週末の土曜日、ひろしのことが気になりながらも店を開けた。
19時を回ったころ、常連さんから20分後に来ると電話があった。
その10分後だった。
店の裏側でダダダダッという音がした。
行ってみると、階段下にひろしが倒れていた。
「ひろし!」
「くぅー…くぅー…」
声にならない声を出している
「痛いんか?」
抱き上げ、慎重に全身を触った。
骨折はなさそうだった。
うかつだった!
体力もないだろう、階下へ降りてくることもないだろうと思って、2階の引き戸を開け放していた。
何を求めて動いたのだろう
まともに降りれる体力筋力などないに違いないのに…
腕の中のひろしは赤ちゃんのようだった。
泣きだしそうになった、気持ちがざわついて仕事ができる気がしなかった。
予約を入れてくれたお客さんに、お断わりの電話をして店中の電気を消した。
施錠をして、室内に戻ったらひとりでいることが怖くなった。
というか、ひとりで抱えていることが苦しくてたまらなかった。
こんなとき、息子たちが傍にいてくれたらどんなに心強いか…
ひろしは、店のお客さんにも可愛がられたけど、一番恩恵を受けたのは私たち親子なのだ。
この一週間、何度かLINEで知らせようかと思ったけれどそうしなかった。
何故だかわからない、たぶん重く受け止めていなかった。
それは祈りにも似た気持ちの裏返しだったのだと思う
店を閉めて、FBページで臨時休業を伝え、個人ページで心の声を吐き出した。
すぐさま、多くの方からコメントをもらった。
ひろしを知っている人はもちろん、自分が飼っているかのように心配してくれる声がいっぱいだった。
それぞれがそれぞれの立場で、経験で、良かれと思ったことを教えてくれた。
その中でも有難かったのは、おススメだと云って紹介してくれた病院情報だった。
少し前からセカンドオピニオンをもらったほうがいいのでは、とボンヤリ考えていたから
今の病院を信頼していないわけじゃない。
でも、今の先生には無理なコトもある、できないこともある
もしもの時は躊躇なく動けるように自分なりのカードは持っていたいと思った。
何件か紹介され、検索し、迷いに迷って、一つの方向を決めた。
明日は、まずは栄養補給、ストレスの少ない皮下点滴をしてもらいにいつもの病院へ行こう
明後日(月曜日)になったら、今決めた別の病院に行ってみよう、と…
そうして、ひろしと二人、まったりべったりの夜は更けていった。
★関連ブログ 2018/5/3
『“ひろし” 鼻炎が辛い日 5/3』
http://garakutama.blogspot.jp/2018/05/blog-post.html#more
★関連ブログ 2018/5/9
『“ひろし” なぜ食べない 5/9』
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『“ひろし” 鼻炎の原因は貧血⁈ 5/11』
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