【別山(べっさん)】(標高2,399m)
白山は火山活動によりできた火成岩
別山は隆起による水成岩
白山から少し離れたところにあることが
山名の由来らしい
最短の登山道は「別山・市ノ瀬道」
標準コースタイム:5時間30分
(市ノ瀬からチブリ尾根経由)
今回は逆に下る これがなかなか…(苦笑)
白山は火山活動によりできた火成岩
別山は隆起による水成岩
白山から少し離れたところにあることが
山名の由来らしい
最短の登山道は「別山・市ノ瀬道」
標準コースタイム:5時間30分
(市ノ瀬からチブリ尾根経由)
今回は逆に下る これがなかなか…(苦笑)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
前夜からの雨は上がった!
まだ空は重たいけど昨日よりマシ
5:40 楽しかった南竜山荘をあとに出発♪
柳谷(川)を渡り 野営場を抜け 南竜庭園にでたら
木道を突き当りまで歩き 坂を下る
と…
沢に出た
渡る!
赤谷の沢渡り ちょっと緊張!
ヨツバシオガマ
クルマユリ
まずは皆が口を揃えて「シンドイ」という
「油坂(アブラザカ)」を上る
振り返り♪ さっき通った南竜ケビンの端っこが見える
振り返り♪ 南竜山荘も見えてきた
昨日まで向こうから見てたと思うと妙な感じ
それにしても気持ちのいい御前さま💖
コバイケイソウがそこかしこに
北アルプスが見えると云うので目を凝らしてみる
雲の上に確かに「槍」が見えた!…肉眼ならw
ダイモンジソウ
振り返り♪ ミヤマキンポウゲと一緒に
振り返り♪ なだらかに切れ込んだ谷あい♪
これは前方 あのピークは別山?御舎利山?
7:10 油坂ノ頭 に到着
上ってみた!
ここで 絶景を眺めながら朝食♪
出発 稜線上を行きます!
かなたに別山?!
ロードは花盛り!花祭り!
風が作った造形? シラビソはいつも愉しい
7:35 天池
いきなりのお池出現!
こんな天空にすごいよね~雲上だぁよw
オンタデ(ピンク)
オンタデ(白)
ハイマツの松ぼっくり
これも 白山は日本における分布の西限
種子を運ぶのは高山性鳥類のホシガラス
別山が見える~♬
この辺りは ニッコウキスゲの花園
クモマニガナ
振り返り♪ すごいとこ歩いてきたんやなぁ~💦
線香花火みたいな ミヤマカラマツ
まだまだ行きます!
ハクサンシャクナゲ
ハクサンフウロ
この真ん中の頂きの下部が気になる!
見て見たいけど無理ー!
ハクサンイチゲの群生
ハクサンコザクラの群生
ここも 移行期 チングルマ
キバナノコマノツメ
ここも コバイケイソウ の群れ
そして 風が強くなってきた!
雲が流れるのが早い
虫たちも恋の季節💖
黒いナメクジ?!
ついに真っ白
分岐 別山まであと 500m
石垣でできた別山石室
白山登拝者の宿泊施設となっていた
9:20 別山 到着
昔は「上り千人 下り千人」といわれるほどに賑わった
白山美濃禅定道 の途中にある山
起点は岐阜県白鳥町石徹白(イトシロ)
(約9時間の道のり)
別山神社
白山開山の僧「泰澄」が
聖観音の現身に会ったとされる祠
背景が白いせいか 祠の傍に咲く
ミヤマダイコンソウがやけに際立つこと
とにかく360度 どこをみても白いだけの世界
風も強い 白山も観えず…
リーダーに促されるままそそくさと移動
まぁここに来るまでに 沢山振り返ったし…
諦めは早かった(苦笑)
おっと!踏みそうになった💦黒いかたつむり?
さっきのナメクジはもしや…
家ナシ子やったりして?!
分岐 市ノ瀬まで9kmって…💦
でもとにかく!
御舎利山(おしゃりやま)標高2,390m
なんというか少々拍子抜け
次回は手書きの看板掲げるか?!w
さぁて 避難小屋まで未知の下り 行ってみよー!
これはこれはお見事な ハクサンシャクナゲ♪
白山は絶望的かと思ってたら一瞬の晴れ間!
ホント…一瞬のパノラマ!
それにしても この道 歩きづらい
急だし…
履いてきたのはトレランシューズ
軽くて楽だけど登山靴よりグリップ力が弱い
何度か滑り 転んだ
チブリ尾根避難小屋から御舎利山(上り)
一番キツイとは聞いていた
昨年 市ノ瀬から避難小屋まで行った折
雲がかった別山を眺めながら
行こうか行くまいか迷い 結局
行かなかった選択をしたことを少々悔いていた
が 今回思い知った!
(あの時)やっぱ 行かんでよかったやろ
いや しかし
そんなこんなが頭に浮かんでは消えて行く
浮石には注意 踏んではいないはず
ただ一心不乱に下りていたつもりだった
そのとき 足が滑った
谷側の傾斜に吸い込まれ
でっかい石が磁石のようについてきた!
当るかと思ったけど
石は身体のすぐ横を滑り落ちて行きセーフ
(ふーっ)
今日は おNewのザック
50㍑用を40㍑用に絞って使用
補給ができないことがわかっていたので
水は1.5㍑持った
いつもより重く慣れないザックに振られて
上体はすぐにいうことを利いてくれない
重心はどこいった?!(苦笑)
それでもまぁ はずみをつけて身体を捻り
目についた近くの木の枝を掴んで山道に戻った
見ると ストック曲がっていた
収納が出来ない💦
狭い山道では軽く足滑らせただけでも
方向が悪いと滑落ってことになる
草で見透し悪いと傾斜の程度もわからん
雨の鞍掛山で滑った時と似ている
集中力! 大事
このあとは少し楽な道になった
暫く歩くと
開けてきた
今来た道 この振り返りは楽しくない(苦笑)
樹林を抜けたところにある展望台から
チビトトロがいっぱいw
おっ 小屋が見えてきた!
11:15 チブリ尾根避難小屋 到着
(標高1,900m)
ここから観る白山は抜群の安定感
でも 別山はこれ
小屋にはたくさんの人がいた
これから別山に上るひと
私たちのように 市ノ瀬に下りる人
それぞれがバーナー持参で
思い思いの昼食をとっていた
この先まともな休憩はないと思い
残っていたおにぎり2個を胃に押し込んだ
岡田君のフェイタスサポーターも装着!
よし 万全だ!
じつはこの日 日帰り組が
私たちの後を追いかけてきていた
前回一緒に 雪上お池めぐりをした
アスリートハイカーF君とMちゃんである
別当出合-砂防新道-南竜-別山・・
今頃どこかな と思ってたら
小屋からでたときにバッタリ!
ハヤッ!
2人にとっても御舎利からすぐの下りは
相当にハードだったらしく
暫く休んでもらってこちらは先を急いだ
なんたってここから市ノ瀬まで
まだ 6.6km もあるのだ
その現実をこのあと思い知らされることとなる
サンショウウオのいそうな溜池を過ぎ
縁がピンク色のツマトリソウに癒されたら
気持ちのいい尾根歩き
ギボウシやササユリやニッコウキスゲ
皆 気持ち良さげに咲いている
一年ぶりのご無沙汰♪ 私が好きなシラビソ君
樹林帯に突入! ここからが長いなぁ
ダケカンバの林から
ブナ林へと高度は下がる
大好きな樹だけど眺めているお気楽さはなかった
今回は癒されてる気がしない
曇天の中 同じ景色の連続に思える
そしてウェットで狭い登山道
楽しむというより飽きてくる
(なんて勝手なんでしょ💦)
とにかく 集中力が落ちるのが怖い
13:30 展望台
避難小屋から 2.2km 歩いてきた
食べても食べても減らないかき氷みたいだ💦
ここから市ノ瀬までまだ 4.5km もあるのか~ひぇー!
去年は見なかった倒木 でかい
癒されるとすればやっぱこれだろな~
チブリの森で一番目についたのが
アジサイ
タマガワホトトギス
(変わった名前だなぁ)
そして
追いついてきたMちゃんと♪
立ち止まってふと見るとやっぱり
チブリの森は優しい静けさに満ちていた
サンカヨウの実
トチバニンジン
人面木!
森を撮る気力も失せて…30分ちょっと
15:10 登山道入り口「猿壁」到着!
工事用道路を渡った先にある砂防堰堤に引き寄せられ
暫し 癒される
細谷川
南竜山荘と野営場の間を落ちていった水に再会
私が14km(10時間)もかけて歩いた脇を
数十分で駆け下りてくる
急坂ほど私は鈍くなるけど
アナタはむしろ勢いづく(苦笑)
堰堤のある風景って好き
人類の知恵と悠久の歴史が堆積した河原
ひととき眺めていたら
ようやくいつもの感覚が戻ってきた
あと少し
15:40 市ノ瀬 到着
白山三峰 ついに踏破!
甚之助避難小屋に寄るたびに仰ぎ見ていた
憧れの「別山」へ至る山歩が遂に叶った!
あちら側がこちら側になり
見えた景色は想像以上の感動をくれた!
ホント
こんなに「振り返り」が愉しい山行は初めて♪
そして
新しい目標ができたのが嬉しい♪
★別山山頂から御前峰が観たい!
(市ノ瀬から別山へのピストン山歩♪)
★南竜野営場でテン泊がしたい!
(展望台からのご来光コミコミ♪)
う~ん わくわくが止まらない♬
同行者に感謝! 白山に感謝!
◆「南竜~別山~チブリ尾根」一日目はこちら
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