2017/05/07

『憧れの"ツアコン"もどきがゆく!前編~白山の秘湯を体験!~』




旅の客人をエスコートしたい、そのための「旅行プラン」を立てる
これがメチャメチャ楽しい!
まるでツアーコンダクターになったような気分♬

5月5日と6日、GWを利用して友人夫妻が、都会からやってくる
これは一肌脱がねばと思い、ここひと月ほどあれこれ考えを巡らせてきた。

旅の一番の目的が「garaku」に来ること!

そこを一番に踏まえて無理のないプランと云うと…
ご当地「白山市」と「金沢」周辺を楽しんでもらうのがいいと思った。

そんなわけで、まずは宿の予約
我楽の近く且つ、金沢への利便性がいいということで松任駅周辺にしてもらった。

そして重要なのが「立ち寄り先」の選定。
旅の醍醐味は、非日常の「食う、飲む、見る」を体験すること

知人だからこそできる、プライベート旅行ならではの計画を立てたい。
ってことで、色んなひとにリサーチかけてたんだよね


金曜の夜は、音楽好きのお客さまを集めて「Welcome Rock Night🎸」を決行!
ノリに乗ったはいいけど、飲みすぎがたたり翌朝は体調不良に陥ってしまい…

午前中の「白山神社総本宮の神域を訪ねる」ツアーは断念!
それでも気を取り直し、いざ白山麓へ!

しかしこれも…逸る気持ちとは裏腹に天候には恵まれず
(GW中、唯一と云っていい雨模様)

開山1300年を迎えた霊峰白山を仰ぎ見てもらいたかったけど、ついに一日を通してそれは叶わなかった。

それでもその山懐に入ることはできる!いざ白山の秘湯へ!
遠来の客をまずお連れしたのが、今シーズン開湯したばかりの『にしやま旅館』

我楽から1時間ちょっと、「白山白川郷ホワイトロード」の中宮料金所手前を、横道に入って少し行ったところ、中宮温泉で有名なところだ。

ここには昨年の秋、通行閉鎖間際のホワイトロードをドライブした帰りにふと立ち寄ったので覚えている。

そのときは、旅館には入らず、隣接した庭園につくられた足湯につかり、そばを流れる川のざわめきに癒されて帰ってきただけだった。

いつかまた来よう!と思っていたところ、地元の友人の勧めもあり、こちらの昼食と温泉をいただくことにした。

雨に煙る佇まいもまた味わいのある坂、渓流、そして建物
出迎えてくれた主人は、もろ癒し系でまったりと出迎えてくれた。

玄関を入って正面の囲炉裏端で、まずは昼食をいただくところからスタート!
ニジマスの洗い、イワナの塩焼き、アザミ、センナ、ヨモギ、ワラビ・・等々

周囲の山々で採れた山菜や川魚などの山麓料理を堪能した。
「旨い!」を何度も口にする友人を見てホッと一安心






食事の後は、一服して温泉へ、
ここの温泉の特徴は、胃腸病によく効く「飲める湯」だということ

浴場の場所がちょっと変わってて、まず云われたのが…

「2階に内湯、露天は4階にあります。いちど着替えてからいかれることになるかと…」
「!」
「2階と4階に分かれている?」

そう聞いたらまずは4階に行きたくなる。

「露天風呂、最初に覗いてみない?」
「OK」

ということで、女性露天風呂「めいろの湯」へ直行した。
扉を開けると目に飛び込んできたのは緑一色の山肌と大きな「桶風呂」




屋根はなかった。そして小雨が降っていた。
にも関わらず、「浸かってみたい」という衝動が抑えられず…
迷わず「露天風呂」に呼ばれることにした。

まろやかな湯触りが気持ちいいー、備え付けのコップでお湯を飲んでみた。
軽い塩味、と、身体によさげな風味が感じられる。

(この中宮温泉の湯は販売もされている)

そして目の前の山肌に目を移すと木々が交錯するなかに何やら動くものが…

「猿がいる!」 友人びっくり!

見れたらいいなぁ~と思っていたら、これこの通り
ついてる!^^

湯から上がり、あらためて館内を眺める。
囲炉裏周辺でまず目に飛び込むのは、白山麓の野生の動物たち…の剥製。
じつにリアルで美しかった。






100年以上も前から秘境の湯治場として愛されてきたこの宿の歴史が、館内のそこかしこに見てとれる。

その歴史を受け継ぎ、いまの旅館を担っている“喜治”さんがまたナイスな癒し系…
短い時間だったけど、丁寧な接客でもてなしてくれてじつに気持ちよかった。




そーして旅館をあとにして里に下りていくコース取りとなる。

「道の駅瀬女」に立ち寄って白山麓の特産品をお買い上げ
「伝好」で堅豆腐を購入 (ワタシはおぼろとうふ^^)
「白山比咩神社」に参拝


Hちゃんは、今は神奈川に住んでるけど長野育ち、山ばっかで退屈かなと思ったら…
「カラマツが多いのよねー、緑濃いしさー!ここいいねぇ~、開けてて全然違う…」

どうやら、ブナやらスギやら中木、低木、入り乱れた緑のグラデーション、車窓からの景色がお気に召したみたい♪

あー、やっぱり来てよかった白山麓、ここはいつ来ても、誰にもとっても優しい
ただ、ホンマモンのツアコンほど、気の利いたガイドができんかったのが悔しー(一一")


で、あっという間に午後の部が終わる。
一旦、家とホテルに戻り、いざ夜の部へ…

後編はこちら
  ↓
http://garakutama.blogspot.jp/2017/05/blog-post_8.html

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『にしやま旅館』HPはこちら 
     ↓
http://www.nishiyamaryokan.jp/

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