2015/05/08

『介助犬との共生!知ってください~タフィーとわたしたちのこと~』

☆ Dream Night in 我楽 vol.42 ☆


写真のラブラドールレトリバーは「タフィー」(女の子)

表情が豊かで、温厚、頭も良くて飼い主を喜ばせるのが大好き!
・・ですが、彼女には大切な使命があります。

タフィーは介助犬なのです
介助犬は、手足に障害がある方の生活をお手伝いするワンちゃんです。


日本では約15,000人の方が介助犬を必要としているとも言われています
しかし、認定を受けた介助犬の数は76頭という現実です
育成・普及が強く望まれています

タフィーは、全国で76頭しか存在しない「介助犬」のうちの1頭
石川県では一家族のみ、平野さんというご夫婦のお宅で暮らしています

介助犬をとりまく現実・仕事の内容などを知っていただく1時間

今回は介助犬使用者(平野さん)と介助犬(タフィー)とのデモンストレーションも予定しています

ワンちゃんが大好きな方や、医療・福祉関係の勉強・お仕事をされているかたなどは必見!必聴!

介助犬の普及・啓発のために、わたしたちに出来る事がたくさんあります
この機会に理解を深め、ご協力をお願いします



【講師プロフィール】
◎平野克美さん

介助犬使用者家族
介護福祉士 医療事務資格保有
医療・介護の仕事に約15年たずさわる
保護犬の里親や、里親がみつかるまでの預かりボランティアを2002頃より行い、関わった犬は20頭以上
現在は保護犬3頭の里親をしている

◎平野友明さん

日本介助犬協会所属 介助犬使用者
2009.3 仕事中、屋根からの転落事故により頸髄を損傷。首から下がマヒしており、電動車イス使用
2011 秋に、日本介助犬協会より声をかけられ、翌春より訓練開始、2012.6月に石川県初の介助犬使用者となる
石川県や富山県での介助犬の講演会や啓発活動に、積極的に参加している

◎タフィー

メスのラブラドールレトリバー 5歳
チャームポイント:さわり心地の良い毛質
特技:おねだり


※ 参加者の皆さんにお願いです
  タフィーに触れたり、声掛けをしたりしないようにしてください
  何故か・・はデモをみていただければわかります(^.^)


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《 イベント後記 》


「すいません、この戸を開けてもらえますか?」

「すいません、そのケータイを拾ってもらえますか?」

とかく「気兼ね」する体質の私たち日本人

たとえ家族であっても、いやむしろ身近なひとほど気遣いが大きくなるのは自然なことだろう

平野友明さんは、事故で脊髄を損傷し、手足の自由が利かない

車いす生活を余儀なくされた友明さんの、文字通り片腕となってくれているのが「介助犬」タフィーだ

身体が思うように動かない → 何度も落とす → 何度も(人に)頼みにくい

でもタフィーがいれば・・

タフィーにとっては、すべてが「遊び」

何度お願いしても気が引けることはない

すべてのご奉仕が、ご主人への「喜び」なのだから

タフィーが来てから、

外出が苦になり、引きこもりがちになる自分が変われた

外の世界への扉がぐんと開かれた

でも現実には、まだまだ思うようにいかないことが多い

外食をしたくても、「動物」同伴だからと断られたり

それは病院や介護施設であっても、まだまだ突きつけられる現実

社会の認知度を上げるため、介助犬を含む補助犬の育成をすすめるため、

平野友明さんと奥さんの克美さんは積極的に啓発に取り組んでいる

わたしたちができることは何だろう

募金箱の設置やチャリティーグッズの購入はもとより、もっと大きなこと

こんな法律があります


「デパートやスーパー、ホテル、飲食店などの一般施設や公共施設、交通機関に、

補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)であれば同伴しての立ち入りができる」

・・身体障害者補助犬法


介助犬との同伴拒否を見かけたら、温かい口添えをしたい

背中に「介助犬」の文字の入ったワンちゃんたちが、自然な形でわたしたちの周りに在る風景・・

造っていけたらいいなぁ

講義中、車いすの隣でじっとたたずむタフィー

デモになったとたんホントに嬉しそうなタフィー

「優しい無視」でもって、見守ってあげてくださいね~♫

「人にも動物にも優しい社会」を目指して一歩ずつ、一歩ずつ・・


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