2024/08/27

TAMA-SANPO-73 立山カルデラを望む稜線へ!前編/「浄土山-鬼岳-龍王岳-獅子岳-ザラ峠-五色ヶ原」~2024.8.19

  たま山歩/未踏の山道をもとめて~」


室堂山展望台から正面に見た立山カルデラ


【立山カルデラ

東西約6.5km/南北約4.5km
標高差が500~1700mもある巨大なくぼ地

立山火山に食い込んだ谷が激しい侵食作用によって
拡大してできた侵食カルデラといわれている

崩壊し堆積した土砂は
大雨の度に下流域で大災害をもたらしてきたため
100年も前から砂防工事が進められている


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今回の山歩は 北アルプス縦走路を行く
というとメチャメチャカッコよく聞こえるけど

目的は “カルデラ”

“ハクサンコザクラが見たいから” と同じ
稜線上から“立山カルデラ”を眺めたい💓

立山カルデラは崩壊地
“崩れ” をまじかで見るためのルートは

浄土山⇔鬼岳⇔龍王岳⇔獅子岳⇔ザラ峠⇔五色ヶ原

これだけみたら知ってる人は

“あー薬師岳へ行くの?” 或いは “折立?” と聞いてくる
皆が憧れるクラッシックルート⁈

でも 薬師にも折立にもいかない
キャンプ場で一泊して来た道を戻ってくる


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


立山とその周辺の風景が好きだ♪

10万年前に隆起してできたという
花崗岩の白い山肌・氷河がつくったカール

すばらしー!
ここが一大観光エリアになるのは必然♪

ただ 感動を味わうには
ケーブルカーと高原バスを乗り継がなくてはいけない

アリガタイけど 料金もなかなかのもので
そうそう何度も来れない💦

公共交通機関だから “時間縛り” もある

好きなときに来て 好きなときに帰る なんて
いつものやりかたは通用しない

時刻表を気にしつつの登山ってまるで都会人みたいだ

“泊まってのんびりしていかれー♪”
そう これが “黒部貫光” 戦略なんだろうな(笑)


で 泊まり仕様でぶっこんだザックは
テント・シュラフ・水・ストック込みで10㎏になっちまった💦

五色ヶ原で一晩だけ テント張る予定


4時半にウチを出て高速に乗り
6時に駅近くの無料駐車場についた

10分後には立山駅前
ケーブルカーのチケットを買うため並んだが

すでに20名以上の列ができている
そのうち登山スタイルの人は1/3くらいか

ネットでウェブ予約をしたひとはここには並ばない
(すでに改札に並んでいる)

“始発(7:00)はムリかな”  と思った通り✖
でも 10分後にでる車両のチケットがとれた♪



往復 ¥7,380 おー震える💦

構内には静かな “待ち” の列ができていた

5年前 50ℓザックを持て余し気味に
ケーブルカーに乗ったときのことを思い出す

雨が降っていた
悪天でどうなるかと思ったけど 愉しかった♪
👇


翌年からコロナでバタバタし足は遠のいた
月日が経つのは早い


美女平駅へは7分
高原バスに乗り換え 更に一時間

「仙洞スギ-(称名)滝見台-ブナ平-天空ロード-弥陀ヶ原・・」

“観光” を ぐいぐい押し出してくる “音声ガイド” 
嫌いじゃない♪

そう これは観光バスだった

運賃¥7,340 が頭にチラリw
一観光客になって楽しむのがいい♪

視界はクリア 天気も上々 
蛇行を繰り返すなか 右側に何度も現れた「薬師岳」

わくわくした♪
入れ替わり立ち替わる山の風景は退屈知らず♪

(余談だが往路は左窓側に座るのがベスポジだと思う)



先日登った大日岳?


ヘリの荷下ろし場


剱岳も見えてきた♪



8時10分 室堂ターミナルに到着
最初にすることは


(帰りの)時刻のチェック

じつは2日目 カルデラを見るため
弥陀ヶ原展望台に行けないかと考えている

行けたら 帰りのバスは
室堂ではなく弥陀ヶ原バス停から乗ることになる
そのあたりも含めてチェック

地上へ向かう階段の途中にあった張り紙



やはりそうか・・・

事前に山荘のHPでも呼びかけられていたので
水は3ℓザックに詰めてきた

トータル10㎏がどうでるかが怖い(苦笑)



ターミナルの喧騒を抜けて地上に出ると
予想した通りの熱線(日差し)がお出迎え

そして鼻腔をくすぐる“ゆでたまご臭”
立山に来たーって感じるw

標高2,450mは 白山室堂とほぼ同じ
涼しくもないけど動き出すにはちょうどいい感じ

人はまばら さすが平日(月曜)♪



立山といえば あの台形フォルム
鞍部が一ノ越 そして右のデカいのが

今から登る 浄土山
どんな天国が待ってるのやらw



思っていたより花が多い
大きいので目立つオンタデの他にも

ママハハコ チングルマ(綿毛)アザミ
ミヤマアキノキリンソウ ミヤマホツツジ
ヨツバシオガマ ワレモコウ 等々



分岐を右に折れ 浄土山へ

登山道は(おそらく現地)石を
ソイルセメントで固めたもの?

デコボコしてて歩きにくい💦
いやいや これで贅沢いってちゃいけない



立山カルデラについての解説板♪

気持ちが自然と盛り上がる序章(プロムナード♪)



15分ほど歩いて振り返る
みくりがいけや他の登山道がよく見える🎵

5分後


休憩場所 展望佳き♪ 足元の石が変化してきた


この辺りは未だなんとか・・


暫くこんな道を行くと


分岐現る
左は浄土山 まっすぐ行けばカルデラが見れるはず♪

まっすぐを選択


彼方に人影♪ 目指していくと・・


でた!崩壊斜面!

正面に鷲岳
そこから緩く下った辺りに山荘が白く光る

 右上の茶色い御山が薬師岳か(ドキドキ♪)

立ち位置を変え少し北寄りに目を移すと



砂防施設も見えてきた!

上の方 雲上にうっすら見えてるのは白山🎵

ポコポコと薄い雲があるけどこれがまた愉し♪
初めて目にした立山カルデラ!

こんなに早く極上のパノラマを見せてくれるなんて最高🎵



【室堂山展望台】(2,675m)

時間にして15分ほど 見とれて そして 確信した

今から歩く稜線が
もっと多彩な“崩れ”を見せてくれる!💓

名残り惜しみつつ移動



分岐に戻って 浄土山へ進路を変える

こうしてみると低い山のように見えるけど違う
縁石ならぬ縁棒に促されて足を踏み入れた先には



ドデカイ石がごろごろ

今日は行けるとこまで
ノンストックでいくつもりなので

両手はフリー 石と格闘するつもりでいく!



これ 花崗岩だよね
こんな 鞭打たれたような模様 どうしたらできるんやろ

石につけられたマーカーはよく視界から消える💦
見落とさぬよう行かねば



登りながら早くも思った
ここ 下りで使いたくない💦



途中 振り返り

おー薬師がよく見えるー♪

ん? なんかさっきより 雲 増えてないか⁈

嫌ーな予感を感じつつ前を向きもうひと頑張り



稜線に出て分岐を確認!目の前に雄山♪

今日は見るだけ
さて 浄土山はどっちだ 右?左?

進路的には右のはずだが・・

なんとなく前を行く年配さんに着いていってしまう(左)

で 石垣が出現



ここか? ここなのか? まわりこむと


日露戦争で戦死された方々のための「軍人霊碑」?
違ったようだ 軽く手を合わせ



分岐に戻る

前方に人影 やはりこの道を行くらしい
暫く歩いていると飛び込んできた



絶景ー!
雄山の背後に湧き上がる雲がまたステキ♪

登山道が二つの谷を分かつように伸びていて
手前には未だ残る雪渓

静と動のバランスがみごとで
刻々と変化する雲の動きから目が離せなくなる



先を行かねば! あの先へ!


カルデラ上空にはすでに雲が充満していて
薬師岳が消えていた

大丈夫か カルデラは見れるのだろうか



イワギキョウ(岩桔梗)の青♪で心を整える

暫く歩くと


【富山大学立山施設】(標高2,839m)到着

気象観測を中心にいろんな教育・研究をしている施設らしい

周囲はかなり広い平坦地になっていて
休憩のための丸太がそこかしこに設置されていた

そしてここは
五色ヶ原と一ノ越への分岐点でもある

って あれ? 浄土山は?
三角点も標柱(板)も見てないぞ

ここがそうかと思ってきたけど・・まぁいい

認識がないだけで近くまでは来てはいたのだと
思うことにするw

書込みだけしておこう


【浄土山】(標高2,831m)

立山連峰の1つで別山・雄山とともに立山三山と呼ばれている

北峰 2,831m / 南峰 2,830m
富山大学の研究施設があるここは「南峰」



目指す頂きは目の前 そのために一旦降りねばならない


そして 登り返す!💦

頂上にタッチしたら戻ってくるので
分岐にザックを置いていこうかとも思ったけど

鍛錬のため下ろさずに登る



山頂までは10分ほど
ザレた道はちょっと緊張しいだけど

トウヤクリンドウ(当薬竜胆)が可憐だった♪



【龍王岳】(標高2,872m)※バックは立山方向

時間は10時45分

日本で38番目の高さの山だそうだ
名前がカッコいー🎵

謂れが知りたいものです

山頂で先に着いていた人たちと暫し談笑
たまたまだろうけど女性ばかり5人

 一人で来ている人 私を含めて3人
あとは2人組

2人組とわたし以外は 薬師を越えて折立まで行くそうだ

わたしは カルデラを見に来たというと
反応が・・・だったw

さぁ 先を急ごう



足裏が緊張しいのザレ場
慎重に 慎重に とかなり気を使いながら下りた

そして分岐へ



石だらけの巻き道を行く
ホント 赤マーカーなかったら迷走するわ



次の目的地は鬼岳(凄い名前)
なんで「鬼」なんだろう っーか この稜線

“龍” ⇔ “鬼” ⇔ “獅子“ って ビビらせすぎ!
それだけ危ない山ってこと?

確かに楽な道ではないけど


で 目の前の景色を前に考える
そろそろストックの出番だろうか

ザレた下りがキツそうだった
最近 登りはほぼ使ってない

 “どうしても” という必要を感じないから

使うのはもっぱら 下り
腰が引けそうになる場面では 重宝する

iPhone camera は常に使うし
両手はオープンな方がいい

一度使うとザックに戻すのが面倒くさくなるから
持っては行くけど使わずに終わることもある

で ここでの選択は「使わなかった」
むしろ 手の方が使いでがありそうだった



ひたすら下る💦

登山道は尾根の東側に延びていた
ガスってても近くの景色は見ごたえいっぱい

斜面いっぱいに広がるお花畑が見事だった

ハクサンフウロ トリカブト シシウド
タテヤマアザミ オンタデ etc



険しい花崗岩と可憐な花たちとの対比 萌える♪


トリカブトは白山に咲くのより小ぶり
どんどん出てくる♪

花なら白山とずっと信じてきたけど撤回せんなんかも💦



そろそろ鞍部 雪渓が見える
周囲はガスガス カルデラも見えない



あの水平道は黒部湖へ続いているらしい


登り返し


オベリスク三兄弟・・みたいな

もしかしたら こんな異様(異形)な石の姿をみて
地獄を連想し 鬼岳とされたのかも



【鬼岳東面】(標高2,607m)着11:30

登山道上に立てられていた印
山頂への道がない理由がなんなのか気になる



下りだけど ただモノではないトラバース(苦笑)


梯子登場 ガレ場はつづく 


湧き上がる水蒸気は生きてるようで
雪渓はとても緩い時間を感じる

目の前に静と動が在って
どちらにも心惹かれてる自分



振り返ってみたところ

たかが15分足らずの下りで気分はBAD⤵だった

疲労感がハンパない
ザックの重みがジワジワ来てるのかもしれない

途中すれ違った年配の男性がご親切に教えてくれた

“まだまだ ここからや”
“獅子岳からは350mの下りや”

“350m⁈”

と 聞いて思い出すのは 7月に下りた “お花松原” 

“あれはたしか300m(標高差)だっけ?”

“なんとかなる”  と思うことにした💦

男性は テン泊か小屋泊かはわからないけど
五色ヶ原を朝8時に出てきたという

ずいぶんのんびりしてるなーと思った




ガスがかなり深刻になってきたころ
突如現れた コバイケイソウの群落

たまに実をつけてるのがあったけど ほぼ葉っぱだけ
それでも この秋色は嫌じゃなかった



斜面一面がお花畑♪


きれいだけど 輝きを半減させる白きもの


先が見えないからむしろ怖くない
と 強がってみるけど



でた ガシガシの登り
そして左足かかとの鈍痛 またか

ともかく 
痛かろうが何だろうが歩くしかない



前を行く女性が見える 山頂はもう少しか⁈


癒し♪


【獅子岳】(標高2,714m)着12:30

着いたー! 標高は御前峰を超えてる

時間的にも体力的にも休息が必要なタイミングだった

7人の先行者が腰を下ろして食事中
5人はキャンプ場が今日のゴールらしい

2人(女子)はここから戻る と聞いて一瞬 沈黙・・

“あそこをまた歩くってねー💦”
やれやれといった感じで互いに笑い合った

復路なのに(一応下山だと思うが)“余裕”が感じられない💦
登りも下りも往路と同じようにきっと鞭打たれる💦

そんな予感しかしない なんてー道だ💦

軽く胃袋を満たしたらすぐ行動
先行者は ひとりまたひとりと雲の中に消えていく

トレッキングポールを一本だけ持って追いかけた



シナノキンバイの群落を見てると
350mの急下降が始まってることを感じない💦



黒部湖が見えた♪


右のガレ場に人が溜まってる 苦戦中?


なるほど こうゆーことね


ときどき 癒されながら
15分も歩くとようすが変わってきた


視界のない尾根上?


鎖場


梯子
大丈夫 ゆっくり下りれば問題ない

問題なのは・・


この滑りまくり必至の下り


周囲を見上げる

粉々に砕けた砂礫がいっぱい
これがこの先ずっと続いている模様



ここでルートミス

と言っても10mくらいだけど
ここを越えてすぐ道らしき道が消えマーカーも見当たらない

ずっと俯きながら歩いていたせいで分岐を見落としたようだ
左の灌木越しに見渡すと 先行者カップルがチラリと見えた

方向が違う!ここで道間違いに気づく

修正する

正道には戻れたけど もし一人だったら
ちょっとしたパニックになっていたかも・・

先が見えず 同じような道がつづく
そしてここからが本当の忍耐の始まり

この写真のような道がジグザグに延々続いた

踵の痛みと並行して足先に違和感を感じだす

靴下はいつも2枚履く
今回は肌に直接触れる靴下を

ファイントラックの
 “ドライレイヤーインナーソックス” にしてみた

5本指に興味があったのと
“水を含まない靴下” を試してみたかったから

このインナーソックスが
重ねてはいた靴下との間で動いている⁈

親指と人差し指が
シューズの先端にあたるたびに怖くなった

(初めて買った登山靴が小さくて両親指爪剥がしてる経験から)

踵は痛い つま先は気になる 終わらない九十九折
とにかく超―長い激下りタイム

写真を撮る余裕もなかった💦

獅子岳山頂から下り始めて50分が過ぎたころ



視界が開けた

相変わらずジグザグ悪路はつづいているけど
この景色を見たら汗が引いた

右側の茶色い斜面に釘付けになった



カルデラ内の谷筋(川)が見える

“崩れ” は 今まで歩いてきた花崗岩質とは違う
火山性の石が砕けて細かい形になった⁈

もっと見たい!
雲ヨ 去れ! と念じるも



むりだよね むしろ濃くなった💦

【ザラ峠】(標高2,342m)着13:30

ここは 獅子岳と五色ヶ原との鞍部

名前の「ザラ」は「※ガレ・ザレ」と同義かな
岩屑がこまかく小石や砂を敷いたような場所=砂礫地

獅子岳が 2,714mだから・・
ホントだ  372mも下りてきたことになる!

疲れるわけだ💦



白山の地獄谷のあたりを思い出す


登り返します


登山道脇に生えるハイマツや低木が
 “見てくれ” と言わんばかりの “すきま” をつくる場所がある

そんなところが絶好の展望ポイント♪


もう少し待てばこのガスは消えてくれるんじゃないか
そんな甘い期待が失望に変わるまで立ち尽くしてたりする(笑)

まぁいいのだ
今日は視界も悪いし予定してた鳶山には行かない

それは明日に回そう
早くザックを下ろしたい



木道登場! ついに⁈


そんな甘くない💦


五色ヶ原山荘とキャンプ場との分岐⁈
ってことは まだ15分も歩くー?

このあとも木道と木段とが延々続き

ついに 天空の花園♪


五色ヶ原山荘(標高2,500m)着14:20

到着!

山荘宿泊客が外で談笑している傍を通って中に入る

ここの受付で今日キャンプ場に泊まりたい旨を伝える
料金 ¥2,000也

因みに山荘にお泊りすると 一泊¥13,000也



今回 テント泊にしたのは単純に宿代を浮かすため

先月は 朝日岳に行ったから出費が多かったのと
アルペンルート交通費もバカ高いので💦

キャンプ場は更に10分ほど歩いたところ💦
ここへ戻る気はないので必需品を買い求める

何はともかくビール♪ ¥800
それと 登山バッジ♪ ¥800

水は 必要なら買ってくれと言われたときハタとする

そうか・・
ここで「買えば」よかったんだー

水不足と聞いたとき 全く存在しない気がして
まさか「買う」選択があったとは・・

ショックは隠せなかった・・



キャンプ場へは木道の下りで アリガタカッタ

駆けだしたい衝動を抑えゆっくりと下りて行く
足(脚)はもう限界だった



で 到着

テント場には 10張ほどが見えた
今まさに設営に励んでいる人たちがいた

こんなとき あとから来た人はどこでも好きに
ってわけにもいかないようだ
(直観的にだけど)

皆自分の基準があって決めているのだろうけど

わたしの基準は・・
まず平らなところを探す

そこが既存テントと干渉しないようなら決定

ちょうどいい感じに石が払われてるスペース発見
軽く石垣までできている

前後左右のお隣りさんとは7~8m離れていたので
ここに決めた

風下に出入口がくるようにしてテントを設営



コスパ重視で購入した新品テントは
やはり “それなり” であることを理解する

マットやシュラフを広げたら中に入り最初の儀式である



おつかれさま 今日の自分に乾杯!

ゴクゴク・・うんまーい♪

起きたのは3時半だったなー
4時半にウチを出て

6時過ぎに立山駅について
7時10分のケーブルカーに乗ったんだっけ

今は? まだ15時かー

 天気が良くて元気があれば 鳶山に行くつもりだったけど
もう動く気がしない💦

しばらく地図を見たりスマホをいじっていたら

さっきまでメチャメチャ重たかった空が
少し明るくなってきた

テントから這い出し 周辺散策にGO!



キャンプ場専用トイレ

入って正面に トイレチップを求めるボックス
1回 100円ね ハイハイ(チャリン)

右が男子 左が女子トイレ



室内に入ると人感センサーが反応して照明がつく
ブースも見た通りスッキリ

ロールペーパーを忘れてきたんだけど
扉を開けるとトイレットペーパーはちゃんとあった

洋式ポットン便所もきれいだった



トイレの後ろにある水場

蛇口は10ほどあるのに水が出ているのはここだけ
それも細々

シャワー用と聞いた気がするけど
当然のことながら豪快に使えるはずもない

山の水は貴重だ
ここらはいちばん低い位置にあるようで



雪さえ残っていれば かなり長い期間
水には恵まれる場所だと思う



水場の横にはアルミ缶やペットボトルのゴミ箱があった
山荘の人からここに捨てていいことは聞いていた

ありがたくビール缶を捨てさせてもらう



離れて振り返ると牛のような赤牛岳
左は野口五郎岳とちょっぴり槍も見えた

16時 周辺を歩いてみる


雲が消えて今日歩いてきた山々が見えた
正面の獅子岳も後ろの龍王岳もド迫力の存在感♪

よくあんなとこ下りたなーと感慨ひとしお
明日はあそこを登り返すんだー

ハナから楽できるとは思ってない
それよりも一番の願いはカルデラ内が見えること

どうかガスがかかりませんようにと祈った



テントに戻って
SNSに写真をアップしたら早めの夕ご飯

今回はコンロはナシ
寒くないしお湯は要らないと思ったので

自前の味噌おにぎりとコンビニの惣菜パンと
シャトレーゼで買った和菓子を胃に納めた

だんだんと風が出てきて肌寒さを感じはじめた

なんと 小さいけれど雷の音も聞こえる
テントの周りを再チェックして

未だ明るかったけど入り口を閉じ
シュラフに身体を滑り込ませたらそのまま寝落ち

寝返りを打つたびに聞こえてくる雨音

それは雷鳥沢のときとは違って しとしと優しい雨だった

“新しいテントにしといてよかったな”
(これも保険)

明日天気になぁれ(-_-)zzz



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