2015/02/20

『再発見!~能登・仏像紀行~』

☆ Dream Night in 我楽 vol.31 ☆


若年層を中心に仏像ファンが、増えている!

美少年のような表情で全国のファンを魅了した、
仏像界の“トップアイドル”国宝 阿修羅像など・・

国宝、重文級の仏像はほんとに素晴らしいのは確かです

でも、わが石川県、能登にも魅力的な仏像が数多くあるんです!

本谷文雄氏は、そんな神秘的な仏像に魅せられ、とりこになった1人

あなたは何を感じるでしょう?
仏像♡LOVE♡な氏が贈る癒しの1時間

内容もさることながら、本谷さんの語り口もユニーク!
多数のご参加をお待ちしております!


【セミナー概要】
平成15年、能登空港がオープンした年に、石川県立歴史博物館において「能登 仏像紀行」展を開催しました。
その折に、事前調査で能登の寺社をくまなく回り、仏像と風景を撮影。
旧鳳至郡と珠洲郡、いわゆる奥能登に伝わる仏像と風景を紹介します


【講師プロフィール】
本谷文雄さん

白山市在住。
昭和29年加賀市に生まれる
昭和48年に東北大学文学部史学科に入学し、東洋日本美術史を学ぶ。
現在は、学芸主幹として、石川県立歴史博物館に勤務する


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《 イベント後記 》



身近(奥能登)なところに「お宝」が眠っていた!

石川県立博物館の学芸主幹をされている「本谷文雄」さんが、今回の講師を引き受けて下さった。

能登空港開設のおり、2年余を費やして何度も奥能登に足を運び、

そこに眠る仏像をくまなく調査した成果を聴かせてもらった1時間



正面・側面・背面・時には底(下)面からの写真も映し出され、

個々の仏像の見方・鑑賞のツボを教えてくれた

「座像」「立像」「玉眼」「玉歯」「一木造り」「寄木造り」・・

紹介されたのは、ほとんどが平安から鎌倉時代にかけてのものばかり

京都や奈良で、仏師によりつくられたものが多いらしい

確かな腕で彫られた上品で、美しい顔立ちが多い♡

「この仏像を見てください! これは輪島の○○というお寺にあった△△という仏像で・・」


そう言って、年代、根拠、特徴、自身の想いをノンペーパーで語る本谷氏

流ちょうなのは当然だが、穏やかながら力のこもった解説が印象的

信仰心はあまりない自分だけれど、

形あるものが、いかに儚く、脆いものであるかは知っている・・

何百年もの時を経て存在していることの凄さ、スケール感に「合掌」

愛情のこもった映像はつづく・・

茅葺の屋根・田植えを終えたばかりの水田・・・

すばらしい風景とセットで、悠久の時を刻んできた奥能登の仏像たち

厳しい自然と隣り合わせ、明日をも知れぬ生活を送る人々が、

心のよりどころにしてきた証の仏様

最後に本谷氏、小松・加賀方面にも素晴らしい仏像があると教えてくれた。

例えば、小松の那谷寺に安置されている「十一面千手観音像」とか・・

絶版になったという「写真集」片手に地元の仏像巡りができたら最高(復刻を望む)

春になったら、うらうらとご尊顔を拝しにでも行ってみようかな♪

地元再発見!楽しいお話ありがとうございましたヽ(^o^)丿

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