まだ残暑厳しい8月末に訪れたときは緑一色だった中宮道
☟
あのときは心に期するモノがあって
自分との対話にやっきになってたけど今回は違う
「中宮道は秋に来るべし」
ある人が言ったこの一言が
呪文のように頭から離れなくなっていた
実現へのカウントを始めるまでもなく
待ちわびたこの日は当たり前にやってきた🎵
そして今回 叶えたい願いのひとつが
中宮温泉にある『湯宿 くろゆり』さんで
ランチをいただくこと
これをマストに組込んだ
行けるとこまでまで行こう中宮道山歩♪
嬉しいことに
登山道に詳しいAさんがガイド役を買って出てくれた
これはきっとユニークな山行が期待できる⁈
7:20 登山口
前回来たときにはなかった真新しい標柱
お決まりの急登
朝日に照らされた斜面の美しさ♪
今日への期待がメチャ膨らむ!
霜が降りてました
シンボリックな大木
この~樹なんの樹 気になる♪気になる♪
実と
花(笑)
蜂がお尻を向けて固まってます♪
ピノキオの鼻を持った人面木(横顔)に見えない?♪
つづら折りの登山道
時おりの緊張を和ますかのように現れる…
絵画のようなシーン🎵
足元が気になりながらも
天を仰ぎ続けてしまいます♪
今日は空の青さもハンパない♪
進行方向 左側
先々週行った三方岩岳は見えるかな?
コシアブラの葉の透け感が堪りません♪
コシアブラの葉っぱ
まだまだ坂は容赦なく でも足元をみれば…
急峻な道だからこそ 葉っぱ密度も高っ!
ドロップ缶のドロップみたい♪
淡色グラデーション♪
若い葉っぱもカワイイ♪
洗浄坂
ここまで来ればとりあえず一息つけます
稜線の道
両サイドの視界がいいとは云えませんが
見どころはあります♪
進行方向 右側
枝の隙間を縫って 岩間道がチラリ
登山口のある「岩間温泉/山崎旅館」さんも
見えるかな~💦
正面は白山♪
ここでAさんに促されて空を見上げる
と
巣のようにこんもりした塊が枝のあちこちに!
これはヤドリギ(宿り木)といって「寄生樹」
宿主(他木)から栄養をもらって生き延びるという
一種の「吸血樹」⁈
こうして 葉が落ちるとハッキリわかる
枝の膨らんだ部分は宿り木が根付いたところらしい
来春になればここから芽を出すのかな
加賀禅定道の稜線
真ん中辺りに奥長倉避難小屋が見えるんだけど💦
一旦下って(陰のある辺り)左に上がっていく斜面が美女坂!
去年の山行を思い出します 感慨深い♪
☟
暫く行くと 途中
額をぶつけそうな枝が山道に突き出してるところがあり
誰が書いたか「湧水あり」のサインが…
前回はスルーしましたが
今回はガイドさんもついてることなので
思い切って(2~3メートル下)下りてみましたら
あった!
おそらく熊猟をする猟師さんたちに向けて
設置されたものではないかと思われます
お水はたっぷり持ってるつもりですが
こんな場所があることを知ってると心強いです♪
もちろん 美味でした♪
とちのき坂 を過ぎました
さて どこまで行けるか…
今日は「くろゆりランチ」にありつくため
13時半には食堂(カフェ)に着いていたい
時間を見ると10時20分
三方岩岳のときと同じ
今日もHちゃんとゆるゆる歩いてきたので
そんなに疲れも知らずまともな休憩をとってない
シナノキ平避難小屋まで 1.7kmかー
11時には折り返したい
休憩も取りたいとすると 辿り着くのは無理そう
まるで下僕のように動いてくれるのをいいことに(笑)
Aさんに
眺望が良くて♪
日当たり良くて♪
座れそうなスペースのある♪
場所をリクエスト!
Aさん すわっ!と走り去ったかと思うと
まもなく戻ってきました
3つのお願いを満たしてくれるスポットがあったようです♪
白山山頂を望めて視界抜群です
四塚山 大汝山 剣ヶ峰かな…が見えます
手前の大きな山塊が薬師山
そりゃ~撮りたくなります(笑)
日差しはあるけどちょっと肌寒いこんな日こそ
ボイル君の出番です!
3人分のお湯を沸かしてまったりコーヒータイム
Aさんが
小枝を揺すって葉っぱの爆弾攻撃を仕掛けます
容赦なく降り注ぐプロペラ(モミジ系)爆弾!
少年か…(笑)
いつも以上に笑いの絶えない時間が心地いい♪
11:00 さて戻りましょう
宿り木の実を発見! 潰すと
ネバネバ~と糸を引きます
この粘りで木々にへばりついて根差すんです
こういう命のつなぎ方を選んだ彼らに
執念としたたかさを感じます アッパレ💦
紅い葉脈が人の手のひらのようで
親近感をもってしまった一枚♪
急坂はつづくよ どこまでも♪~
阿波踊りか…(笑)
空に向かって手のひら返し連発の宿り木
やっぱ 白山だわ🎵
Aさんありがとうございます
最高に満足な一枚です♪
ポカンと浮かんだ雲が印象的だったので
ミズナラの葉っぱ
またまた 山崎旅館♪
Aさん撮影♪ お気に入り♪
嬉しそうに腕を広げたイボイボの樹
今日は空の青さが冴えてる!
こんなところもありなんで
下りでも結構時間がかかります
Aさんによると
正面の緑色の斜面は「熊牧場」なんだそーで💦
春になると新芽を食べにたくさん出没するそーです
登山口近くまで戻ってきました
くろゆりさんの赤い屋根が見える♪
砂防堰堤も華やいで♪
急こう配の最後の石段
数えたら 62段ありました💦
ひとまず お疲れさま~(ホッ)
林道を下りきり
橋を渡った目の前で圧倒されたのが
この 燃えるような極彩色♪
なんということでしょう♪
こんな贅沢なロケーションってアリ――⁈
くろゆりさんは天の恵みを仰ぎ見れる
こんな素晴らしい場所にあります♪
気が付けば13時50分!!急げ―!
(ラストオーダー14時)
駆け込みセーフ💦
とにかくまずは ランチ♪
入ってすぐ右手に食堂 メニューには?
お! 火の御子ラーメンがある!!
あー「火の御子!」恋慕の炎は消えてないよ💖
でも今年は間に合わなかった
来年はきっと会いに行く!
で これが
火の御子ラーメン!
むしろ頼まない理由がナイ いつも
メニュー選びに時間のかかる私が一発オーダー!
野菜炒めがどーんと乗った味噌ラーメン
豚肉の旨みと野菜の歯ごたえとスープのコクが堪んない♪
「火」をイメージして作られたということで
激辛を覚悟し 一瞬身構えましたが
辛いの苦手な私でも美味しく食べられました
(むしろラー油をかけちゃった💦)
これも飲んでみたかった!
生姜のような風味が口の中に広がります 美味し♪
甘いのがお好きな人はシロップをかけて
皆でシェアした コシアブラ炒飯
パラパラ感とさらりとした口当たりが上品な味わい♪
食後は温泉♨ もちろん源泉かけ流し
こちらのご主人(館主)乾 靖(いぬい やすし)さんは
北部白山の管理人として14年も活動してらっしゃる
乾さんのブログ ☟
加賀禅定道や中宮道・楽々新道など
人があまり多くは立ち入らない白山北部エリアの
登山道の整備や保全に日々忙しい
ロングコースだし
白山への道のりは容易いとはいえないけど
安全でお花いっぱいのロードにしようとしてくれている
ワイルドで迫力のある眺望
見たことのない絶景にも会える
そのために歩く登山道
私たちが踏みしめることで
道そのものが生き続けるのだそうです
北部白山の魅力♪ 私ももっと知りたい!
乾さん ごちそうさまでした♪
ご飯も温泉も格別でした!
そしてまもなく雪の季節
くろゆりさんも冬季は閉館となります
その前に来れてホントによかった♪
そしてAさん
あんなこともこんなことも色々まとめて(笑)
とても心強く頼もしかったです
ありがとうございました♪
この風景・佇まい 癒されます♪
また来年!
TAMA-SANPO㉑~初めての中宮道/憧れの火の御子峰はまだまだ遠い~2019.8.25
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