あさって木曜日は、恒例の夜活「ドリームナイト」そろそろ、献立を考えはじめてます。
モノによっては、前日から仕込みが必要な料理もあるし、ということは、食材は明日のうちに手に入れておかないといけないから…水曜は来店が比較的少ないので、暇なら仕込みを始めてしまうこともよくあります。
思えばイベント導入時は、ただただ無我夢中で走ってました。
最近は精神的にはかなり楽になってきたけど…
ホントに初期のころ、ワタシがワタシに課した仕事は、イベントを立ち上げることでも、スピーカーを探してくることでもなく…当日の「ごはん(献立)」を滞りなく提供すること
「苦手」なものがでたらご勘弁、でも店主の意地にかけても「不味い」ものは出せない!
とは云っても、多いときは20名(今と違って補助いすフツー)もの人がひしめき合う店内、料理は好きだけど、そんな大人数の胃袋を満たす「大量調理」をすることになるとは思いもしなかった。
イベントページにカウントされる参加人数が増えていくたびに、メニューを見直し、山のような食材を店に運び、昼前から延々カウンターの内側で仕込みに没頭していました。
大量ってだけで下処理にも時間がかかります。芋を剝く、千切りにする、軽量して成型する。何であれ4人前ならさっさと出来るのにそーはいかない
初めて作る料理は、味もさることながら、火の通り方ひとつとっても不安だらけ…昔、某企業の社食で働いた経験があるんですが、持ち場が決まった分担作業とは勝手も違う。
レシピはたいがい4人分用、それを単純に5倍(20人分)すればいいかといえば、そんなもんでもなく…特に塩加減を誤るとその料理は一発でパー!足すことはできても引くことはできないから…あと火は通っているだろうか…とオーブンのまえから離れられなかったり、毎回ドキドキもんでしたわ(苦笑)
迫る開店時刻…どーしても時間が足りなくなって、予定していた一品を断念ということもあったなー、ホント、なにが怖かったって…ミスが許される「時間」がなかったこと。でもまぁ、結局は経験と勘で乗り切るしかないんですけどね(笑)
講話が終わると20時過ぎ…皆お腹が空いてたまらんだろう…と気をもみつつ、大皿を幾つもカウンターに並べていく。形は自然と「ビュッフェスタイル」になった。ここまできて少し安堵(ホッ)
今思うと、我ながらよーやったなーと思う
自分を動かしていたのは何だったのか、今でもよくわかりません。ただ完成形だけは見えていた。最後に「ごちそうさま」と満足げに声をかけてくれるひとたちが想像できた…からなのかななんて…
自信があるとかないとかじゃなく…今できる精一杯のことをやっていれば、ノウハウとかコツってのはそんな中から見えてくるもんで…だから渦中の時は余計なことは考えなくていい…経験を積んでいけば、いろんなことが上向きになっていくと思うから
で、いきなりですが、イチローの名言をひとつ
あこがれを持ちすぎて
自分の可能性をつぶしてしまう人はたくさんいます
自分の持っている能力を
活かすことができれば可能性が広がると思います
何だか元気が出る言葉だったのでご紹介しました。
さぁまた、できることからコツコツと…いきましょうか
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