今年の夏から秋にかけて、やたら自分の中の琴線に触れた、それが「戦争」
映画も観た、書物も読んだ、動画も見た、広島へも行った。
で、唐突だけど3本の映画を紹介したい
これらは戦闘に使われた箱物(兵器)を中心に描かれている。
日本人として、ぜひ知っておいてもらいたくてチョイス。
(実物に忠実であるかどうかは正直わからない、がかなりリアルに再現されていると信じたい)
①「出口のない海」(特攻兵器/人間魚雷“回天”)
太平洋戦争末期、回天特別攻撃隊で出撃した若者の姿を描いている
原作は、横山秀夫の同名小説
★こんなことがわかる!
・人間魚雷「回天」の大まかなしくみ(操縦席含)
・回天搭載潜水艦の内部(指令室・居住部)(伊36潜)
・工廠(軍隊直属の軍需工場)兼訓練基地である、山口県光基地
・基地での授業風景、搭乗訓練のようす
・「特殊兵器(回天)」搭乗志願を募る場面(海軍対潜学校)
見どころは「回天」とその搭載潜水艦「伊号第三十六潜水艦(伊36潜)」が戦闘中の場面。
戦闘中と云っても敵とのバトル風景は一切なく、艦内では人間心理を追ったドラマが描写される。
そして舞台となる潜水艦内部の構造や計器類が配置されているさま、回天との交通筒の部分も描かれている。
また「回天」搭乗員が待機する部屋は一般の隊員たちより格上の家具が配置されているように見える。
艦長らの言葉も慈愛に満ちていて、軍神として大切に扱われていたのがわかる。
海軍対潜学校で、「挺身肉薄一撃必殺を期する特殊兵器」への搭乗が、命の危険を伴うものであることを覚悟のうえで、並木(海老蔵)は訓練基地「山口県光基地」にやってくる。
そこで初めて「回天」と対面し、その後は確実に戦果を上げる「死」を目標に授業が進められる。
この様子も「回天」を理解する一助になる。
回天内部を縦半割りにし、操縦室に見立てた操作シミュレーション風景からも、相当扱いにくい代物だったことがわかる。
★ちょこっとおまけ
海老蔵がいい感じのぼっこさを出してて好感が持てる。
好みは伊勢谷のほうだけど…主役を喰っちまいそうなキレッキレの演技、クールな面立ちと白パンで浜辺を走る姿に脳幹がショートしそうではあったが…ま、許すw
香川照之、いいひとぶりにホッとさせられる。
ヒロインの上野樹里、のだめが大好きな私にとって、大和撫子的な彼女はやや違和感あり
戦争映画なのに、重苦しすぎないという不思議な透明感がある作品。
ストーリー他(ウィキペディアより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E5%8F%A3%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E6%B5%B7
監督 佐々部清
脚本 山田 洋次 冨川元文
出演 市川海老蔵 伊勢谷友介 上野樹里 塩谷瞬 柏原 収史 香川照之
2006年公開(松竹)
この映画は、なんとYoutubeで無料配信されている!
やはりDVDで観るのがおススメですが、細かいところにこだわらなければOK!
撮影に使われた回天内部のレプリカは、山口県周南市にある「回天記念館」に置かれていると云うことです。
↓
http://www.city.shunan.lg.jp/site/kaiten/
★★おまけのおまけ
広島県呉市にある「大和ミュージアム」に展示されている「回天」十型をこの秋に見た。スリムでとても美しいフォルムをしていたのが切なかった。
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