少々慌て気味にその場を後にして、再び山手線で新宿に向かった。
新宿について初めにすべきこと
帰りの高速バスの発着場所「バスタ新宿」」を確認しておくことだった。
前々回、新宿発の夜行バスに乗り遅れて「初!インターネットカフェ体験」をしたことを思い出す。
あの時、死にそうなくらい走って走って走り続けたにも関わらず到達できなかった挫折感から、新宿駅周辺をなめてかかると痛い目に合う(かもしれない)!という刷り込みができていた。
構内の案内所で聞いて南口であることがわかり、右に左に折れまくりながらやっと駅の外に出た。
空が大きく見えた。
道路を挟んで向こうに「バスタ新宿」の文字が光って見える。
こんな巨大なバスターミナルとは想像していなかった!
4Fまで行けと書いてある!そんなところに大型バスが来るのか?!
YES!来たのだった…
東京駅「鍛冶橋駐車場」から乗った時とはえらい違いだ。
写真は夜の「バスタ新宿」(これしか撮ってなかった)!
相当の数のバス路線が集結しているらしく、自動発券機・インフォメーションカウンター・待合室等々が完備されている。
とにかく、屋根がある!待合がある!座って待てる!って最高です!
安堵したところで時間調整に入った。
「増田勇一」氏の著書「ガンズ・アンド・ローゼスとの30年」を開く。
300ページに及ぶ内容を細かく見ていたら時間がいくらあっても足りない。
バカ正直に最初から一言一句、真面目に読んでたものだから、まだ半分ほどしか目を通せてなかった。
「やばい!肝心なのはここじゃない!」
今日、確実に語られるであろう4月のラスベガス公演と5月のAC/DCハンブルク公演のとこ…予習しとかないと!
焦りながらも、むさぼるように超ド級の集中力で読めるだけ読んだ!
速読と言うのをやったことはないけれど、読むと言うより、見て言葉を脳みそにコピーする感じ…疲れた…
18:00 再び新宿駅に戻る
Gooleナビを使って、自力で辿り着こうとするも、何を血迷っているのか方向を示す三角マークは方位磁石のようにクルクル動いて定まることをしない。
何だか商業施設の中を行け!と言われているが決断できないーー!
不安になり、近くにいた警備員らしきオジサンに聞いた。
「反対側に行きたいんなら、入場料払って駅の中を抜けるか、外に出てユニクロの横の道をまっすぐ行って、突き当りを右に折れると向こうに抜ける地下道があるからそこへ行ったらいい」
言われるままに歩くとやがて見えてきた!きた!「KABUKI町」のモニュメント!
来たよ!来ましたよ!
初めて足を踏み入れる未体験ソーン!
ひと昔前なら椎名林檎の歌う“歌舞伎町の女王”
最近では綾野剛と沢尻エリカが出てた映画“新宿スワン”
想像のなかの歌舞伎町は、昭和の匂いがプンプンで、外からみてるだけなら興味が尽きないミステリアスゾーンなんよねぇ~
暴力と欲とエロとマネーがごっちゃになった大人の歓楽街を予想してたけど、意外にもスッキリとした印象、ゴミひとつ落ちてない、昼間の片町より小奇麗なんじゃね?って感じ
なので期待(何を?^^;)したほどのドキドキ感はなかったなぁ…
Googleナビは相変わらず不安定、迷い悩みながらだけど、数分後ようやく着いてしまった!!
「LOFT/PLUS ONE」新宿・歌舞伎町のトークライブハウス
本日のメインイベントが掲示板に独特のロゴで示されていた!
ジワジワと幸福感が湧きあがってくる!
でーこのライブハウス、ちょっといいんでご紹介したい~♫
まずは建物正面でチケットの確認を受けて地下につづく階段を下りた。
ステージ、というか店長がイベントをしきるスペースがあり長テーブルが置いてある。
背景のイラストのタッチ、どこかで見た気がする…エロファンキーでちょっと赤面?
まずは店側から一日店長の紹介があって…
スタッキングチェアーと天板が外れるテーブルって使い出あるね
フロアーからこれらをどかしたらDancing Floor になる。
ちょっと高い位置から座してステージを見れる。ここはグループで使うと大いに盛り上がる!
イベントを後方から支えていたおニーサン、イベント屋さんなのだとか
どうよ!このいかにも年期の入った廃れ感と猥雑さ!
和の座敷があったり、前世期を感じさせるファニチャーだったり、ポップアートだったり
時代も国籍も超えた雑多感ハンパない空間なのに、妙に落ち着ける。
地下にありがちの天井の低さも感じない。
イベント前にドリンクは注文すること、もちろんお勘定はチケット代とは別
入り口でもらった番号をオーダー端末に打ち込みカウントされる。
飲食は、いわゆる居酒屋メニュー
小腹も空いてたので、つまみやすい「ソーセージ盛り」をオーダー
ちょうど、クラフトビアを中心にした「世界の」ビールフェアってのをやってたので…
ドリンクは、飲んだことのないビールを注文してみた。
メキシコ産の「ディ・オブ・ザ・デッド IPA」
「死者の日」なんて怖そうな名前だけどラテンアメリカ諸国の祝日らしい
コロナを呑みなれてる舌には、一瞬違和感が走ったがペールビールと書いてあったのをみて納得…
オーストラリア産の「クーパーズ オリジナル ペールエール」
クーパーズはオーストラリアの老舗ビールメーカー、口にするのは初めて!
こちらもペールビールでかなり力強さを感じた…度数も4.5%とやや高め
夜のトークライブハウスって、言うたら「夜活」みたいなもんやろ~と勝手に決めてかかる。
コミュニケーション主体の場というあたり、我楽店主としては、お店に興味が湧くのは当然なわけで…^^;
「一日店長」と言われる主催者(我楽で言うスピーカー)がいて…
この人はいろいろなジャンルの知識、経験をもった人で、店長権限?で、トークスタイルを自由に演出できる。
フリートーク・ディスカッション・ビデオ/スライド上映・演奏・パフォーマンスなど利用形態はさまざま
お客さんは「e+(イープラス)」などで事前にチケットを購入できる。
当日でも入れるみたいだけど、人気のあるイベントはこれやっとかないとアウトやね
入場もチケット購入(番号)順になっており、チケットを持っていないお客さんは入口でしばし待たされる。
キャパは、テーブル・椅子揃えで150人!
オールスタンディングなら300人は入れるらしい
金沢で言ったら「片町」あたり…で20年以上もこの規模の営業を続けて来てる店ってどんだけあるんやろか、違いすぎるな…
大量輸送できる交通手段があるから、どこからでもどんだけでも人は集まってくる。
平日の夜にフラリと深夜まで時間を過ごせる年齢層と生活スタイルをもつ人たちもたくさんいる。
店長となれるキャリア・スキルを持った人の数も地方に比べたらケタ違いに多いだろう
自分に集客できる魅力があるかが試される場でもあり…
店側のリスクも考えてみる
人件費を含め、当日かかる経費があるはず
あまりに客足が伸びず、原価割れってなったときのセーフティネットは?
たぶんミニマム客数は決まってて、満たないヤバい時は「店長」個人でかき集め、ってこともあるんじゃなかろうか
企画段階でどんなやりとりがされているのか、こっそり覘いてみたいもんです^^;
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/index.html
ということで、増田さんが登場する前にまたまた長文になったので、後編じゃなくてこれは中編にしときます。
次こそ間違いなく 後編に続く→
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