緩み

衝動的にザックを身体から放した

ここは

(三俣山荘HPより)

この山荘は 小屋のシンボルマークが示すがごとく

雲ノ平-水晶岳-三俣蓮華岳 への交差点になる

戦後 黒部源流域の開拓に命を懸けた
伊藤正一氏が買い取り育てた小屋

その労苦とともに語り継がれる逸話には
心揺さぶられる

いつの時代も登山者の標であり
安堵の場所であったに違いない

かくいう私もすぐさま小屋に入りトイレを拝借
(まだ先は長い💦)



木の温もりが心地いい内装

そして 山小屋のトイレは
「バイオトイレ」が主流なようで・・


バイオトイレというのは

微生物に働いてもらって排泄物を分解・処理するトイレ
水を使わなくていいので「山」には最適⁈

処理水は洗浄水として再利用されているようだ

雲ノ平山荘は 足踏み式だったけど
ここは プッシュボタン式

匂いもなく気持ちよく使わせてもらいました
使用料¥200は高くない♪

小屋の入り口に戻ってくると人の列ができていた

今夜の宿泊者が受付をしている列に並び
「水晶岳」と「鷲羽岳」の登山バッヂを買う



これも「桂記章」さんのでカッコよき♪

どこの小屋も受付は手練れたオネエさん方で
抑揚(感情)を抑えテキパキした話し方が印象的

小屋の使い方とか注意事項
毎人毎人個別に説明するのが大変そうだった
(そりゃ早口にもなるよね)



小屋の外に出て行動食を胃に入れたら出発

時間は14時少し前
目的地は「黒部五郎小屋」まだ2時間歩く

到着時間16時はシビアな頃合い
ガンバッテ歩こ!



彼方にゴロー アップダウンは続きそう💦

ハイマツの木道を少し行くとキャンプサイト


えっ(小屋から)近ーい!

足早に通り過ぎたけど
整地がマメにしてある感じで設営がしやすそう

なんといっても小屋に近いのがいいなー

今いうのも何だけど

五色ヶ原に泊まったときはキャンプ場が
小屋からだいぶ離れていて少し不安だった



分岐

迷うことなく巻道を行く
三俣蓮華岳への未練はまったくない💦

あ でも Nさんだったら行けたろうな
(申し訳ない💦)

その三俣蓮華岳ってこんな山

鷲羽岳から下りてくる途中写したもの



<三俣蓮華岳(2,841m)

長野・富山・岐阜の3県境に位置する山
 稜線が3方に分れることが名の由来

北アルプス(飛騨山脈)の「へそ」
裏銀座縦走コース・西銀座ダイヤモンドコースに位置する

日本三百名山



ふりかえって鷲馬岳 (タシカニ)羽を広げてる♪


パッと見どこへ向かえばいいのかわかりにくい
(右隅に黄色い○印発見)



雪渓が残っていた
Nさん 晩酌用の氷(溶ケテシマイソウダガ)を採取中w



カメ足のわたしが先行する💦


ジュラ紀の「花崗閃緑岩」でできた山体(山頂も)


越えたら なだらかなカール地形がおでまし

このあと 道まちがい発生💦



足元ばかり見ていたら左に道があるのを見落とし
まっすぐ進んでしまった

数メートル?ほど下ったところの石にバッテン✖印があって
“進むな” の意であることはわかったが

分岐があったという認識がなく下降したら
行き詰ってしまいミスに気づく

彼方から歩いてくる人影は別の道へ
これで決定的!

で 本来の道に必死で戻り



ふりかえって安堵したところ(ホッ)

思うに ✖印は なんで分岐ではなく
少し下ったところに書かれていたのだろう

なんで自分はすぐ戻らなかったのか(悶々)

“しょうがないですよ 標識の向きも違ってたし”

Nさんは慰めてくれたけど
正解に戻るのに草っぱらをだいぶ踏んでしまった

申しわけないと思った💦



気を取り直して先を進む


分岐 一時間経った(15時)

ゴローからきて三俣蓮華岳へ行きたいひとは
右の道を上る

わたしらは 水平移動中



とはいっても下り一辺倒ではなく
緩く上がったり下がったりのトラバース

どこまでつづくねんって感じ


おーゴローがだいぶ近くなってきた―💦


開けたところに出た
いよいよここからは 下りに転じるか⁈



ハイマツの海から解放されて一服の清涼感

やっぱチングルマはイイー♪

この重たい雲がなければ双六岳も見れたはずだった



どんどん下る かなり長い急坂 ここでもヒヤリ


下向いて一心不乱に歩いていたら

“そっちじゃないですよ” と声がした

“えっ!” 我に返った
右の道にNさんがいた

言われなければ まっすぐ下りてたー!

コトなきをえました(アリガトーゴザイマス♪)


10分後



見えてきた 赤い三角屋根♪


わりと近いキャンプ地 建物を回りこんで・・


<黒部五郎小屋(2,350m)到着(16時)

北アルプスの黒部五郎岳と三俣蓮華岳の鞍部
五郎平に佇む山小屋


静かだった

小屋前には何人かの人がくつろいでいて
皆 ビールを飲んでいた

すこし肌寒く感じたのでわたしは飲まなかった
ベンチに腰を下ろし Nさんを待っていた

じつはさっきの道まちがいポイントに
ストックを忘れ取りに行ってるところ

わたしを気に掛けなければ
こんなミスは起こらなかったろうにと思うと心が痛む

どれだけ待つかわからなかったので
受付に行き 着いてることだけは伝えた

また外へ出てベンチに座る

見覚えある人たちの顔がチラホラ
雲ノ平からルートが同じならとうぜんこうなる

他愛のない話をしているとNさん到着

“いやーしんどかった!”
“これまでで一番キツカッタ”

ホント 申し訳ありませんでした
そして ありがとう♪


“ビール飲まないんですか?”

と聞かれ 寒いので珈琲が飲みたいというと
湯沸かしセットをザックから出してくれた

わたしが黒部源流の水に思い入れがあることを知って
わざわざ持って来てくれたのだ

なんていい人なんだろー♪

汲んできた水で湯を沸かした
ドリップコーヒーに注ぎ 有り難く “いただいた”



黒部源流の水で飲むスペシャル珈琲 メチャ旨っ!


至福の時間だった♪
熱量が身体に移行する感覚が嬉しい

受付を済ませて戻ってきたNさんの手には
生ビールがあった♪

おどろいた!
こんな小さな小屋で生ビールが飲めるんだ⁈

よく見れば 静かに “商売” が展開されていた



キャンプ場にいるひとは嬉しいかも

いや 宿泊者も買いやすいのか
さっきから小屋と外を往復して

ビールやコーヒーをオーダーしに行ってる


このポットのお湯/水道の水 飲み放題


そういえば 白山は現地で買う飲み物も
空き缶 ペットは持ち帰りが原則

雲ノ平にも回収箱があったことを思い出した
これが “外” ではあたりまえなのか

そして 公衆電話があるー⁈



もうひとつ感動したのはこの乾燥室
対流式ストーブのおかげで部屋はメチャ温かい

もの凄いスピードで乾いていくので
夕食後には すでに回収できていた


その夕食までには時間があった(いつも遅番💦)

Nさん持参のウィスキーに
入口にあったポットの湯を入れて外へでた



明日歩くカールコースの入り口


ガスも下りてきた

星空は拝めそうになさそうだがこの感じは好きかも
ベンチに座りお湯割りを飲みながらまったり過ごした

 
18時 夕食の時間 メインは・・


とんかつ―♪
ボリューミーでメチャ旨っ!


座敷というのがいいねー落ち着く♪
このテーブル置きの各自取り分けスタイルもじつに家庭的

テーブルに 北アルプスの山小屋で
バイトしてるという若い女性が座った

休みを利用して一人で歩いてきたそう

“学生さん?” と聞くと  社会人とのこと

初めての山小屋仕事は楽しく10月まで働くという

そのあとは?
ふつうにアルバイトしてるのかな

詳しくは聞かなかったがこうした働き方をする
若い人が増えている気がする

なんかいいなーちょっと羨ましくなった

わたしが彼女くらいの頃(20代)は
なんだかぐちゃぐちゃで

やりたいことより生きることが優先だった
視野も狭かったし 選択肢もなかった

働くってもっと自由でいい って
思えるようになったのは後々のこと

(今は自由過ぎて問題かもw)

白山にはまだ行ったことがないという彼女に
めいっぱいのプレゼンをして

お互い(残り一日)の明日にエールを送り合った




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


◆◆ 黒部源流域 縦走登山(3日目-9/6)◆◆

ホントの3日目w

3時くらいだろうか
早々と動き出す人たちの気配がする

ああそうか ゴローからご来光をみるためか

わたしも4時には起きていた
身支度はきのうと変らないのだけど

洗面所の水が「ふつう」に使えると思うと
それだけでほっとする
(もちろん節水は心がけている)

むしろトイレ待ちに時間がかかったことが驚き
3つあるブースを今使っているのは全員男性(のはず)

なかなか出てこられないのは???

まぁいい 深く考えるのはよそう



なんだかんだで 4時40分
準備を整え 昨日見たカールを行く道へと踏み出す



また来たい と思わせる秘境の山小屋♪

あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・し・た



さて3日目 今日は
百名山「黒部五郎岳」と その懐に広がるカールを体感する

小屋との標高差 550m近く
これを登りあげ 頂上についたらあとは下るだけ

そう思えば少しは気も楽になるけど
そんな甘いもんじゃないだろうなーとは思ってる

上下の移動もさることながら横移動が長い(約18km)

そういえば
なんで横に歩くのに「縦走」っていうんだろ

まーいいけど

過去に3日もつづけて歩いたって経験がないので
(それも超ーロングコース)

気をつけんなんのは怪我

まずは足元の闇を慎重に抜けながら薄明を待つ

前を行くNさんのヘッデンの灯りが頼もしい
(自分のは照度ヨワッ)

そうして20分ほど歩いたころ
ようやく周囲の状況がわかるくらいになってきた

更に10分行くと



 目の前に ゴローが見えた♪

早朝ならガスはなかろうと期待していたが
すこし残念な状況

でも大丈夫 きっと大丈夫!

アタシは強運の女!

更に 20分後



笑える💦


ふりかえると 日が昇りつつあった
あの稜線は三俣蓮華岳?



ナナカマドと爆雲との饗宴♪



誰かが置いていった(忘れもの?)水
その横に「印」が

石に巻き付けたこの赤い布テープがなかったら
どこをどう歩いていいかわからなかったかも

ありがたいことです


あたりは どんどん明るくなり

目の前の ゆる丘を ひと超えしたら
壮大な風景が飛び込んできた!




羊背岩(羊群岩)がみごと!
(羊の背のような丸いコブ状の岩の突起)

これぞ ”黒部五郎のカール” を感じさせる景観!

薬師岳のカールとは全然違う
こんなに緑が多くてこんなに岩の存在感があるなんて

だから歩ける♪ だから愉しい♪


“羊背岩(ヨウハイガン)” は今回初めて知った言葉
氷河の底で堅い岩盤が削られてできる岩のことで

なるほど 見た目は
羊の背中と言われればそんな気がしないでもないけどw
 
「群れ」なし方がハンパなくてイイネ♪



カール壁から転がり落ちてきた巨石がごろごろ


好きだわー♪


6時 やっと雲から抜けて ご来光拝む

そういえば 有名な “雷岩” を見落としたもよう
あとで気づいたけど この左に写ってるのが そうかな?

※ 雷岩:氷河がこの石を乗せて流れてきた後 溶けて置き去りにしたもの



朝日に映える “ベニバナイチゴ” ♪
少しずつだけど 草紅葉も始まっている感じ



石のスキマを満たして流れる水
ゆるいけど ひたひたと流れるようすに心安らぐ

辺りに雪渓はなかったけど
わりと最近まで残ってたんじゃないかな

ゴロー小屋は
三俣蓮華岳と黒部五郎岳を結ぶ稜線のコルにある

水はこのあたりからもきてるんだろうか
小屋閉めは10月半ばと聞く

そのまえに雪が降ることもありえる
なんてったって3,000m近いんだから

水に恵まれる立地を選んで建ててること
たぶん 三俣山荘も

凄いなー


小屋を出てから1時間40分が経った

ゆったりとゴローカールの醍醐味を味わいながらの
山歩もそろそろ終わり

目の前に壁が近づいてきた



めざすはあの稜線 そのために
右の壁を行かねばならない



つづら折りの急登 あの高みへ

20分後 稜線に密生するハイマツ群の向こうに


このあと歩く 滑らかな大地

ふりかえると


さっきまで見上げていたカールの底

シルエットだけだけど
三俣蓮華岳・双六岳…

その向こうに槍や穂高の峰々も連なる

さらに数分歩くと



<黒部五郎の肩> に到着

文字通り「肩」
頭(山頂)まではまだ少しあるよ と言われている💦

ここから山頂まではザックをデポする人が多い
当然のごとく わたしもそれに倣うw


めざすは あそこ?(まだ遠い💦)

身軽になって歩くこと10分



<黒部五郎岳(2,839m)登頂

時間はちょうど 7時
黒部五郎小屋からここまで2時間20分

愉しかった♪
そしてしんどかったー💦


雲ノ平は見えないけどワンポイント雲とイエローsunが佳き♪


今しがた 登りあげてきたジグザグ坂


穂高連峰


笠ヶ岳 後ろは乗鞍岳-御岳山

山頂パノラマの余韻に浸っていたかったけど
このあと景色は急変!

たった1分後



あっというまの 幕切れ

まるで私が辿り着くのを待っててくれたかのように
視界はどんどん閉じていき



ジ・エンド


ありがとう ゴローさん♪ 男前だったよー

「肩」でザックを拾いあげると
気持ちは完全に下山モード!

オーシ ここからは下りオンリーだー!

遠くは見えずとも
道はまさしく縦につづいている
(ア だから縦走ナノカ?)

滑りやすいザレた感触は好きではないけど
いつものように言い聞かせる

“止まらなければ いつか着く”


で? 次向かうのは? 赤木岳? 
時間は2時間ほどか…下りにしては長い?

じつはこの山 ノーチェックだった

そして暫くして視界が開けたときのこの開放感



まるですぐそこにあるような錯覚を覚える
これが北アルプスマジック💦

どこか加賀禅定道を思わせる稜線が佳き♪

暫くして先行するNさんから声がした

“tamaさーん 白山!”

“えっ!どこどこ!” と西に目を向ける



おーー! 待ちに待った “白山” が見えた♪

メチャメチャ小さかったけど嬉しかった

今回は一日目からずっと雲が多くて
それがどうも西からくるよなーと思っていた

西には白山がある

この小さな白山からこっちに沈んでる雲海をみてると
この夏の異常(トハイワナイノカ サイキンハ)気象を
感ぜずにはいられない

連泊登山は博打のようなもの
全行程 上天気なんてふつうはありえない(ラシイ)

そう思えば 今回は曇天アリだったけど
それだって水の変化形

雲や湿度や風や光 色々見せてくれて
肝心なところは晴れてくれた

水の神さまが応援してくれたのだと思おう



ゴローから1時間ちょっと経ち
ようやく雲ノ平が見えてきた!

休憩するのにちょうどいいスペースがあったので
ゴロー小屋で作って貰ったお弁当を頂くことに!

さて どんなんだろう♪
不透明袋に入ってて中は見えない

察するによくある “おにぎり” 弁当ではなさそうだ
とりだしてみてまず驚いたのが・・



付属の “おしぼり” がしっかり肉厚だったこと!
だった

僭越ながら自分も “白山ジオ弁” なるものを
提供している身なので思わず反応してしまったのだが

箱の中身以前にこういうところをケチらない姿勢が好き♪

中身は 酢飯の混ぜご飯に
鶏・鮭・煮豆・昆布・根菜類

一度には食べきれなかったけど(ワケレバヨロシ)
ボリュームも味も申し分なし

黒部五郎小屋の “御株” が またまた 上がった
どんだけ いい宿ねん💓

食べやすさ重視のおにぎり弁当も良し
王道の鮭(鶏唐)弁も良し

どっちもありだなー

そして今は目の前の山々が
一番のおかずだったことを付け加えとく
(ゴチソウサマデシタ)


さてお腹も満たしたし動く



ここを下るの? 背の低いハイマツの小径
やっぱ 加賀禅定道に似てる



赤木岳はあれ? どれ?

ピークが幾つもあって混乱するが とにかく
アップダウンを覚悟せんなんことはわかる

楽に下れる(ノボリハナイ)とばかり思っていたので
ここにきてこの返り討ちは効いた

人間のメンタルというのはホント繊細なもので

シンドイだろうと思ってると案外楽だったり
逆に
ラクチンだろうと思ってると酷く感じたりする

ここは白山じゃないのにどこかで
下りっぱなしって思いこみたかった自分がいる

そしてもうひとつ 計算違いがあったとすれば

疲労度

昨日まではどうということもなかったのに
今 自分の足はちょっと違和感を感じてる

これが3日目の落とし穴⁈

まだまだ鍛え方が足らなかった
と 云われればそれまでだけど

とにかく 足が重い

それと 足裏の感覚がおかしい
親指から母趾球の辺りにチカラが入らない

靴下をいつもの2枚履きに
してなかったせいかもしれないが

あれだけ踵対策してたのに実際は指かよって
(この痛みは折立まで続くことになる)



偽ピークを幾つ越えただろう

空は澄み 日差しは燦燦とふりそそぎ
この3日間で最上の天気となっていた

こうなるとキツイのが紫外線

サングラスを売ってる小屋はなかったので
裸眼のまま3日間を過ごすことになった

花崗岩だらけの白い大地は照り返しもハンパない

それでなくとも高地では
1000m上がると紫外線量が1割あがるというし

行き交う人はほぼ 95%かけてる

私はショボショボの薄目で周りを見てる
そこに飛び込んできたのがこの石だった

貝化石に見えないか?
葉っぱのようにもみえるが

そういえば黒部五郎の山頂部は
手取層群の石だという

ここはどうだと調べてみると

ごろごろ転がっている岩屑は
砂岩・泥岩・礫岩などの手取層群の石らしい

なんと!

白山手取川ジオパークの根幹をなす地層が
こんなに離れた場所にもあったとは!

で 写真の石が爪石かどうかはわからない

わからないが 赤木岳を目前にして

重い足を引きずってきた甲斐が
少しはあったかなというハナシ(苦笑)



爪石もどきを見つけた緩い登り坂のピークは
やはり ニセモノで このあともう一回だまされる

一旦下り また登り返すのくり返し

こんどこそ
という思いで目の前のピークを睨みつけ

何気にふりかえった そこには



乗鞍岳と御嶽山 そして笠ヶ岳
なんとも清々しくて少し元気がでた


9時20分 <赤木岳(2,620m)に着く

山頂は岩(ゴーロ)だらけで標もないということなので
巻道をそのまま下りた

東斜面からの眺望はすばらしかった



正面に見える谷が 赤木沢
沢登ルートで有名だとNさんが教えてくれた

手前に広がるなだらかな丘陵は 赤木平

ここを下っていくのが
一日目に薬師沢へ行く途中で交差した左俣川

繋がっている と思うと嬉しい♪

それにしてもなんと気持ちのいい空間だろう



すこしアップで
まんなかに 雲ノ平 その後ろに水晶岳 ド迫力!



ふと見上げた空の雲が飛翔する鳥に見えて思わず撮る
薬師岳が大きくなってくるということは太郎平も近い?



いやいや その前にもう一座 忘れてないよ
赤木岳から40分ほどで到着



<北ノ俣岳(2,662m)10時

富山市と飛騨市にまたがる飛騨山脈の山
別名は、上ノ岳(かみのだけ)

山頂からの展望がすばらしく
薬師岳をはじめ黒部の山々/黒部源流と雲ノ平
遠く槍ヶ岳まで望める

高層湿原帯/無数の池塘群 


この先めざすピークはないと思うと
思わず頬が緩む

下りだー下りだー!
あと一時間ガンバッタラ太郎小屋だー!



ホント 展望がすばらしい

祖父岳-鷲羽岳-三俣蓮華岳-黒部五郎岳
大天井岳 槍ヶ岳 雲ノ平 等々



有峰湖が見えてきた
帰ってきたんだなーという感慨で胸熱🎵



突如 木道が現れ 花畑平原がひろがる

この先に分岐があって
左へ行くと “飛越新道登山口” へ下りることができる

かなりエグイ道だと聞いてるがw
ちょうどここから上がってきたグループと遭遇

“大変な道なんですよね” と声をかけると
苦笑いしていた



さえぎるもののない360度大パノラマ
に どこまでも続く大平原

ここはぜひ7月 お花の季節に来てみたい♪



アルプスの少女ハイジ的な?♪
マジ 日本じゃないみたーい!

いや ここは(北)アルプスだった!

最初にここを「アルプス」と呼んだ人の
気持ちがわかった気がする



木道も多くなってきた
踏み入ることを抑制したい場所になると出現



歩いても歩いても 着く気がしない
1時間は経ってるのに おかしいぞ

まだあるのかー登り坂💦



池塘と薬師岳


ふりかえり 北ノ俣岳の独特の山容 大きい♪


これで見納めの 水晶岳♪


さいごの丘(太郎山2373m)を越えたら
待ち望んだ 赤い屋根♪



11時25分 太郎平到着

太郎小屋の周辺は人で溢れていた
そういえば 今日は金曜日だった

週末にかけて歩こうという人がたくさんいるのだろうな

食べかけのゴロー弁当を口に運びながら思った

思えば昨年ここを経由して薬師岳に登り
景観のすばらしさに感化されたのが今回の山歩のきっかけだった

今多くを考えることはできないけれど
(疲れすぎて💦)

今回また新しく感化されたものも多くあった
こうして経験の延長線上に次の夢(目標)を重ねながら

どこまでも自分の山歩きはつづくのだろうな

足裏の痛みと大腿の疲労を感じつつしみじみ思ったのは

“4日目がなくてよかった”(笑)



まだ終わってないぞー

ここからは下りとはいえ 約6kmある登山道
白山なら十二曲がり辺りから延々歩く感じ⁈

少しでもザックを軽くしたいので水は500㎖一本にした

募金箱にチャリンと硬貨を入れ
有り難く汲ませていただいた

よし 行こう!

標準コースタイムは3時間10分(長いなー💦)



昨年は名残惜しみながら下りてた道が
今回はメチャきつい

白い石の照り返しもショボ目にバシバシくる

きちんと整備された木段がある一方
ご勘弁なのが こんな道



 登山道一杯に敷き詰められた浮石は
ただでさえ疲れた足に堪える

とうぜん ペースダウン⤵

むしろ要らないんじゃね
と思うほど恨み節が出る

もちろん意図があっての敷設だろうけど

自分のコンディションが如実に反映される例だと思った

樹林帯に入ると



そこはそこでこんなんだし💦

木陰ができたが風がなく こんどは暑い!
根っこに足をひっかけないよう終始緊張がつづいた



この子には出くわさんかったけど

そうしているうちに我慢の時間もいつかは終わる



折立到着 (14:20)

 💦 💦 お疲れさまでした 💦 💦


<3日目の行程>


今年最大の山歩が終了
3日間の北アルプス縦走を完歩しました♪

大きなケガもなく無事に終えれたこと

同行してくれたNさんと
山と水と白山の神さまと
出会ってくれた全ての人に感謝です

ありがとうございました♪





















































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