長い 長ぁ~いお盆休みが終わりましたね
ここ白山もおそらく昨日までは
全国各地から集まった山好きさんたちで
ごった返していたでしょうが
一夜明けたらルーティン作業に精出す月曜日
現実に戻っていくのですよ
働け 働け 遊んだ分働け と…
まっ 自分に鞭打つ日々の始まりですね
こんな日に白山に来てみれば
思った通り
市ノ瀬も別当出合も人も車もまばら
天気予報は明日は雨 行くなら今日でしょ
ただね お遊び登山と思うなかれ
今日一番の目的は忘れ物のピックアップ!
前回(8/3・4)そうあのドローンが飛んだ日
こざくら荘のあのタイトな更衣室に
どーしてだか
「ミレー」のアンダーウェア
「ドライナミック メッシュ ノースリーブ」
☟
を 忘れてきたのだ!
焦った!
気づいたのは洗濯物を取り込んだ時だった
上物は全部あるのに
ブラとノースリーブがない!ない!
大枚はたいたミレー!
室堂に問い合わせたら「あった!」と聞き安堵(ホッ)
しかし見つかったのはノースリーブだけだった
ブラはどこいった⁈
いやこの際 安いブラなどどーでもいい!
ミレーよ!ミレー!
室堂のお姉さん(だと思うw)にどーしますかと問われ
思わず「取りに行く!」と云ってしまった自分…
・・・・・・・
とにかく一枚¥4,600 (本体価格)+税の
高級アンダーウェアを
一日も早くこの手に取り戻したかった!
だから外せない 絶対 室堂経由!
どーせならまだ今年歩いていない観光新道歩いて
ひと月前に行けなかった展望歩道を歩いてみよう
と 決め さぁここから Let's start!
野趣あふれる樹林帯を抜けると
別当坂分岐
白山禅定道
ここを上ってくる勇気はまだないな(笑)
ここからが尾根歩きの真骨頂!
左右両側に広がる雄大な峰々
谷筋に見え隠れする堰堤にドキドキ♪
正面に「万才谷」の谷筋が見える
手前の砂防堰堤は「別当谷」
中央は「甚之助谷」柱状節理が見える
その向こうが「赤谷」
ここは3つの谷がよく見渡せる
堰堤同士をつなぐ工事専用林道が山腹を切り裂く
堰堤の歴史は白山の歴史そのもの
造っては崩れ 埋まり また造る
今も立派に役目を担ってるのが誇らしい♪
別当谷 左側の崖の一部
平成16年と18年に起こった地すべりの跡が見える
平成16年と18年に起こった地すべりの跡が見える
クリアに写せなかったのが残念
仙人窟 自然の窟(いわや)
偶然とはいえこれらの大石が重なり合う不思議
その中をくぐる禅定道
左手下に「湯の谷川」
ここにも堰堤がいっぱいかかってる
カーブだらけの道路の終点には何があるのだろう♪
進行方向をみる
この細尾根の右側には
「別当大崩れ」が露わになってるはず
左手:白山釈迦岳
左手前方
右手前方
左手前方
高度が上がるにつれて見え方が変わってくる♪
高度が上がるにつれて見え方が変わってくる♪
右手前方 岩萌え
ミルフィーユみたい♪美味しそうな岩
もー右に左にと目移りしそうな絶景
右手前方
岩コレ
殿ヶ池避難小屋
右手:別山・御舎利山からのチブリ尾根稜線
振り返り
タカネマツムシソウ
崩落しまくりの甚之助谷と避難小屋
手前 別当谷の崖にも緑は根付かない
切り出した石と木段のコラボ 美しい♪
釈迦岳 完全に眼下になった
蛇 塚(2,240m)
撮った方向が悪かった?石があまり見えない💦
室堂到着
第一目的 受付でミレーをしっかり回収して
御前峰を見に出れば
なんともまぁ閑散としたこと(好きだけどw)
展望歩道はここから
第二の目的 スタート!
展望歩道は外回り
きれいに整地された石畳♪
完全に花も終わり
次段階へと変化していた コバイケイソウ
陽に焼けたように色付く葉っぱの黄色が
夏の終わりを告げているよう
ミヤマリンドウ
りんどうと聞くと やっぱ「秋」だな
角度を変えて観る御前さん
静かだし 暑くも寒くもないし
お花はきれい♪
道は一本道 と思ってのほほんと歩いていた
ホント 何も考えず歩いていたら
ん? 前方に湖?
何故に湖?
えっ!
まさか!
白山周辺で湖と云えば「白水湖!」
マジか⁈ それじゃ岐阜へ下りてまう!
ってか もー岐阜入りしとるし( ̄▽ ̄)
今回は珍しく…
地図アプリを起動させていた
見れば一目瞭然
ヤバイ!
完全に外れとる
平瀬道を歩いとる――!
矢印が目的の「展望歩道」
どこで間違えた⁈
いやそれより戻ろう!
道は明らかな一本道だ!
分岐がどこかにあった⁈
そうだ!あったぞ!
300mくらいまえかな…
上りになるのがきついな…(不毛な独り言)
戻ってみると 三叉路があった(💦)
展望歩道側から案内板を見る
左に行けば室堂 右が今戻ってきた平瀬道 💦
何故 私はこの標柱の前の道を…
まっすぐ突き進んでいたのだろう
謎だ…
目的の道は伸びきった夏草に侵略されつつあった
視覚的に狭くなった登山道を掻き分け進んだ
とにかくもこれが正解の道
これは道迷いではない
ないが…
白山だから(初めての道でも)大丈夫だろう
という気のゆるみがあったことは認めよう
分岐を見流すなんて
誰かと一緒ならきっと気づいてた
これがソロ登山の怖いところ…
さて 今度こそ「展望歩道」の名が冴えわたる絶景
(ふり返り)
あの稜線が 平瀬道だろうか(苦笑)
アルプス展望台
よくぞ造ってくださいました!
ここでご来光を観るのもいいなぁ~♪
残念なのは視界が悪いコト
夏の空気は 透明度に期待ができない
進行方向に広がる「南竜ヶ馬場」
この登山道の施工をしてくれた業者さん!
いい仕事してると思うわ~♪
岩コレ
朽ちたシラビソのある風景♪(スキ)
と ルンルン気分で歩いていた時だった
突如 行く手を遮断された⁈
倒れた木が完全に山道を塞いでしまっていた
またまた ピンチか⁈
迂回路はないのか?と脇を覗くと人が踏んだ土の跡
ダケカンバが邪魔をする狭い空間だが
通って通れないことはなさそう
覗き込むと1mほどの段差があるが行くしかない
先にストックを放り投げると
エイッと飛び降りた
やれやれ 試練続きの歩道なのだ
沢が現れ始めた
小さな小さな一筋の流れが 何本も!
こうして流水は
束になり 源流になり 山を下る
地下に沈み また湧き出て 大地を潤す
南竜に戻ってきたことを実感する 木道
ひと月前に来た時には
白く咲き誇っていたコバイケイソウも
☟ ひと月前
今は 花も終わり
南竜山荘 ホッとする赤い屋根
すくって飲みたくなるよな 透明度
下って行く先は 万才谷♪
水枯れなところも
南竜分岐に向って水平道を歩いていると
気になる風景がこれ
☟
万才谷(マンザイダニ)の工事現場が見える
右側は甚之助谷の地すべり区域
その土塊量は日本最大級
それを助けているのは 隣の万才谷から
岩盤を通して浸透する流水なのだそうだ
工事は
万才谷から甚之助谷とは反対側の赤谷に
流水を逃がすための排水路を作るというもの
これで甚之助谷への流入を防げるらしい
不謹慎かもしれないが
私は荒々しい「地すべり跡」も好き♪
それが自然の生の姿だから
でも いくら岩好きでも
人間界に災いをもたらされては困りもの
人と自然の知恵比べ
いつ終わるとも知れない戦いが進行中♪
甚之助谷
右に小さく見えるのが 甚之助避難小屋
右側の山腹にみえる岩肌が 別当大崩れ
昭和9年の記録的な豪雨の際に崩壊した跡
午前中はその上を歩いていたと思うと
なんだか妙な気持ち
大地(ジオ)は生きている
この目に見える風景も1年に10cm動いている
白山は活火山だし
相当量の雪も降るし
時には台風の被害にも会う
だからこんな工事も当然のように発生する
ひと月前 ボヤいていた改修工事が
やっと動き出したようす
さらば!
(わたしのお尻を濡らした)
甚之助避難小屋の雨漏り
工事に携わる全ての皆さんに感謝<(_ _)>
最後に
中飯場辺りからみた 柳谷導流落差工
ガンバッテ 踏ん張って
幾重もの壁で土砂を堰き止めてくれてる姿が感動モノ
ちょっと気になったのが…
水の量 少なくないか?
不動滝が滝じゃなくなっている⁈
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
白山の夏は瞬く間に終わる
まだお盆過ぎだというのに黄色く色づいた
コバイケイソウには一抹の寂しさを感じた
でもお花ばかりが白山じゃない!
こんなに起伏と変化に富んだ山容であることが嬉しい
今まで知らなかった白山が
少しずつわかってくることが愉しい♪
次はどんな発見と驚きをくれることか
楽しみにしながら下山です
そして 忘れちゃいけない!
登山道を作ってくれた職人さんに感謝です<(_ _)>
◆その他の TAMA-SANPO はこちら
-◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇- -◇-
◆tamaネェの Facebook
◆我楽 Facebookページ
◆tamaネェの Twitter
0 件のコメント:
コメントを投稿