2019/07/02

TAMA-SANPO⑯~一揆敗れて山河あり~「鳥越山(鳥越城跡)」歴史探訪ハイキング♪

「たま山歩/未踏の山道をもとめて~2019.6.27」


山頂(城跡)からの眺めは最高!

【鳥越山(鳥越城跡)標高312m)
(石川県白山市三坂町)

鳥越山は大日川と手取川の合流点に位置する
その山頂に築かれた中世の山城が鳥越城


丘陵の先端部にあって(東西約400m 南北約1200m)
現在は復元された石垣と門が残る

大日川を挟んだ対岸に位置する
二曲城(フトゲジョウ)とともに国の指定史跡

2017年「続日本100名城(136番)」に選定された


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


今回は 地元の歴史好きが集まるグループの
史跡巡りに混ぜてもらった

車でも行けるのだけど舗装道ではなく
旧来 使われていた山道ルートがあるという

歴史解説を聞きながらのゆるゆる山歩♬愉しみ!
スタート!(10:30)




鳥越と云えば「白山別宮神社」


白山7社のひとつ ここからスタート!
すぐ傍には大日川の流れ


引率は地元の歴史に詳しいオジサマたち


並行する国道360号線をトンネル方向へ
鳥越市民サービスセンター前を過ぎ東へ進みます


杉木立の林道に入ります


暫く行くと


どうやら ここが登山口?!


お隣にお地蔵さん


標識の指すままに樹林帯に分け入ります


よくある杉の人工林
昔はもっとスッキリしてたかな

殿さまはともかく
この坂を上り下りするご家来衆は大変だなと思った


緩いけど地味に長い山道
ドクダミの白い花がやたらと目立つ


途中に 空堀のあと


30分ほど歩いたら視界が開けた


おーナイスビュー♬


「二の丸跡」


印の木杭だけが跡を留める


城郭の角に設けた櫓「隅櫓」


「中の丸門」



門の外には何やら下りていけそうな道が…


その横に お休み処?


の向かいに



「桝形門」



そのさきに


「本丸門」




中から見る 門の左側に高台がある


ステップがあるので上ってみた


「本丸望楼台跡」


から観る眺め


本丸跡が一望できる


◆ウィキ丸写しの要点解説を上げておこう( ̄▽ ̄)

白山麓山内惣庄の旗本 鈴木出羽守 を城主とし、天正初年(1573年)頃、織田信長による加賀一向一揆討滅の経路がはかられる中で、門徒集団である山内衆の抵抗の拠点として築城されたもの。

天正8年(1580年)、織田方の柴田勝家軍によって落城し、山内衆の主領 鈴木一族ぼされる。その後この城は織田方の吉原次郎兵衛の管理下に置かれたが、白山麓門徒の抵抗は続き、攻防戦が展開された。

しかし天正10年(1582年)3月1日、織田方の佐久間盛政によって鎮圧され、三百余人に処せられた。

この城は、加賀一向一揆栄光挫折を最後まで担い続けた、白山麓門徒たちの記録として歴史上の意義をもつ。


凄いねー!

あの織田軍相手に互角以上に戦えたのは
この城がロケーションに恵まれていたことにあります

東に手取川 西に大日川
この川に削られてできた高台の場所が鳥越山

とっても見晴らしがいいから戦いには絶対有利!
実際 柴田軍はこの城を戦闘では落とせなかったらしい

難攻不落を可能にした地の利
それを活かしきった出羽守さん アッパレ!

最後は一族郎党・門徒たちも皆殺し
という結末で終わったところが歴史の悲劇

複雑な想いに心がざわつきました



解説を聴きながら移動


悲しい歴史「一揆敗れて山河あり」


世界に類を見ない「百姓の持ちたる国」


「加賀一向一揆最後の砦」


案内板は広い駐車場にあった
トイレもアリ

ふつうはここから入るようです


味気ないアスファルトの道路を下ります

途中から林の中に入るはずだったらしい
けど 道がわからず断念

ひたすら歩いていたら



祠 発見!

20~30分後


反対側の というか
Google 検索ででてくる登山口に到着(12:50)



道路反対側に広がる小高い山並み
農道と一面に広がる田んぼ

のどか~な鳥越を実感♪


アマガエルの大量発生を見つつ


別ルートらしい城への入り口を発見したり
(草が鬱蒼としてて入山は躊躇う)


「締め付ける樹」を目の当たりにしたり


まぁこんなかんじで山歩は終了しました

午後からは「二曲城」まで歩く計画がありましたが
わたしはここで ジ・エンド

「道の駅 一向一揆の里」でメンバーを見送り別れました

短い時間でしたが
歴史探訪がメインだったので満足です

歴史を研究されてる人や愛好家の皆さんの
想いのこもった解説を聴きながらの山歩

楽しかったー!また誘ってもらおう♪
ありがとうございましたー!



『〆の温泉』☟


「弘法の湯(バードハミング鳥越)」☝
http://www.hakusan-spa.com/c6033.html

鳥越で遊んで汗をかいたらここ!



バーハミから帰路につくとき必ず通る橋がある

ここから観る手取川の景色が好きで
よく車を停めて眺めている

「ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず…」
方丈記の一節

なんで無常? ああそうか

数えきれない人の生き死にを見てきたはず
なのにこの川はこんなに清々しい

人の世は 無念・無常…



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