「禅定道」とは
禅頂(白山山頂)に至るまでの山道を言います
「加賀禅定道」というのは
白山比咩神社から御前峰へと続く登山道
(832(天長9)年に開かれました)
大洪水があってずっと廃道になっていたのを
昭和62年に復元したのだそうです
現在 登山口は
一里野温泉スキー場周辺に2か所あり
今回は「檜倉登山口」から入山しました
目的地はコースの真ん中よりやや手前に位置する
「百四丈滝」(片道およそ8km)
これ見たら引き返す ピストンで日帰り
おそらく今年の登山の集大成
夏から続けてきた体力強化が
夏から続けてきた体力強化が
どこまで通用するのか
期待と不安が入り混じった山行がスタート!
7:10 一里野温泉ゴンドラ山頂駅
(標高 1,050m)から登山開始
ブナ林と木漏れ日の中を行く幸せ♪
緩い登り坂を1kmほど歩いたら
「檜倉登山口」
「檜倉登山口」
さぁ行ってみよう!
「檜倉」
通り過ぎ 振り返ると…
巨岩に覆いかぶさるように根を張る巨木
樹齢500年の「檜」の大樹を横目に
マイナスイオンたっぷりのブナ林を行く
ホント 気持いい――!♪
喉から手が出る一つ目お化け?!
2週間前
ノルディックウォーキングに来たときより
ノルディックウォーキングに来たときより
明らかに落ち葉の量は増えていた
高木の林立する森を抜けると
開けた道に出た!
空の青さが眩しい
熊の爪痕
9:05 「しかり場分岐」
左から上ってくるルートが「檜新宮参道」
(こっちが正規ルートかな)との合流地点
右へ行く
秋の風情が満ち満ちるなか
下山途中のような長い下り
登っているはずなのに…
登っているはずなのに…
尾根に出た!
さっそく飛び込んでくる山紅葉
って 見とれてばかりもいられない
足元はこの急登
水平な接地面がない
なるほど だからロープを使えと…
なんかわくわくする♪
白と赤と黄色と緑 そして空の青♪ 最高!
スタートから約3時間
足元が気になりずっと視線を落としながら歩いていた
連続する低い木立が切れ
顔を上げた瞬間 飛び込んできた
思いがけない絶景!
思いがけない絶景!
ハート💖やー!!
(ホントやー💖)←友人女子
よく見れば「谷」である
どこぞの貴婦人の襟元のようにも見える
どうしたらこんな芸術的な造形ができあがるのか
荒々しくもメルヘンチック♬
倒木のアーチ
ランドマーク的な風景を探すのだけど…
10:50 「奥長倉避難小屋」到着
ここまで3時間40分
どうかすると気付かずに通過してしまいそう
写真も正面からは撮れない角度に建っている
このアングルが精いっぱい
ってかこーゆー写真しか見たことない訳がわかった
ここで10分ちょっと休憩をとる
ちょっと覗いてみた
中は暗かった
水場はナシ トイレはアル
1階正面の窓から光は入らず 真っ暗だった
冬支度のあとか…
2階(ロフト)は明るい
右の扉は冬用の出入り口だろう
(建物外観の写真にハシゴが写っていた)
ひとがあまり訪れないせいだろうか
この小屋の醸し出す何かがアタシを萎縮させる
できれば泊まることがないような計画にしたい
と思ってしまうのは甘ちゃんだから?
トイレがあるのは有難い
時おり絶景をチラ見しながら足早に進む
どーも リーダーの見立てよりも遅れているらしい
目の前の視界が開けた
美しい――!
とくに尾根の右側の急斜面に沿って
落葉樹が整列(横習え)してるさまがきれい
どうやら この正面の稜線が「美女坂」らしい
まさに美女が手招きしてる風情あり
誘いに乗ったら手痛いご褒美がもらえるw
まさに美女が手招きしてる風情あり
誘いに乗ったら手痛いご褒美がもらえるw
「登り返し」
一旦深く降りて一気に登りに転じる
一旦深く降りて一気に登りに転じる
必死で歩いていたので 登りの写真が少ない
斜度がきつい
足場も変化に富んでいる(またもやロープ)
12:10 美女坂頭(びじょざかのかしら)に到達
奥長倉避難小屋から1時間かかっていた
軽く藪漕ぎなどしつつ 平坦な尾根を行く
12:30 百四丈滝に到着!
ちっさーい!(第一声)
もっと近くで見たいぞー
「百四丈滝」(ひゃくよじょうのたき)
標高 2,030m
標高 2,030m
白山有数の巨瀑で「裏見の滝」としては
国内最大級の規模を誇る
1987年に加賀禅定道が復元されるまでは
一般登山者の目に触れることのない
「幻の滝」とされていた(ウィキより)
どんだけすごいんと思うが
ホント 遠すぎて そして滞在時間も短く
記念写真を撮って早々に引き返すとする
滝から少し右に目をやると四塚山が見えた
その向こうには白山
全長18.2キロの半分も来てないけど
来年はあの稜線を歩けるかな♪
12:35 下山開始
さきほど登ってきたばかりの急坂を降りる
楽な下山ではない
大量の落ち葉に隠れて見えない足元
大量の落ち葉に隠れて見えない足元
脳は覚えている
あの身体がぐらつく恐怖
コケて打ったときの痛み
刻まれたすべての記憶が神経を尖らせる
みんな無口になっていた
木段は滑りやすい
角も取れてるので油断するとズルリと落ちる
ひとしきり抜けたところで振り返り
名残惜しさも混ざりつつ
赤に黄色に色付いたモミジに癒され
ホッとしたのも束の間
緊張の糸が再び張り詰めるよね
アタシはロープが好きかも…(笑)
ふっかふかの落ち葉の絨毯やぁ~♪
なんて余裕かましてもいられなくなった
登山口までまだ4kmもある
徐々にひざの痛みが始まった
いつしか仲間に先を譲り最後尾についていた
しかり場分岐を過ぎたところで秘密兵器装着
前日ドラックストアで購入した
岡田(准一)君💖のパテックスサポーターひざ用♪
そう これは想定内♪
ひとつしかないそれを右ひざにつけてみたら
明らかに痛みの感覚が違った♪
(翌日もつけていた右脚は楽だった)
因みにエアサロンパスも
気休めに使ってみたけど効果なし
(筋肉痛じゃないしね)
リーダーに言わせると ひざ痛は
歩き方を工夫すれば起こらないらしいけど
帰ったら
やっぱサポーター もひとつ買っておこう♪
見覚えある樹林帯に戻ってきた
じきに全てが終わるのだとわかってホッとする
もう少しだよ ガンバレと
林全体が 背中を押してくれるのを感じる
16:40 一里野温泉ゴンドラ山頂駅 着
登り:5時間半 下り:4時間
距離約16km
(累積標高約1500mらしい)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
聞きしに勝る登山道でした
そもそもここは修験の道
容易いわけがない
気持ちいーばかりであるはずがない
今回は来年のためのテスト歩き
次は きっと御前峰を目指す
古の修験者たちに想いを馳せながら…
そもそもここは修験の道
容易いわけがない
気持ちいーばかりであるはずがない
今回は来年のためのテスト歩き
次は きっと御前峰を目指す
古の修験者たちに想いを馳せながら…
新しい道を歩くのは 新しい挑戦をするのと同じ
怖いけど わくわくするし
怖いけど わくわくするし
思い通りにできたら 自信につながる
できなくても学びはある
できなくても学びはある
だからいつもちょっとだけ背伸びしてみる
少しづつできることを広げていく
いつものことながら
同行してくれた仲間とリーダーに感謝です♪
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